この記事の要約
※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました
09/24 07:00現在Win11(24H2)の帯域外KB5068221とWin11(23H2)のロール・プレ:KB5065790だけが配信されています。
追加で配信があれば掲載します。
この記事について
この記事は、2025年9月第4週に配信されたWindows Updateの定例更新に関する詳細情報を提供するものです。
なお、本サイトの記事ではMicrosoftのKB情報提供方法の変更点に対応し、正式版KB公開時の記事では、必要性を鑑みプレビュー版と正式版の情報を統合して記載しています。
また、独自情報として既知の不具合のほかに「KB内容から発生が予測されうる不具合の予測」を提供しています。
項目 | 内容 |
---|---|
KB配信期間 | 2025年9月 第4週 |
主要KB(KBナンバー) | Win11(24H2): 9/24 07:00現在未配信 Win11(23H2): KB5065790(09/24) Win10(22H2):9/24 07:00現在未配信 |
悪意のあるソフトウェアの削除ツール | 今回はありません |
.NET/.net更新 | KB一覧参照 |
Dynamic Update 他 | 帯域外(臨時):KB5068221(09/23) |
キーワード | Windows Update, KB, 2025年9月 更新, Windows 10, Windows 11, 不具合, 障害, セキュリティ, 予測, 予防, 解決策 |
対象OS/Ver. | Windows 11 (24H2, 23H2), Windows 10 (22H2) |
情報元PC | Win11 (24H2) AMD CPU実機, Win11 (23H2) AMD CPU仮想マシン, Win10 (22H2) AMD CPU仮想マシン |
対象読者 | Windows Update関連情報を求めるユーザー、PCの安定稼働を重視する方、情報システム担当者など |
AIの利用 | 記事中の記述事項の調査・整理・予測に、AIを利用しています |
履歴 | 2025/09/24…初版公開 |
本文
1. アップデート適用前に推奨される処置
1.1. 必須処置
明示的にシステムの復元ポイントを作成しておく
Windows Update適用前には、万が一の事態に備え、必ずシステムの復元ポイントを手動で作成しておきましょう。「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの保護」から、「2025年7月WU適用前」など、分かりやすい名前をつけて作成してください。これにより、問題が発生した場合に簡単に以前の状態に戻すことが可能です。
BitLocker回復キーの再確認と複数箇所への保存
BitLockerを使用している場合は、アップデート前に回復キーが正しく保存されているか再確認し、もしもの時に備えて複数箇所に保管しておくことを強く推奨します。aka.ms/myrecoverykey からMicrosoftアカウントに保存されているか確認できるほか、USBメモリや紙に印刷して保管するなど、アクセス可能な状態にしておきましょう。
1.2. 推奨処置
システム全体の完全なバックアップ
より確実な安全策として、信頼できるサードパーティ製ソフトウェアを用いて、OSを含むシステムドライブ全体のイメージバックアップを取得しておくことをお勧めします。これにより、深刻な問題が発生した場合でも、OSやアプリケーション、設定を含め完全に復元できます。
重要なデータの外部ドライブへのバックアップ
これは日常的な習慣として重要ですが、大型アップデート前には特に、作成中のドキュメントや写真、動画など、失われると困る重要なデータを必ず外部ドライブやクラウドサービスにバックアップしてください。
2. OS・バージョン別アップデート詳細
お使いのOSとバージョンに合わせて、詳細な更新内容をご確認ください。
現在 MS は、毎月第2週の正式版 KB 発表時に前月第4週に配信した プレビュー KB の内容はそちらを参照するようにということでアナウンスするため、KB の内容が一目で把握しにくくなっています。このサイトでは、プレビュー KB の内容と翌月のの正式版 KB の内容を比較検討して統合して掲載しています。
2.1. Windows 11 Version 24H2
このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と、前回のプレビュー更新で提供された多くの新機能や改善が含まれています。
ダウンロードページへのリンク
帯域外(臨時):KB5068221
ロール・プレ:09/24 07:00現在配信されていません。
2025-09×64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5068221) (26100.6588)
2025 年 9 月 22 日 — KB5068221 (OS ビルド 26100.6588) 帯域外
ハイライト
この更新プログラムは、特定の非セキュリティ問題を修正するための、定例外(OOB – Out-of-band)のオプション更新です。
主な目的は、仮想化環境(App-V)でMicrosoft Officeアプリがエラーになる問題を修正することです。
これは累積的な更新であるため、以前の月例更新KB5065426で提供された、すべてのセキュリティ修正や品質向上(MSI/UAC問題の修正など)をすべて含んでいます。したがって、KB5065426をまだ適用していない場合でも、このKB5068221を適用するだけで、すべての最新の修正が適用されます。
品質の向上と修正
【KB5068221で新たに追加された修正】
- 仮想化とプラットフォームの互換性: Microsoft Application Virtualization (App-V) 環境で実行されているMicrosoft Officeアプリが、ダブルハンドルクロージャが原因でエラーになる問題が修正されました。
【以前の更新プログラム(KB5065426)から含まれる主な修正】
- アプリの互換性 (MSIインストーラーの問題): 8月の更新以降、特定のアプリ(Office 2010やAutodesk製品など)の修復やインストール時に、管理者以外のユーザーに予期せずUACプロンプトが表示される問題が修正されています。
- ネットワーク (NDIの問題): 8月の更新以降、OBS StudioなどでNDIを使用して画面キャプチャを有効にすると、音声が途切れる問題が修正されています。
- ファイルサーバー: SMBクライアントの互換性監査機能が有効化されています。
この更新プログラムに関する既知の問題
2.2. Windows 11 Version 23H2
このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と、前回のプレビュー更新で提供された品質の向上が含まれます。
ダウンロードページへのリンク
ロール・プレ:KB5065790
2025-09 Cumulative Update Preview for Windows 11 Version 23H2 for x64-based Systems (KB5065790)
2025 年 9 月 23 日 — KB5065790 (OS ビルド 22621.5984) プレビュー
ハイライト
このアップデートは、Windowsのセキュリティを強化する月例の更新プログラムです。
また、2025年8月末に配信されたプレビュー版(KB5064080)で提供された、エクスプローラーの安定性向上やファイル共有の遅延問題など、多数の品質向上がすべて含まれています。
プレビュー版で既知の問題となっていた、特定のアプリで予期しないUACプロンプトが表示される問題が、この更新プログラムで修正されています。
品質の向上と修正(プレビュー版KB5064080から統合)
- 【修正済み】アプリの互換性 (MSIインストーラーの問題): 8月の更新以降、特定のアプリ(Office 2010やAutodesk製品など)の修復やインストール時に、管理者以外のユーザーに予期せずUAC(ユーザーアカウント制御)プロンプトが表示される問題が修正されました。
- エクスプローラー:
- 多数のSharePointサイトを同期している環境で、フォルダー操作やコンテキストメニューを開く際のパフォーマンスが低下する問題を修正しました。
- エクスプローラーが「最近使用したファイル」などを表示せず、デスクトップフォルダの内容のみを表示することがある問題を修正しました。
- ファイル共有: QUIC経由でSMB共有上のファイルにアクセスすると、予期しない遅延が発生する可能性がある問題に対処しました。
- ネットワーク接続: グループポリシーの更新後、Wi-Fiが自動的に再接続されないことがある問題を修正しました。
- 入力: 中国語(簡体字)IMEで、一部の拡張文字が空のボックスとして表示される問題や、GB18030-2022要件に準拠するためのUnicode文字の表示に関する問題が修正されました。
- リモートデスクトップ: リモートセッション中にカメラを追加または削除した後、カメラが表示されなくなる問題を修正しました。
- その他: 組織向けWindowsバックアップの一般提供開始、Copilotキーの信頼性向上、特定の携帯電話会社のプロファイル更新、ファミリーセーフティの承認プロンプトが表示されない問題の修正などが含まれます。
- サービススタックの更新: Windows Update自体の信頼性を向上させるためのサービススタック更新プログラム(KB5064743)が含まれています。
この更新プログラムに関する既知の問題
2.3. Windows 10 Version 22H2
このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と、前月(8月)に発生した複数の問題に対する修正が含まれます。
ダウンロードページへのリンク
ロール・プレ:09/24 07:00現在配信されていません。
3. 今回分のKB適用で発生する可能性のある障害
今回分で発生する可能性のある障害の予想です。
※ 既知の不具合以外で発生が予想されうる障害を独自に予測しています。
MSが発表しているKB内容に基づき「私が勝手に予想した事柄」ですので、読み物程度に考えておいてください。
利用方法としては頭の隅に留め置いて、手元で障害が発生した場合に「そういえば…」と思い返していただいて役に立てば幸いと言う程度です。
それでは、OS/バージョン別に見ていきましょう。
3.1. Win11(24H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
KB5068221の新規修正に伴うリスク(限定的)
- 他の仮想化ソフトとの競合(可能性は低い)
- 【予測の根拠】: 今回の唯一の新規修正は、仮想化技術「App-V」に関するものです。この修正が、他の仮想化ソフト(VMwareなど)や、サンドボックス系のセキュリティソフトの動作に、予期せぬ影響を与える可能性はゼロではありません。ただし、App-V自体が非常に特殊な技術であるため、このリスクに該当するユーザーは極めて少数です。
以前の更新(KB5065426)から引き継がれるリスク(こちらが本命)
この更新は累積的なため、9月10日に配信されたKB5065426の問題点やリスクがそのまま含まれます。こちらの方が大多数のユーザーに関係します。
- 一部の古いNASや複合機でファイル共有が遅くなる、または接続できなくなる可能性
- 【予測の根拠】: ファイル共有機能(SMB)のセキュリティ監査が有効化された影響で、古い機器との互換性の問題が発生する可能性があります。
- 特定の業務アプリケーションや古いソフトで、インストールや修復に失敗する可能性
- 【予測の根拠】: MSIインストーラーのUAC(ユーザーアカウント制御)の挙動が修正された副作用で、非標準的なインストーラーを持つソフトが影響を受ける可能性があります。
- 一部のストリーミング・配信ソフトで、映像と音声の同期ズレ(遅延)が発生する可能性
- 【予測の根拠】: NDI(Network Device Interface)の修正が、OBS Studio以外の配信ソフトやキャプチャーボードとの組み合わせで、新たな遅延問題を引き起こす可能性があります。
結論
この更新プログラムを適用するリスクは、前回の定例更新(KB5065426)とほぼ同じです。App-Vを利用していない大多数のユーザーにとっては、実質的に何も新しいリスクは追加されていません。
3.2. Win11(23H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
今回のKB5065790では、プレビュー版から引き継いだExplorerやファイル共有の修正に加え、セキュリティ強化の一環としてMSIインストーラーの挙動にも変更が加えられています。
これらの変更点から、以下のような不具合が発生する可能性が考えられます。
- 一部の古い業務アプリやカスタムツールで、インストールやアップデートに失敗する可能性 【予測の根拠】: プレビュー版から問題となっていたMSIインストーラーのUAC問題を修正しましたが、これはセキュリティを強化するための変更です。その結果、正規の作法に則っていない古いインストーラーを持つソフトウェア(特に企業向けの内製ツールなど)が、この新しいセキュリティ要件に対応できず、インストールや修復に失敗するケースが考えられます。
- SharePoint以外のクラウドストレージ(Google Drive, Dropboxなど)で、ファイルの同期状態の表示が不安定になる可能性 【予測の根拠】: 多数のSharePointサイトを同期した際のパフォーマンス問題を修正しましたが、この種の修正はエクスプローラーのファイル状態表示の仕組みに影響を与えることがあります。その副作用として、直接関係のない他のクラウドストレージクライアントの同期アイコン(オンラインのみ/ローカルに存在など)が正しく表示されなくなる可能性があります。
3.3. Win10(22H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
N/A
4. 悪意のあるソフトウェアの削除ツール (KB890830)
今回はありません。
5. Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートに対処する
Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートは、ユーザーの意図しない環境変化を引き起こす可能性があります。以下の点に留意し、必要に応じて対応を行ってください。
5.1. 誤って24H2へのアップデートが始まったのを止める方法
誤って(意図せず/予期せず)24H2へのアップデートが開始してしまった場合は、慌てずに以下の手順で対応してください。
- ダウンロード中の場合: Windows Update設定画面で「更新の一時停止」操作を行ってください。クリーンアップに時間がかかる場合がありますが、そのまま待ちます。
- インストールが始まってしまった場合: 途中で停止するとOSに不具合が発生しやすくなるため、そのまま完了させてください。完了後にPCを再起動し、起動オプションから「以前のバージョンに戻す」(ロールバック)を試みてください。
5.2. 24H2へのアップグレード自体を停止する方法
自動更新を停止する方法として、以下の手段を検討してください。どうも24H2へのアップグレードだけを個別に止める方法はなく、システム全体の自動更新停止が唯一の手段のようです。
- Windows Pro / Enterpriseエディション: ローカルグループポリシーエディターで自動更新を無効化する。
- Windows Homeエディション: レジストリ操作で自動更新を停止する。
詳細な手順は、以下の外部記事を参照してください。
簡単!Windows 11 24H2への自動更新をブロック!自動アップデートさせない方法とアップデートを元に戻す手順 画像付きで解説【初心者向け】2025年2月版
重要:過去にローカルグループポリシーエディターで設定していた方も、Home版では設定が反映されなくなった事例が報告されています。Home版ユーザーはレジストリでの停止方法への切り替えを検討してください。
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Q&A
-
Q:アップデート後にPCの調子が悪くなりました。まず何をすれば良いですか?
- A:まずはPCを再起動してみてください。一時的な問題はこれで解決することがあります。改善しない場合は、Windows Updateの設定画面から該当のKBをアンインストールするのが最も基本的な対処法です。それでも解決しない場合は、アップデート前に作成したシステムの復元ポイントを使い、PCを更新前の状態に戻してください。
-
Q:Win11の23H2を使っています。勝手に24H2にアップデートされてしまいますか?
- A:短期的には停止できますが、Windows 11 23H2のサポートは2025年11月11日に終了するため、注意が必要です。
サポート終了が近づくと、お使いのPCの安全を維持するため、Microsoftは24H2への機能更新プログラムを自動的に開始します。そのため、記事中のセクション5で解説しているアップグレードの停止は、あくまで一時的な延命措置にしかなりません。
もし24H2の安定性に不安がある場合は、アップグレードを単に停止するだけでなく、より安定したWindows 10(22H2)へ移行して延長サポートを設定するといった、より長期的な対策を検討することをお勧めします。
最後に
記事を最後までお読みくださりありがとうございました。
今月のアップデートは、多数のセキュリティ脆弱性を修正し、先月から続いていたいくつかの厄介な不具合を解決する重要なものです。しかしその一方で、ファイル共有の仕組みに変更が加えられるなど、私たちのPC環境に新たな影響を与える可能性のある変更も含まれています。
本記事で解説した「古いドライバーやソフトと、OSの進化の関係」は、今後Windowsを使い続けていく上で、ますます重要な視点となります。Windows Updateはもはや単なる「修正プログラム」ではなく、OSが絶えず変化し続ける「進化のプロセス」そのものです。
この変化の激しい時代において、最も重要なのは「アップデートを恐れる」ことではなく、「賢く備える」ことです。この記事で紹介したような、事前のバックアップや情報収集といった「自衛策」を習慣づけることが、皆さまのPC環境を安全で快適に保つための、何よりの助けとなるはずです。
もしこの記事がPCトラブル解決のお役に立てましたら、ぜひ記事下のシェアボタンからSNSで共有してください。皆さまのシェアが、同じように困っている方々の助けとなり、今後の記事作成の大きな励みとなります。
今回の記事は以上となります。
記事へのご質問やフィードバックについて
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