【重要】このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由(クリックで展開)
当サイトのトップページにも記載していますが、改めて、私たちの情報発信における最も重要なスタンスについてお話しさせてください。
トラブルシューティング手法などの一般記事は十分な精査を行った後に公開していますが、毎月のWindows Updateに関する記事においては「速報性と予防効果を最優先」してお届けしています。
なお、公開内容に錯誤などが含まれていた場合は、速やかに修正や続報の提供を行っています。この点はご了承の上、ご寛容ください。
このサイトではWindows Update情報や、Winの不具合情報などを発信する上で、完全な正確性より、速報性や予防効果に重きを置いているなどいくつかの注意点があります。
これは、単なる免責事項ではありません。読者の皆様のPCを深刻なトラブルから守るために、私たちが最も大切にしている編集方針です。
⚠️ 適用前にこれだけは必ず!
1. 復元ポイント作成
2. イメージバックアップ取得
3. BitLocker回復キーの確認
4. 高速スタートアップ無効化 + 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)
- 参考:Win OSを「とにかく安定した状況で利用したい」という方へ
- 1.【時系列】不具合報告と動向(追跡ログ)
- 2. 今回の公式発表と独自障害予測
- 諸注意情報等
- Q&A (2026/08/12時点)
- Q1. 今月の更新(KB5121003 / KB5120249)で、広範囲の不具合は出ていますか?
- Q2. 更新後にBitLocker回復キーを求められる可能性はありますか?
- Q3. Secure Boot証明書の更新でPCが起動しなくなることはありますか?
- Q4. 更新後に復元ポイントが消えたり、復元できなくなることはありますか?
- Q5. 更新後にFile History(ファイル履歴)が動作しなくなることはありますか?
- Q6. 更新後にエクスプローラーやタスクバーが不安定になることはありますか?
- Q7. 更新が途中で止まったり、0%・20%・100%で進まないことがありますか?
- Q8. 今月の更新はすぐ適用しても大丈夫ですか?
- Q9. 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)は、なぜ必要なのですか?
- 記事中の専門用語の解説(2026年8月12日版)
- 最後に(2026年8月12日版)
- 付録:この記事の作成プロセス(AI協働メモ・2026年8月12日版)
- この記事中の広告リンクについて
参考:Win OSを「とにかく安定した状況で利用したい」という方へ
- この項目は、導入に費用も手間もかかるため、現状のWindows Updateの仕組みを理解するための「参考情報」として設置しています。興味のある方は「【コラム-不具合撲滅】究極の選択-実は経済的?一般ユーザーこそ「Windows 11 LTSC」へ乗り換えるべき理由:1ライセンスからの購入と将来への備え【2026/03/29】」を御覧ください。
- 正直なところ、不必要な機能更新を完全に排除するには、法人向けの「安定版(LTSC)」を利用する以外に、現状根本的な解決策がありません。
- 24H2をレジストリから固定しても25H2と同じパッチが適用されてしまうことから、24H2固定は不具合防止という観点からは現状意味をなしません。

WinUp適用操作時の当ブログ推奨事項
現状のWinUp動作より、以下の適用方法を推奨します。
OSとUEFIの状態を“完全初期化”してから更新を開始する(推奨)
※ インターネット接続状態で実行します。
※ 高速スタートアップを普段から無効化している場合は「完全シャットダウン」のみでOKです。
- OSの高速スタートアップ無効化
- マザーボードのFast Boot無効化
- 完全シャットダウン(Shiftキーを押しながらシャットダウン)
WinUp動作実行
※ バックアップソフトの自動バックアップやセキュリティソフトのスキャンが動作していないことを確認してください。(ファイルホールドの防止)
※ ノートPCはACアダプタ接続を推奨します。
※ VPNは切断しておくと通信が安定します。
- デスクトップで何も動作させていない状態でWinUpを開始
- 完了後に「更新の確認」を再度実行(追加分がある場合があります)
- 最後に完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)
※ WinUp後の完全シャットダウンは、更新後のUEFI初期化とSecure Boot鍵の再読み込みを確実に行うための安定化処置です。
※ 技術的な補足(深掘り)※クリックで展開します
■ Secure Boot 鍵・UEFI の初期化が正しく行われる
再起動では省略されることがある Secure Boot 鍵の再読み込み や NVRAM の再初期化 が、完全シャットダウンでは必ず実行されます。
これにより、証明書更新後の鍵や UEFI の設定が正しく反映されます。
■ OS 認証(Microsoft 認証サーバー)との整合性が取れる
完全シャットダウン後の起動では、OS 内部の認証情報と Microsoft 認証サーバー側の情報が同期されやすくなります。
これにより、まれに発生する OS 認証の齟齬 や BitLocker の認証まわりの不整合 が解消されることがあります。
■ ユーザープロファイルの軽微な破損が修正されることがある
再起動では修正されない、ユーザープロファイルの軽微な不整合(設定の反映漏れ・一時的な破損)が、完全シャットダウンを挟むことで修正されるケースがあります。
更新後の動作が安定しやすくなるため、結果的に WinUp の成功率向上につながります。
■ WinRE の署名DBの再読み込み
WinUp後は WinRE が更新されることがありますが、再起動では署名DBが再読み込みされない場合があります。
完全シャットダウンを挟むことで、WinRE の署名DBが正しく再読み込みされ、回復環境の整合性が保たれます。
1.【時系列】不具合報告と動向(追跡ログ)
今月も既知の不具合は発表されていませんが、更新内容からすぐ上にある「WinUp適用操作時の当ブログ推奨事項」に書いた通り、更新時にOSとM/Bの整合性と更新時の齟齬を防止するために高速スタートアップ系動作の無効化と、完全シャットダウンの適用を行うことを強く推奨します。
2026/08/12時点の状況概要
講評
2026年8月の定例更新(KB5121003 / KB5120249)は公開からまだ時間が短く、現時点では広範囲で発生している確定的な障害は確認されていません。Microsoft公式の「Known issues」も、Windows 10・11ともに“なし”とされています。
また、7月プレビュー更新(KB5101684)から未修正のまま持ち越された障害は、現時点では確認されていません。File HistoryのSMB問題、DFSのMark of the Web誤判定、MDMのnoncompliant問題、Dell PCの発熱・終了問題などは、いずれも7月中に修正済みです。
一方で、以下の項目は「障害」ではなく、OS基盤の変更に伴う継続監視すべき周辺要因として扱うのが妥当です。
- Secure Boot証明書更新の段階的展開(古いUEFI・特殊構成では注意)
- PITR/RITRと従来の復元ポイント・VSS領域の関係(6〜7月導入の新基盤)
- File Historyの挙動変化(Windows 10ではSMB修正後の再同期確認が必要)
- BitLocker回復キー要求の可能性(確定情報ではないが、過去例から注意)
総合すると、2026年8月12日時点の評価は次の通りです。
- 8月更新固有の大規模障害:なし
- 7月プレビューからの未修正持ち越し:なし
- 継続監視項目:Secure Boot証明書更新、PITR/RITRの復元基盤
- 更新後に確認推奨:復元ポイント、System Protection容量、File History、BitLocker回復キー
ただし最近の動向を考慮すると、機種固有の障害などが発生する可能性もありますので十分な注意は必要です。
特に注意する構成は次のとおりです。
- 特定メーカーのノートPC。
- 外付け指紋リーダーやWindows Hello対応機器。
- Precision Touchpad搭載機。
- 古いタッチパッド・指紋認証・チップセットドライバー。
- USBドック、外付けディスプレイ、特殊なGPU構成。
- Secure Boot、TPM、BitLockerを組み合わせた環境。
- 古いNVMeやストレージドライバーを使うPC。
2026/08/12配信KBによる障害の現状
Windows 11
未確認(現時点で広範囲に確認された障害なし)
Windows 10
未確認(現時点で広範囲に確認された障害なし)
Secure Boot・WinRE・復元基盤に関する重要な補足(2026/08/12時点)
今回の8月更新(KB5121003 / KB5120249)では、Microsoft公式の既知の不具合は発表されていませんが、OS基盤に関わる次の領域は、更新内容とは独立して継続監視すべき重要項目です。
■ Secure Boot DB/CA証明書更新の進行
- 2011年版Secure Boot証明書の有効期限(2026年)に向け、2023年版への移行が段階的に進行中。
- 8月更新では「証明書を自動展開してよい端末の判定データ」が拡張されている。
- 古いUEFI・メーカー独自構成・TPM/BitLocker併用環境では、証明書更新が保留・失敗する可能性がある。
- 現時点で「8月更新固有のSecure Boot障害」は確認されていない。
■ WinRE(回復環境)の更新と整合性
- WinREは累積更新とは別に「Safe OS Dynamic Update」で更新される。
- 回復パーティションの容量不足・古い署名DB・UEFIとの信頼チェーン不一致が起きる可能性がある。
- 現時点で「8月更新固有のWinRE破損」は確認されていない。
- ただし、更新後は
reagentc /infoによるWinRE有効状態の確認を推奨。
■ RITR/PITRと従来の復元ポイントの関係
- PITR/RITRは従来の復元ポイントと同じVSS領域を使用するため、容量競合が起きやすい。
- 復元ポイントが存在しても、WinREが古い・破損している場合は復元が開始できない。
- 現時点で「8月更新固有の復元失敗」は確認されていないが、復元基盤は継続監視が必要。
以上の理由から、今回の更新固有の障害は確認されていないものの、Secure Boot・WinRE・復元基盤はOSの根幹に関わる領域であり、更新後の確認を推奨します。
2. 今回の公式発表と独自障害予測
Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」(2026/08/12時点)
Microsoftが公式に認めている、今回の更新プログラムに関する既知の問題は以下の通りです。
1. Windows 11 Version 25H2・24H2 (KB5121003) の既知の不具合
- 2026/08/12時点で、Microsoftは既知の不具合を公表していません。
2. Windows 10 Version 22H2 (ESU) (KB5120249) の既知の不具合
- 2026/08/12時点で、Microsoftは既知の不具合を公表していません。
公式情報ページ
3. 本サイト独自の障害予測(2026/08/12時点)
3.1. Win11 (25H2 / 24H2) で発生する可能性のある障害 (KB5121003適用後)
- 予測される障害1:初回起動が通常より数秒遅延する
- 【予測の根拠】:Secure Boot鍵の再読み込み処理が走るため。実機で複数回確認。
- 予測される障害2:UIカスタマイズツールとの競合
- 【予測の根拠】:ExplorerPatcherなど旧版が内部処理変更と競合し、描画不具合が発生。
- 予測される障害3:AIコンポーネント更新後の一時的なCPU負荷増加
- 【予測の根拠】:AIモデル最適化処理がバックグラウンドで走るため。低スペックPCで顕著。
- 予測される障害4:復元ポイントの保持が実質的に困難
- 【予測の根拠】:保持期間は最大60日に拡大されたが、Home/Proでは保存領域が最大50GBのため、容量優先で押し出される挙動が続く。RITRと同じVSS領域を使用するため競合しやすい。
- 予測される障害5:復元ポイント自動作成が行われない
- 【予測の根拠】:RITRを無効化しても従来の自動作成ロジックが復活しない挙動が実機で確認された。Windows Updateは差分ロールバック方式を優先している。
- 予測される障害6:Secure Boot証明書更新の遅延
- 【予測の根拠】:2026年問題に未対応の古いBIOS環境では、証明書展開が遅れ、起動時の認証処理が一時的に不安定になる可能性がある。
3.2. Win10(22H2 ESU)で発生する可能性のある障害 (KB5120249適用後)
- 予測される障害1:ファイル履歴バックアップの再同期遅延
- 【予測の根拠】:SMBバックアップの修正が含まれているため、初回同期時に再スキャンが走り、バックアップ処理が一時的に遅延する可能性がある。
- 予測される障害2:Secure Boot証明書更新のタイミング差
- 【予測の根拠】:Win10 ESU環境では証明書展開が段階的に行われるため、更新タイミングがPCごとに異なる可能性がある。
諸注意情報等
この記事について(2026年8月12日版)
この記事は、2026年8月12日に配信された Windows Update 定例更新(Bリリース)について、現在進行中の不具合情報、および緊急の回避策に特化して解説するものです。
公開直後の段階で得られた初期情報をもとに、一般ユーザー・企業管理者が安全に更新を適用できるよう、速報性を重視して構成しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象KB | Win11 (25H2 / 24H2): KB5121003 Win10 (22H2 ESU): KB5120249 |
| キーワード | Windows Update, 不具合, Secure Boot証明書更新, WinRE更新, RITR/PITR, 復元ポイント, VSS領域, File History, BitLocker, TPM, 2026年問題, Dynamic Update, OS基盤整合性 |
| 最新情報更新日 | 2026/08/12 … 初版公開(07:30頃の情報をもとに構成) 2026/08/12 … 不具合追跡セクションを更新(時系列ログ・周辺要因の整理) |
アップデート適用前の準備と心構え
Windows Updateには、予期せぬ不具合のリスクが常に伴います。アップデートを適用する前には、必ず万全の準備を行い、ご自身のPCとデータを守るための「自衛策」を講じてください。
具体的な準備の手順については、以下のまとめ記事で詳細に解説しています。アップデート作業を開始する前に、必ず一度ご確認ください。
最低限、以下の4点は必ず実施するようにしてください。
- システムの復元ポイントの作成
- システム全体のイメージバックアップの取得
- BitLocker回復キーの確認と保管
- 高速スタートアップ無効化 + 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)
Q&A (2026/08/12時点)
Q1. 今月の更新(KB5121003 / KB5120249)で、広範囲の不具合は出ていますか?
A1. 現時点では「広範囲で発生している確定的な障害」は確認されていません。
Microsoft公式のKnown issuesも、Windows 10・11ともに「なし」とされています。
ただし、Secure Boot証明書更新・WinRE更新・復元基盤(RITR/PITR)は継続監視が必要です。
Q2. 更新後にBitLocker回復キーを求められる可能性はありますか?
A2. 一般環境で大量発生している事例は確認されていません。
ただし、TPM・PCR構成・UEFI設定・BitLockerポリシーの組み合わせによって、更新後の初回起動で回復キーを求められる可能性は理論上あります。
更新前に回復キーの保存を必ず確認してください。
Q3. Secure Boot証明書の更新でPCが起動しなくなることはありますか?
A3. 8月更新固有の障害としては確認されていません。
ただし、古いUEFI・メーカー独自構成・デュアルブート環境では、証明書更新が保留・失敗する可能性があります。
Secure Bootを無効化している環境や特殊構成では慎重な適用を推奨します。
Q4. 更新後に復元ポイントが消えたり、復元できなくなることはありますか?
A4. 今月の更新固有の障害としては確認されていません。
ただし、RITR/PITRは従来の復元ポイントと同じVSS領域を使用するため、容量競合により復元ポイントが押し出される可能性があります。
また、復元実行はWinREに依存するため、WinREが古い・破損している場合は復元が開始できません。
Q5. 更新後にFile History(ファイル履歴)が動作しなくなることはありますか?
A5. Windows 10では、SMB共有先へのバックアップ失敗は今回の更新で修正されています。
ただし、更新後は「バックアップが実際に保存されているか」を必ず確認してください。
資格情報エラーや再同期遅延が発生する可能性があります。
Q6. 更新後にエクスプローラーやタスクバーが不安定になることはありますか?
A6. UIカスタマイズツール(ExplorerPatcherなど)を使用している場合は注意が必要です。
内部処理の変更により、旧バージョンのツールと競合して描画不具合が発生する可能性があります。
アップデートまたはアンインストールで解消します。
Q7. 更新が途中で止まったり、0%・20%・100%で進まないことがありますか?
A7. 今月の更新固有の障害とは確認されていませんが、典型的な原因は存在します。
- 高速スタートアップによるOS状態の不整合
- 古いストレージドライバー(NVMe・RSTなど)
- USBドック・外付けディスプレイの影響
- VPN接続中の通信不安定
- バックアップソフトのファイルホールド
更新前に「完全シャットダウン」を挟むことで成功率が大幅に向上します。
Q8. 今月の更新はすぐ適用しても大丈夫ですか?
A8. 致命的な障害は確認されていないため、バックアップ後の早期適用を推奨します。
ただし、Secure Boot・BitLocker・TPM・特殊ドライバー構成のPCは、数日様子を見る運用も選択肢として妥当です。
Q9. 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)は、なぜ必要なのですか?
A9. 更新前後の「OS・UEFI・Secure Boot・WinRE」の整合性を確実に取るためです。
再起動では初期化されない領域があり、次のような重要処理が完全シャットダウンでのみ確実に行われます。
- Secure Boot鍵の再読み込み(更新後の証明書反映)
- UEFI・NVRAMの初期化(更新前の不整合を解消)
- WinRE署名DBの再読み込み(復元環境の整合性確保)
- ユーザープロファイルの軽微な破損の修正
これらは更新成功率を大幅に高め、BitLocker要求・起動不能・復元失敗などのリスクを減らします。
記事中の専門用語の解説(2026年8月12日版)
- Secure Boot(セキュアブート)
- UEFIが「信頼できる署名を持つブートローダーだけを起動する」仕組みです。2026年に旧証明書(Microsoft UEFI CA 2011)が期限切れを迎えるため、2023年版への移行が段階的に進行しています。
- Secure Boot DB/KEK/PCA 証明書
- Secure Bootの信頼チェーンを構成する複数の証明書群です。DB(許可リスト)、DBX(禁止リスト)、KEK(更新権限)、PCA(Windowsブートローダー署名)などがあり、2026年問題の中心となっています。
- WinRE(Windows Recovery Environment)
- Windowsの回復環境です。復元ポイントの適用、スタートアップ修復、BitLocker回復などを行います。累積更新とは別に「Safe OS Dynamic Update」で更新されるため、署名DBや構成がズレると復元が開始できなくなることがあります。
- Safe OS Dynamic Update
- Windows Updateとは別経路で配信される「回復環境専用の更新」です。WinREの署名DB、Secure Boot関連の整合性、復元処理の安定化などを目的に提供されます。
- RITR(Restore In Time Recovery)
- Windows 11で導入された新しい復元基盤です。短期間保持のロールバックポイントを作成し、更新直後の不具合を巻き戻すための仕組みです。従来の復元ポイントと同じVSS領域を使用します。
- PITR(Point In Time Restore)
- RITRのUI側名称。復元ポイントの保持期間が最大60日に拡大されましたが、Home/Proでは保存領域の制限により実質的に短期間しか保持できない場合があります。
- VSS(Volume Shadow Copy Service)
- 復元ポイント・RITR・バックアップが利用する「影コピー」領域です。容量競合が起きると復元ポイントが押し出されることがあります。
- BitLocker
- Windowsのドライブ暗号化機能です。TPM・PCR構成・UEFI設定の変更があると、更新後の初回起動で回復キーを求められることがあります。
- TPM(Trusted Platform Module)
- 暗号鍵を安全に保持するハードウェアです。Secure Boot・BitLocker・PCR構成と密接に関係し、更新後の起動時の整合性チェックに影響します。
- PCR(Platform Configuration Register)
- TPMが保持する「起動時の構成情報」です。UEFI設定・Secure Boot状態・ブートローダー変更などがあるとPCR値が変わり、BitLockerが回復キーを要求することがあります。
- File History(ファイル履歴)
- ユーザーファイルの自動バックアップ機能です。Windows 10ではSMB共有先へのバックアップ失敗が修正されましたが、更新後は実際にバックアップが保存されているか確認が必要です。
- 高速スタートアップ(Fast Startup)
- Windowsの起動高速化機能です。完全なシャットダウンではなく「休止状態に近い状態」で起動するため、更新前後のOS・UEFI・Secure Bootの整合性が取れず、更新失敗やBitLocker要求の原因になります。
- 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)
- 高速スタートアップを完全に無効化し、Secure Boot鍵・UEFI・NVRAM・WinRE署名DBを確実に初期化する操作です。更新成功率を大幅に高め、復元失敗・起動不能・BitLocker要求などのリスクを減らします。
最後に(2026年8月12日版)
記事を最後までお読みくださりありがとうございました。
2026年8月の定例更新は、表面的には静かな月となりましたが、裏側では
Secure Boot証明書更新・WinRE更新・復元基盤(RITR/PITR)の整合性確認など、
OSの深層に関わる重要なテーマが続いています。
現時点では、広範囲で発生している確定的な障害は確認されていませんが、
復元ポイント・BitLocker・Secure Boot・WinREといった「復旧系の基盤」は、
更新後に実際の動作を確認しておくことを強く推奨します。
本記事の時系列セクションは、今後新たな情報が入り次第、随時追記していきます。
更新直後の数日間は、ユーザー環境ごとの固有事例が見つかる時期でもありますので、
引き続き慎重な運用をお願いいたします。
もしこの記事がお役に立てましたら、ぜひSNSでのシェアをお願いいたします。
皆様のフィードバックが、次の検証の大きな力になります。
記事へのご質問やフィードバックについて
記事の内容に関してご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にコメント欄にご投稿ください。すべてのご質問に必ずしも回答できるとは限りませんが、可能な限りお答えしたり、今後の記事作成の参考にさせていただきます。
付録:この記事の作成プロセス(AI協働メモ・2026年8月12日版)
1. この記事の目的と役割
この記事は、2026年4月プレビュー更新から始まったWindows Update基盤の構造的な変化について、現時点で判明している事実と、実機観測に基づく推定を整理し、読者が「何が起きているのか」「どう備えるべきか」を理解できるようにすることを目的としています。
- 更新時の「沈黙(黒画面)」や「96%停滞」の理由を技術的に説明する。
- ESP/NVRAM/WinREの容量不足が更新成功率に与える影響を整理する。
- 自動修復(Self-Healing)の強化がもたらす「障害の不可視化」リスクを明示する。
- 管理者・一般ユーザーが取るべき自衛策を提示する。
2. 筆者の関連経験・専門性
この記事の執筆にあたり、主筆である井上 公敬の以下の経験・知見が活かされています:
- 30年以上の機材利用・保守経験: PC-98時代から現代のAI PCまで幅広く扱い、OS修復・ハードウェア診断・ブート構造の解析に長年従事。
- Windowsコミュニティでの実績: Microsoft コミュニティのWindows部門モデレーター経験を持ち、OS内部仕様に精通。
- UEFI/NVRAMの実機解析スキル: 2026年問題の核心であるSecure Boot証明書(db/KEK)やUEFI変数の状態をPowerShellで直接検証。
- 専門メディア運営15年以上: 「Win PCトラブル解決ガイド」を長期運営し、実務者視点での検証記事を多数公開。
- 厳しい環境下での運用経験: 北海道十勝の寒冷地でのPC運用ノウハウを持ち、理論だけでなく実働環境での安定性を重視。
3. AIとの協働内容(調査・議論のポイント)
記事作成の過程で、AI(Gemini / Perplexity / Copilot)とは以下のような論点について議論・検証を行いました。
- 4月プレビュー更新で導入された「統合再起動モデル」の技術的背景。
- 自動修復(Self-Healing)強化による「障害の不可視化」リスクの整理。
- ESP 100MB環境で起こり得る段階的更新の失敗要因。
- NVRAM容量不足がSecure Bootチェーン更新に与える影響。
- WinRE容量不足がSafeOSフェーズに与える影響。
- WSUS/SCCM環境でのDynamic Updateの扱いと閉域網のリスク。
- 2026年証明書問題(Windows UEFI CA 2023)の実務的影響。
4. 主な参照情報・検証方法
この記事の作成にあたり、以下の情報源と検証手法を重視しました。
- Microsoft公式ブログ(Windows Insider Blog / Quality Update Blog)
- KB5083631 など、2026年3〜5月のプレビュー更新の公式情報
- 実機PC(複数世代)での更新挙動の観測(沈黙時間・停滞・ロールバック)
- PowerShellによるSecure Boot証明書状態の直接確認
- SetupDiag / CBS.log / WindowsUpdate.log の解析
- 海外フォーラム(Reddit / TechCommunity)での初期不具合報告の比較分析
※ 上記以外にも、筆者の長年の実体験と一般的な技術情報に基づき、
「現時点で最も安全な解釈」を優先して記述しています。
本付録は、2026年時点での観測・検証・議論を整理した「作成プロセスの記録」です。
Windows Update基盤は今後も継続的に変化する可能性があるため、この記事で示した解釈や推奨策も、将来の更新内容に応じて適宜見直しが必要となります。
読者が最新の情報と照らし合わせながら、安全で実務的な運用判断を行うための補助資料として、本付録を活用していただければ幸いです。
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この記事では明示的にプロモーションとして取り扱っているものはありません。
ただし、過去のプロモーションなどで取り扱った商品名や企業名などがプロモーション目的ではなくとも記載されている場合があります。
過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。


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