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 【不具合追跡】2025年11月 KB更新後の状況推移【2025/11/12】

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最近、ユーザープロファイル破損が原因と考えられる障害が増えています。一度お手元のPCの状態を確認しておいてくださいね。
【どうやって確認するの?】ユーザープロファイル破損のチェック方法【2025/06/01】

Win10サポート終了-Win11移行方法特集
【Win10⇒Win11】アップグレードに失敗した方のお悩み一発解決:原因と解決策の総まとめ【2025/10/26】

失敗画像 WinUp情報(不具合追跡)
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  1. この記事の要約(2025/11/12時点)
  2. この記事について
  3. ダイジェスト版
    1. テキスト版ダイジェスト(2025/11/12時点)
    2. このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由
  4. カードリーダー特別警告:致命的不具合リスク
      1. 【最重要】Windowsの認証ルール変更が電子証明書の利用を停止させるリスク
    1. スマートカード認証の厳格化:影響範囲とリスク比較
    2. 1. 業務利用PC(顧客・社内認証)への致命的なリスク
      1. 緊急対応ステップ(業務PC向け)
    3. 2. 個人利用PC(マイナンバーカード)への影響
      1. 安全対策ステップ(個人PC向け)
    4. 【付録】影響を受ける可能性のある代表的なカード/USBデバイス
  5. 本文
    1. 1. アップデート適用前の準備と心構え
    2. 2. Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」([YYYY/MM/DD]時点)
      1. 2.1. Windows 11 Version 25H2・24H2 (KB5068861) の既知の不具合
      2. 2.2. Windows 11 Version 23H2 (サポート終了) の既知の不具合
      3. 2.3. Windows 10 Version 22H2 (ESU) (KB5068781) の既知の不具合
        1. 公式情報ページ
    3. 3. 本サイト独自の障害予測([YYYY/MM/DD]時点)
      1. 3.1. Win11 (25H2 / 24H2) で発生する可能性のある障害 (KB5068861適用後)
      2. 3.2. Win10(22H2 ESU)で発生する可能性のある障害 (KB5068781適用後)
        1. 今回の予測の妥当性検証
    4. 4. 配信直後の初動レポート([YYYY/MM/DD]時点)
      1. 【参考】一般配信前のインサイダー版での不具合概況
      2. 正式提供直後の動向 (2025/11/12 08:40 時点)
        1. Windows 11 (25H2 / 24H2)
        2. Windows 10 Version 22H2 (ESU)
  6. 5.【時系列】その後の不具合報告と動向(追跡分)
    1. 新たな障害の状況(2025年11月14日07:00時点)
      1. 1. Windows 11 (KB5068861) での報告
        1. 1.1. 致命的な問題・インストール関連
        2. 1.2. 懸念される機能関連の副作用
      2. 2. Windows 10 (ESU) での報告
        1. ESUの登録に失敗の救済策について
      3. 【継続】スマートカード認証のトラブルが継続、レジストリ回避策あり
        1. 継続中の主な認証問題(Win10/11共通)
        2. 暫定的な回避策(上級者向け)
  7. Q&A (2025/11/12時点)
      1. Q1. 今回のセキュリティ更新KB5068861は、すぐに適用すべきですか?
      2. Q2. タスクマネージャーを閉じてもプロセスが残る不具合(プロセス残留)の確実な対処法はありますか?
      3. Q3. KB5068781(Win10 ESU)でスマートカード認証の厳格化がありましたが、問題は出ていますか?
      4. Q4. 【Smart Cardユーザーへ】今回のKB適用前に、自分のPCが認証エラーを起こすか確認する方法はありますか?
  8. 記事中の専門用語の解説
  9. 最後に
    1. 記事へのご質問やフィードバックについて
  10. この記事中の広告リンクについて

この記事の要約(2025/11/12時点)

※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました

2025年11月の月例セキュリティ更新 KB5068861が配信されました。セキュリティ修正に加え、Smart Card認証のKSP強制という重要な変更が含まれています

これにより、マイナンバーカードや業務用USBトークンで認証失敗のリスクが発生しており、Win11ではタスクマネージャーのプロセス残留も既知の問題として残っています。

Win10をESBで利用している方と、Win11に乗り換えた方は「カードリーダー特別警告:致命的不具合リスク」のセクションを必ず確認してください。今真っ盛りの年末調整作業などにも影響し差し支える恐れがあります。

【重要】Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しました

Windows 10は2025年10月14日をもってサポートが終了しました。これ以降、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、PCが危険にさらされます。Windows 11への移行、または延長サポート(ESU)の利用をご検討ください。

この記事について

この記事は、2025年11月12日に配信されたWindows Update 定例更新(Patch Tuesday)について、既知の不具合、未報告の問題、そして今後発生しうる障害の予測に特化して解説するものです。

各記事の期間は、基本的に次回の定例またはプレビュー更新が提供されるまでとなり、新規記事に移行されます。

なお、更新プログラムの「新機能」や「修正内容の詳細」については、別途公開している月例KB詳細記事をご覧ください。

この記事は、公開後に新たな情報が判明次第、随時追記・更新されます。検証環境はAMDベースのPCであり、Intel固有の問題はカバーできない場合があります。情報はあくまで参考とし、アップデートの適用は自己責任でお願いいたします。

項目 内容
対象KB Win11 (25H2/24H2): KB5068861
Win10 (22H2 ESU): KB5068781
キーワード Windows Update, 不具合, 障害, 既知の問題, 予測, 解決策, 2025年11月, Windows 11, Windows 10 ESU, Smart Card, KSP, KB5068861, タスクマネージャープロセス残留
最新情報更新日 2025/11/12…初版公開

ダイジェスト版

テキスト版ダイジェスト(2025/11/12時点)

2025年11月のセキュリティ更新は、セキュリティパッチに加え、Smart Card認証のKSP強制という重要な変更を含んでいます。この変更により、マイナンバーカードや業務用USBトークンで認証失敗のリスクが発生しています。

また、Win11向けには先月のプレビュー機能(新スタートメニュー、音声アクセス日本語対応など)が正式に統合されました。この記事では、認証障害リスクへの緊急対策、およびタスクマネージャーのプロセス残留という新たな既知の問題の回避策など、読者が今すぐ確認すべき情報をまとめています。

特に、年末調整や業務でPKI認証を利用する方は、本文の「カードリーダー特別警告」セクションを必ずご確認ください。

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このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由

「最前線の情報」をいち早く受け取り、ご自身のPCを未来のトラブルから守りたい方は、ぜひサイドバーなどに設置されている「記事公開お知らせメール機能」にご登録ください。あなたのPCのための、最も早い“警報”をお届けします。

当サイトのトップページにも記載していますが、改めて、私たちの情報発信における最も重要なスタンスについてお話しさせてください。

このサイトではWindows Update情報や、Winの不具合情報などを発信する上で完全な正確性より、速報性や予防効果に重きを置いているなどいくつかの注意点があります。

これは、単なる免責事項ではありません。読者の皆様のPCを深刻なトラブルから守るために、私たちが最も大切にしている編集方針です。

Windowsの深刻な不具合は、「地震速報」に似ています

震源地や震度の「100%正確な情報」を待ってから警報を出していては、多くの人が逃げ遅れてしまいます。たとえ情報が不完全でも、「強い揺れが来るかもしれない」と一秒でも早く伝えること、そして「机の下に隠れる」といった予防行動を促すこと。それが、被害を最小限に抑える唯一の方法です。

私たちの記事も、それと全く同じです。Microsoftの公式発表や、100%の技術的な解明を待っていては、手遅れになるユーザーが大勢います。だからこそ私たちは、専門家としての経験と分析に基づき、たとえ不確定な情報を含んでいても、いち早く警鐘を鳴らし、ユーザーが取るべき予防策(アップデートの一時停止など)を提示することに重きを置いています。


カードリーダー特別警告:致命的不具合リスク

発生した場合のリスク/影響が非常に大きいため、特別警告として掲載します。対応が済んでいるかの確認を非常に強く推奨します。

【最重要】Windowsの認証ルール変更が電子証明書の利用を停止させるリスク

スマートカード認証を使用するすべてのPCに影響します。古いミドルウェアが原因で、カードが読み込めなくなり、業務や公的手続きが停止する危険性があります。

特に、今回のWin10 ESU KB5068781に含まれるセキュリティ強化(KSP/CSPの強制切り替え)の影響が大きい気がしますが、Win10・Win11どちらのPCであっても発生する可能性がある障害です。

スマートカード認証の厳格化:影響範囲とリスク比較

項目 Windows 10 (22H2 ESU) Windows 11 (24H2 / 25H2)
セキュリティポリシー KB5068781により、KSP(新しい方式)の使用が強制される。 OS基盤にKSP強制ロジックが標準搭載されている。
リスクの根源 古いCSP(暗号化サービスプロバイダー)に依存した認証ミドルウェア。 古いCSPに依存した認証ミドルウェア。
業務停止リスク 高リスク。認証失敗は、確定申告や顧客取引の停止に直結する。 高リスク。最新OSへの移行後も、古いミドルウェアは認証に失敗する。
影響を受ける機器 JU認証用USBトークン、マイナンバーカード、古い認証ミドルウェア。 JU認証用USBトークン、マイナンバーカード、古い認証ミドルウェア。
最優先の解決策 認証システム提供元からの最新ドライバ・ミドルウェアの適用が必須。 認証システム提供元からの最新ドライバ・ミドルウェアの適用が必須。

1. 業務利用PC(顧客・社内認証)への致命的なリスク

【対象】医療機関、士業(税理士・行政書士)、企業内のPKI認証システム

具体的な影響:

  • 【注意】カードだけではなく、JU(中古車オークション)などのUSBキーによる認証なども、「内部にスマートカードチップ(ICチップ)とデジタル証明書(PKI証明書)を搭載」しており、Windowsから見ると「外部の高度な証明書リーダー」として取り扱われますので影響を受けます。
  • 顧客との取引停止:顧客が持参した認証カード(電子証明書)の読み取りができず、電子契約や取引がその場で不可能になります。
  • 業務システムへのログイン不可:社内システムへのログインにPKIカードを使用している場合、PCへのサインイン自体ができなくなり、業務が停止します。
  • 士業などの業務で利用している場合は特に留意してください。業務に差し支えます。

緊急対応ステップ(業務PC向け)

  • 認証アプリケーションのベンダーに対し、「Windows 10 ESU環境およびKSP強制モードでの動作保証」を緊急確認してください。
  • 確認が取れるまで、当該PCへのKB適用を延期するか、代替PCを用意してください。

2. 個人利用PC(マイナンバーカード)への影響

【対象】マイナポータル、確定申告(e-Tax)、公的個人認証サービス

具体的な影響:

  • マイナンバーカードの認証失敗:*確定申告や各種証明書の取得など、マイナポータル利用時にカードリーダーが証明書を読み取れなくなり、手続きが進められなくなります。

安全対策ステップ(個人PC向け)

  • クライアントソフトの更新: 公的個人認証サービスポータルサイトなどで、利用者クライアントソフトが最新版であることを必ず確認し、更新してください。
  • リーダーのドライバ更新: お使いのカードリーダーメーカーのサイトで、最新ドライバを確認・適用してください。

【付録】影響を受ける可能性のある代表的なカード/USBデバイス

以下のデバイスや証明書は、今回のKSP強制切り替えによる認証エラーの影響を強く受ける可能性があります。

カテゴリ 具体的デバイス・証明書
公的認証系 マイナンバーカード(公的個人認証サービス証明書)
業務用認証トークン JUオークション用 USBキー、その他のPKI認証USBトークン
医療・士業系 医師資格証、薬剤師資格証、電子署名用ICカード
企業PKI認証 古いバージョンの企業社員証(Windowsログオン用PKIカード)

本文

1. アップデート適用前の準備と心構え

Windows Updateには、予期せぬ不具合のリスクが常に伴います。アップデートを適用する前には、必ず万全の準備を行い、ご自身のPCとデータを守るための「自衛策」を講じてください。

具体的な準備の手順については、以下のまとめ記事で詳細に解説しています。アップデート作業を開始する前に、必ず一度ご確認ください。

最低限、以下の3点は必ず実施するようにしてください。

  • システムの復元ポイントの作成
  • システム全体のイメージバックアップの取得
  • BitLocker回復キーの確認と保管

【上級者向け推奨】システム領域の拡張
OSの再インストールなどを計画している、スキルのある方は、将来のアップデート失敗を防ぐため、追加で「システム領域の拡張」を実施しておくことを強く推奨します。詳細は、今後公開予定の解説記事で紹介します。

2. Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」([YYYY/MM/DD]時点)

Microsoftが公式に認めている、今回の更新プログラムに関する既知の問題は以下の通りです。

ここに記載されている情報は、記事公開時点でMicrosoftが公式に発表している既知の問題です。定例KB配信直後のため、今後新たな問題が確認・追加される可能性がありますのでご留意ください。

2.1. Windows 11 Version 25H2・24H2 (KB5068861) の既知の不具合

KB5068861は、先月のプレビューKB5067036の内容を統合しています。プレビュー版から引き続き、以下の問題が公式に既知の問題としてリストされています。

  • 問題1:タスク マネージャーのプロセス残留問題
    • 現象: タスク マネージャーを[閉じる]ボタンで終了すると、プロセスが完全に終了せず、バックグラウンドに残留し続けることがあります。これにより、時間の経過とともにシステム リソースが消費され、デバイスのパフォーマンスが低下する可能性があります。
    • 回避策/状況: Microsoftは本KBのリリース時点でも問題を調査中であり、現時点での解決策は、タスク マネージャー内で残留プロセスを手動で終了させるか、管理者コマンドプロンプトで taskkill.exe /im taskmgr.exe /f を実行することです。

※以前から問題となっていたファイルエクスプローラーのプレビュー不具合や、IISのHTTPエラーなどは、今回のKBで修正が適用されたため、既知の問題リストからは削除されました。

2.2. Windows 11 Version 23H2 (サポート終了) の既知の不具合

Windows 11 Version 23H2 はサポートが終了したため、本バージョン向けの新たな更新プログラム(KB)はありません。

2.3. Windows 10 Version 22H2 (ESU) (KB5068781) の既知の不具合

KB5068781は、ESUに正しく登録されたデバイスに誤って「サポート終了」メッセージが表示される問題を解決するため、このKB自体には新たな既知の問題は公表されていません。

現在、Microsoftはこの更新プログラムに関する新たな既知の問題を公表していません。

公式情報ページ

KBの公開直後であるため、以下のMicrosoft Release Healthページで最新の状況をご確認ください。


3. 本サイト独自の障害予測([YYYY/MM/DD]時点)

このセクションでは、今回の更新プログラムの修正内容を分析し、公式には発表されていないものの、発生する可能性のある潜在的な障害を独自に予測しています。 ただし、発生する障害を予測(当てる)することそのものが目的ではなく、お手元で障害が発生した場合に「もしかすると今回のKBが原因?」と気づいていただけることが大きな目的ですので、その点を斟酌くださり「当たらないかもしれない予測」にお付き合いください。

3.1. Win11 (25H2 / 24H2) で発生する可能性のある障害 (KB5068861適用後)

  • 厳格なネットワーク環境におけるHTTP通信エラーの発生
    • 【予測の根拠】: KBには「HTTP.sys要求パーサー」をRFC 9112標準に厳格に準拠させるための修正が含まれています。この変更は、厳格なファイアウォールやプロキシの背後にある企業環境で、古いWebサービスや内部システムが使用する非準拠なHTTPリクエストが拒否されるなど、予期せぬ通信エラーを引き起こす可能性があります。
  • 入力デバイスやグラフィックタブレットの不安定化
    • 【予測の根拠】: ペンと手書き入力API (microsoft.ink.dll) の不具合修正が含まれています。入力スタックや関連ライブラリの変更は、グラフィックタブレット、特殊な入力デバイス、あるいは古いオーディオインターフェースなど、低レベルなドライバに依存する周辺機器の認識や動作に、副作用として影響を与える可能性があります。
  • タスクマネージャーのプロセス残留が原因のシステム不安定化
    • 【予測の根拠】: タスクマネージャーのプロセス残留は既に既知の不具合です。このバグを抱えた状態でカーネルの再構築(セキュリティ更新)が行われることで、メモリが少ない環境やリソースを多く消費するアプリを使用中に、予期せぬフリーズやアプリのクラッシュなど、症状が間接的に悪化する可能性があります。

3.2. Win10(22H2 ESU)で発生する可能性のある障害 (KB5068781適用後)

  • Smart Card認証の失敗、または認証遅延
    • 【予測の根拠】: このKBは、セキュリティ強化のため、RSAベースのスマートカード証明書に対して古いCSPではなく、新しいKSPを使用することを強制します。この認証プロセスの厳格化により、古いバージョンのサードパーティ製セキュリティソフトウェアや、長期間更新されていないスマートカードリーダーのドライバとの間で、互換性の問題が発生し、認証に失敗したり、時間がかかったりする可能性があります。(企業環境で特に注意)
  • インターネットからダウンロードしたファイルのプレビュー無効化による混乱
    • 【予測の根拠】: エクスプローラーがインターネットからダウンロードされたファイルのプレビューを自動的に無効化するセキュリティ機能が導入されました。これにより、ユーザーは安全なファイルであっても意図せずプレビューができなくなり、「ファイルが見えない」という混乱や、カスタムファイル管理アプリとの間で互換性エラーが発生する可能性があります。

今回の予測の妥当性検証

※期間終了時に、予測がどの程度妥当であったかをここで総括します。


4. 配信直後の初動レポート([YYYY/MM/DD]時点)

【参考】一般配信前のインサイダー版での不具合概況

これは、今回の更新プログラムが一般公開される前に、テスト段階(2025年10月プレビューKB5067036)で報告されていた不具合の状況をまとめたものです。 正式版での問題発生を予測する上での参考情報としてご覧ください。

  • UIカスタマイズツールとの競合: スタートメニュー刷新に伴い、StartAllBackなどのツールでクラッシュや画面真っ暗といった深刻な障害が多発していました。
  • タスク マネージャーのプロセス残留問題: タスク マネージャーが閉じてもバックグラウンドに残り続ける既知の問題が確認されていました。(本KBで修正が期待されます)
  • ストレージ/Firmware関連: PhisonコントローラSSDや古いM/Bファームウェア環境での不安定さが指摘されていました。
  • 総じて、UIの根幹変更が完了したため、サードパーティ製ソフトの互換性が最大の懸念事項でした。

正式提供直後の動向 (2025/11/12 08:40 時点)

一般ユーザー向けに配信が開始された直後の状況です。

Windows 11 (25H2 / 24H2)
  • インストールは順調に進行している模様です。現時点で、起動不能や広範囲な致命的クラッシュといった緊急性の高い障害報告は確認されていません。
  • 報告は主に、KB適用後のUIカスタマイズツール使用PCから「やはりクラッシュした」という内容に集中しています。
  • 新機能(スタートメニューのカテゴリビューなど)が、KB適用後に2回目の再起動で自動的に有効化されたという報告が増えており、機能統合は順調に進んでいると見られます。
Windows 10 Version 22H2 (ESU)
  • ESUライセンスが有効なデバイス向けに、KB5068781の配信が開始されています。
  • これが最初のESUセキュリティKBとなるため、ESUへの登録が正しく行われているかを確認するユーザーからの質問がコミュニティで増えています。現時点では、インストール自体が失敗したという広範囲な報告はありません。

5.【時系列】その後の不具合報告と動向(追跡分)

このセクションでは、初動レポート以降に明らかになった新たな不具合報告や、コミュニティで発見された回避策などを、新しい情報が一番上になるように追記していきます。

✅ 【ご注意】新機能は不具合ではありません

新しいスタートメニューやバッテリーアイコンなどのUI変更がKB適用後にすぐに出ない場合、それは不具合ではなく、Microsoftによる「段階的ロールアウト(CFR)」が原因です。新機能はサーバーからの信号を待って順次有効化されますので、表示されない場合も焦らずお待ちください。


新たな障害の状況(2025年11月14日07:00時点)

KB5068861(Win11)およびKB5068781(Win10 ESU)の配信から約3日が経過し、現時点で確認されている新たな障害および顕著になっている問題は以下の通りです。

1. Windows 11 (KB5068861) での報告

1.1. 致命的な問題・インストール関連
  • インストール状況: 現時点で、広範囲な起動不能や致命的なシステムクラッシュといった重大障害は報告されていません。KBのインストール自体は、大部分のPCでスムーズに完了しています。
  • タスクマネージャー問題の継続: 既知の問題としてリストされている「タスクマネージャーのプロセス残留」に関するユーザー報告は続いています。KB5068861で修正されたかどうかの明確なフィードバックはまだ少ないですが、引き続きプロセスがバックグラウンドに残り、リソースを消費する可能性があります。
  • SSD認識/システムリセット障害:一部で発生しているようです。現状、再起動してみるという以外の対応策はありません。(継続調査となります)
1.2. 懸念される機能関連の副作用
  • スタートメニュー/UIの競合: 先月のKBから続く、サードパーティ製UIカスタマイズツール(StartAllBack等)との競合によるクラッシュや画面真っ暗の報告が、KB5068861適用直後にも引き続き上がっています。これは、OSのシェルが新機能(カテゴリビューなど)で完全に確定したことによる、恒久的な互換性リスクです。
  • Smart Card/PKI関連: 前述の通り、認証ミドルウェアが古い環境では、KB適用後に認証エラーが発生しています。

2. Windows 10 (ESU) での報告

  • KB5068781 (ESU KB):
    • インストール状況: ESUライセンスが有効なデバイスでは、KB5068781はスムーズにインストールされています。
    • ESU認証の修正: ESU登録ウィザードが失敗する問題に対するOOBパッチ(KB5071959)が事前に適用されたこともあり、広範囲な登録失敗の報告は発生していません。KBの役割通り、認証されたPCへのセキュリティ更新は正常に行われています。
ESUの登録に失敗の救済策について

現時点では依然として、(手元PCでは)KB5071959のMSアップデートカタログからのスタンドアローン版の入手ができません。

2025 年 11 月 11 日 — KB5071959: Windows 10バージョン 22H2 (OS ビルド 19045.6466) 帯域外のページでの入手方法の記述は以下のようになっていて、通常のWinUp操作からの入手以外の方法はないようです。

PB5071959が配信されない場合に、ユーザー側で対応できる方法としては最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされているかどうかを確認するしかありません。

SSUもMSアップデートカタログからのダウンロードができませんので、次のようにしてみてください。

  • SSUが同梱されている10月第二週のKB5066791が導入されているか確認する。
  • KB5066791が導入されているされている場合は、一旦KBアンインストール後に再度導入してみる。

それでもだめな場合は現状待つしかありません。

この更新プログラムの入手方法
この更新プログラムをインストールする前に

重要 最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされている必要があります。 Windows 更新プログラムを適用する前に最新の SSU をインストールしないと、最新の SSU がインストールされるまで Windows 更新プログラムが提供されない可能性があります。

この更新プログラムのインストール

この更新プログラムをインストールするには、次の手順に従います。

[Windows Update設定] ページに移動し、[更新プログラムの確認] を選択します。

この帯域外 (OOB) 更新プログラム (KB5071959) をインストールし、デバイスを再起動してインストールを完了します。

【継続】スマートカード認証のトラブルが継続、レジストリ回避策あり

10月以降のセキュリティ更新(KB5066835, KB5068861など)で発生したスマートカード認証に関するトラブルは、依然として報告が続いており、今回のKB適用後も影響が注視されています。

継続中の主な認証問題(Win10/11共通)
  • 32ビットアプリケーションでの認証失敗: 従来のCSP(Cryptographic Service Provider)が認識されず、証明書の利用や電子署名が正常に行えない。
  • エラーの現象: エラーメッセージとして「invalid provider type specified」や「CryptAcquireCertificatePrivateKey error」が表示される場合がある。
暫定的な回避策(上級者向け)

この問題は、OSの暗号化サービスがKSP(新しい方式)を強制し、古いシステムが対応できていないことが原因です。認証アプリケーションのアップデートが提供されるまでの暫定措置として、以下のレジストリ操作で一時的に従来のCSPアクセスを復旧できる場合があります。

レジストリキー: [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Calais]

値: DisableCapiOverrideForRSA0 に設定し、再起動する。

(※この設定は恒久的な解決ではなく、将来的にはサポートが終了する可能性があります。あくまで緊急避難的な措置です。)

Microsoftは引き続き認証アプリケーションの更新を強く推奨しており、影響を受ける環境では最新の認証ミドルウェアへの移行が最重要です。


Q&A (2025/11/12時点)

Q1. 今回のセキュリティ更新KB5068861は、すぐに適用すべきですか?

A. はい、セキュリティの観点から速やかに適用すべきです。多数の脆弱性が修正されています。ただし、適用前に必ずデスクトップUIカスタマイズツールをアンインストールまたはリセットしているか確認してください。


Q2. タスクマネージャーを閉じてもプロセスが残る不具合(プロセス残留)の確実な対処法はありますか?

A. はい、Microsoftから公式の回避策が提示されています。タスクマネージャーを手動で終了させる代わりに、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、残留プロセスを強制終了させてください。

※ この現象の改善自体はまだ提供されていません。

taskkill.exe /im taskmgr.exe /f

Q3. KB5068781(Win10 ESU)でスマートカード認証の厳格化がありましたが、問題は出ていますか?

A. KB配信直後のため、広範囲な認証障害の報告はまだありません。しかし、KBの内容により、古いスマートカードリーダーや、CSP (暗号化サービス プロバイダー) に依存する独自のセキュリティアプリで認証が失敗するリスクがあります。該当する場合は、認証機能の動作を慎重に確認してください。


Q4. 【Smart Cardユーザーへ】今回のKB適用前に、自分のPCが認証エラーを起こすか確認する方法はありますか?

A. はい、あります。この問題は認証ミドルウェアの古さに起因するため、お使いの認証システム(JU、マイナンバー、企業PKI)の提供元サイトで、「KSP対応」または「Windows 10 ESU/Win11 対応」の最新ドライバとミドルウェアが提供されているかを必ず確認してください。認証ソフト側が最新版になっていれば、OS側の厳格化に耐えられます。これが、業務継続のための最善の予防策です。


記事中の専門用語の解説

    • タスクマネージャーのプロセス残留
      • KB5068861で公式にリストされた既知の不具合。タスクマネージャーを[閉じる]ボタンで終了しても、そのプロセスがバックグラウンドに残り続け、システムリソースを消費する問題です。
    • HTTP.sys要求パーサー
      • Windowsのネットワークコンポーネントの一部で、Webサーバーが受信するHTTPリクエストを解析する役割を担います。今回のKBで、プロトコル標準(RFC 9112)への準拠を厳格化する修正が加えられました。
    • RFC 9112
      • インターネット標準化団体が定めるHTTP/1.1プロトコルの詳細な仕様。今回のKBは、この標準に準拠させることで、ネットワークの解析不一致を防ぎ、セキュリティと安定性を向上させることを目的としています。

最後に

記事を最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事は、次の更新プログラムが配信されるまで、新たな不具合報告などを追跡し、情報を随時追記していきます。更新情報がありましたら、またご確認ください。

もしこの記事がPCトラブル解決のお役に立てましたら、ぜひ記事下のシェアボタンからSNSで共有してください。皆さまのシェアが、同じように困っている方々の助けとなり、今後の記事作成の大きな励みとなります。

今回の記事は以上となります。

記事へのご質問やフィードバックについて

記事の内容に関してご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にコメント欄にご投稿ください。すべてのご質問に必ずしも回答できるとは限りませんが、可能な限りお答えしたり、今後の記事作成の参考にさせていただきます。

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この記事では明示的にプロモーションとして取り扱っているものはありません。

ただし、過去のプロモーションなどで取り扱った商品名や企業名などがプロモーション目的ではなくとも記載されている場合があります。

過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。

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