2025/10/19追記：重要事項
現在詳細な検証中ですが、24H2のクリーンインストールを実行すると「出来上がりは25H2」になってしまいます。
新しいめのものだけではなく、2025年3月時点まで遡ったWin11（24H2）インストールメディア（変更されたインストール動作になる前の時点のものになります）も利用してみたのですが、25H2になってしまいます。
なお、23H2のメディアでインストールした場合は23H2のままになります。
※ 23H2を24H2のメディアでバージョンアップした場合に関しては、現在検証中です。
手元PC固有の動作という可能性がないわけではないのですが、実機を変えたり、仮想PCでインストールをおこなっても25H2になってしまいますので、インストール操作中の「動的更新」で25H2にされてしまうのだと考えられます。
24H2でインストールを完了してい場合は以下の手法と取ってください。
Windowsのインストール時に、意図しない更新プログラム（特に25H2への強制アップグレードの原因となる「動的更新」）をスキップするには、インストールプロセス中にPCをインターネットに接続させないことが最も確実で簡単な方法です。
なお、詳細解説は「 【注意喚起】出来上がりは25H2に…Win11(24H2)のクリーンインストール【2025/10/19】 」を御覧ください。
最も確実な方法：物理的にネットを切断する
一番シンプルで間違いがないのは、Windowsのインストールが完了し、デスクトップ画面が表示されるまで、PCをインターネットに接続しないことです。
- 有線LANの場合: PCからLANケーブルを抜いておきます。
- Wi-Fi（無線LAN）の場合: インストール中に表示される「ネットワークに接続しましょう」の画面で、あえてWi-Fiに接続しません。
セットアップ画面での具体的な操作
※ 自動的に接続されてしまいますので、有線LANの場合はLANケーブルを抜いていくのが良いでしょう。
1. Pro / Education エディションの場合
- 「ネットワークに接続しましょう」という画面が表示されます。
- ここでWi-Fiに接続したり、LANケーブルを差したりしないでください。
- 画面の隅にある「インターネットに接続していません」（または「今はスキップ」）のリンクをクリックします。
- 次の画面で「制限された設定で続行」を選択します。
- これにより、更新プログラムがダウンロードされることなく、ローカルアカウントでのセットアップに進むことができます。
2. Home エディションの場合 (ネット接続が強制される場合)
Windows 11 Homeエディションは、セットアップ完了のためにインターネット接続（Microsoftアカウント）を強く要求してきます。「インターネットに接続していません」のリンクが表示されない場合があります。
その場合は、以下の「OOBEバイパス」と呼ばれる裏技コマンドで回避できます。
- 「ネットワークに接続しましょう」の画面（または「国または地域」を選ぶ最初の画面）で、
Shift+F10キーを同時に押してコマンドプロンプトを起動します。 - 黒い画面に、以下の魔法の呪文（コマンド）を入力し、Enterキーを押します。
- oobe\BypassNRO.cmd
- このコマンドを入力すると、インストーラーが自動的に再起動します。
- 再びセットアップが始まりますが、今度は「ネットワークに接続しましょう」の画面に「インターネットに接続していません」というリンクが出現しています。
- これをクリックし、「制限された設定で続行」を選んで進めれば、ネット接続と動的更新を回避してインストールを完了できます。
インストールが完了したら
OSのインストールが完了し、デスクトップが表示されたら、そこではじめてインターネットに接続します。
ただし、接続した瞬間にWindows Updateが走り出し、25H2のダウンロードを始めようとする可能性が高いため、接続後すぐに 設定 > Windows Update を開き、「更新の一時停止」を実行することをお勧めします。
この記事を緊急公開した理由
この記事は、「仮記事-Win11（25H2）アップとクリーンインストール時の推奨新標準手法」の作成準備中に、クリーンインストール時の動作をMSが変更し、またEFIパーティションの標準容量を2025年6月頃のインストールメディア以降において「いよいよ200MBに変更した」ことから緊急の警告…ただし推定…として公開するものです。
ただし、事実関係を鑑みると、25H2以降のバージョンでEFI領域が100MBというのは「ある意味自殺行為に近い」といっても構わないほど、Windows Update時の不都合や適用失敗につながりかねない状況になる/なっていく可能性は非常に高いと考えています。
▼この記事を緊急公開するに至った経緯
当初、当ブログではWindows 11の最新版「バージョン25H2」への安全なアップグレード手順を解説する記事を準備していました。その検証過程で、最新のインストールメディアを使ってクリーンインストールを行ったところ、これまで長年の標準であったEFIパーティションのサイズが、従来の100MBではなく200MBで作成されるという、極めて重大な仕様変更を確認しました。
これは単なる数字の変更ではありません。Microsoft自身が「今後のWindows 11を安定して運用するためには、EFIパーティションに100MBでは容量が不足する」と公式に判断し、標準仕様を変更した動かぬ証拠です。
この事実を前に、私たちは既存の「EFI 100MB」環境のPCをお使いの膨大な数のユーザーが、将来深刻なトラブルに巻き込まれる危険性を看過できませんでした。過去のWindows 10時代にも、EFI領域の容量不足が原因でWindows Updateに失敗するエラー（0x800f0922など）が多発した悪夢が蘇ります。
このままでは、多くのユーザーが知らず知らずのうちに「時限爆弾」を抱えたまま25H2へ移行してしまい、数ヶ月後のアップデートでPCが起動不能になるといった最悪の事態も起こりかねません。
そこで私たちは、予定していた記事の公開を一旦保留し、この危険性をいち早く皆様にお伝えすることを最優先と判断しました。この記事は、皆様のPCを未来のトラブルから守るための、私たちからの「早期警報」です。
以下、記事本文です。
この記事の要約
※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました
お使いのPCの「EFIパーティション」が100MBの場合、Windows 11 25H2への移行は将来のアップデート失敗に繋がる危険な”時限爆弾”となる可能性が非常に濃厚です。Microsoftが最新の仕様でパーティションサイズを200MB以上に変更した事実から、その危険性と今すぐできる確認方法を緊急解説します。
この記事について
この記事は、最初に要点をおさえた「ダイジェスト版」を、その後に詳しい「本文」を掲載しているよ！
この記事は、Windows 11の最新バージョン「25H2」への移行を検討しているすべてのユーザー、特に古いPCからアップグレードを重ねてきた方々に向けた緊急の警告です。
Microsoftの公式発表はありませんが、技術的な事実から導き出される将来のリスクについて、私たちの専門的な見解と対策をまとめています。速報性を重視しているため、一部に推定を含む情報があることをご了承ください。
ダイジェスト版
スライドショー動画（約7分45秒）
テキスト版ダイジェスト
あなたのWindows 11 PCは、将来のアップデートで突然エラーを吐き出す「時限爆弾」を抱えているかもしれません。その爆弾とは、PCの起動を司る重要な領域「EFIパーティション」の容量不足です。
Microsoftは最新のWindows 11インストール仕様で、このEFI領域を従来の100MBから200MB以上に拡大しました。これは「100MBではもう足りない」という無言の公式発表に他なりません。
この記事では、なぜ100MBのまま25H2へ移行するのが危険極まりないのか、その動かぬ証拠と過去の悪夢のような事例を解説します。そして、わずか1分でできる、あなたのPCが危険かどうかを確認する具体的な手順と、今すぐ取るべき対策を提示します。手遅れになる前に、ぜひご一読ください。
このブログのスタンス：速報性と予防効果を最優先する理由
当サイトのトップページにも記載していますが、改めて、私たちの情報発信における最も重要なスタンスについてお話しさせてください。
このサイトではWindows Update情報や、Winの不具合情報などを発信する上で完全な正確性より、速報性や予防効果に重きを置いているなどいくつかの注意点があります。
これは、単なる免責事項ではありません。読者の皆様のPCを深刻なトラブルから守るために、私たちが最も大切にしている編集方針です。
本文
なぜ今、危険なのか？Microsoftが自ら示した「動かぬ証拠」
今回の緊急警告の最も重要な根拠
それは、「最新のWindows 11インストールメディアでクリーンインストールすると、EFIパーティションが200MB（または260MB）で作成される」という、私たちが検証で確認した「事実」です。
長年、この領域は100MBで作られるのが当たり前でした。それをMicrosoftが自ら変更したのです。
これは、プログラムのコードや公式ドキュメントで「100MBは危険です」と発表する以上に雄弁なメッセージです。つまり、「これから先のWindows 11（25H2以降）の機能更新を安定して適用するには、100MBの容量では確実に不足する場面が出てくる」と、開発元であるMicrosoft自身が判断した動かぬ証拠に他なりません。
なぜ100MBのままでは危険なのか？過去の悪夢と未来のリスク
「EFIパーティションの容量不足」という問題は、今に始まったことではありません。
過去の悪夢、再び – アップデート失敗エラー「0x800f0922」の恐怖が蘇ります。
過去のWindows 10時代、大型アップデートの際に多くのユーザーがエラーコード 0x800f0922 という壁にぶつかりました。何を試してもアップデートが失敗する…その”黒幕”の多くが、実はこのEFIパーティションの空き容量不足だったのです。
この問題の詳細は、以前の記事『【お手上げ】何をしてもWindowsアップグレードが失敗する…その”黒幕”と解決』でも解説しています。
Windows 11は、今後もCopilot+ PC関連の機能など、OSの根幹に関わる機能追加が見込まれています。そうなれば、起動に必要なファイルも増え、EFIパーティションはますます多くの空き容量を要求されるでしょう。100MBのまま放置することは、まさにこの「時限爆弾」のタイマーを進める行為なのです。この危険性については、以前の意見記事『Win11（25H2）対応とWin12への備え、そしてWinUp適用時の時限爆弾解消』でも警鐘を鳴らしてきました。
あなたのPCは大丈夫？EFIパーティションのサイズを確認する簡単な方法
ご自身のPCが危険な「100MB環境」でないか、今すぐ確認しましょう。専門的なツールは不要で、1分もかかりません。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。
- 開いたウィンドウで、(C:)ドライブがあるディスク（通常は “ディスク 0″）を探します。
- 下半分の図から「EFI システム パーティション」という項目を探し、そのサイズを確認してください。
【暫定対策】今すぐできること、そして今後の備え
もし、あなたのPCが「100MB環境」だったとしても、今すぐ慌てる必要はありません。しかし、無防備なまま25H2に移行するのは避けるべきです。
25H2へのアップデートを一旦待つ: Windows Updateに25H2の案内が表示されても、すぐに「ダウンロードとインストール」を押さないでください。まずは情報収集に努めましょう。安全なアップデート手順の考え方については『【急ぐべき？】Windows 11 25H2アップデートが来た！でも待って！』を参考にしてください。
根本解決は「パーティション拡張」: この問題を根本的に解決するには、専門的なツールを使ってEFIパーティションのサイズを拡張する必要があります。これはリスクも伴う作業のため、詳細な手順を解説した記事を現在準備中です。概要と具体的操作手法の詳細については、『【システム領域不足】WinUpやOSアップグレードの失敗を解消する』で触れていますので、ご参照ください。
合わせて読みたい：関連記事
今回の記事でお伝えした「EFIパーティション問題」について、より深く理解したり、具体的な対策を講じたりするために役立つ記事を以下にまとめました。
- 【お手上げ】何をしてもWindowsアップグレードが失敗する…その”黒幕”と解決【2025/10/16】
→アップデート失敗の根本原因が、実はシステム領域にあるケースを解説しています。 - 【急ぐべき？】Windows 11 25H2アップデートが来た！でも待って！「安全第一」で進めるための完全ガイド【2025/10/14】
→大型アップデートを安全に進めるための心構えと具体的な手順をまとめています。 - 【意見記事-やるなら、今しかない！】Win11（25H2）対応とWin12への備え、そしてWinUp適用時の時限爆弾解消【2025/10/09】
→今回の問題を「時限爆弾」と捉え、プロアクティブな対策の重要性を解説しています。 - 【システム領域不足】WinUpやOSアップグレードの失敗を解消する【2025/09/15】
→EFIパーティションの容量不足を根本的に解決するための技術的な手順の概要です。
Q&A
今すぐEFIパーティションを拡張しないとダメですか？
いいえ、今すぐPCが動かなくなるわけではありません。しかし、将来の大型アップデートで問題が発生する可能性が非常に高いため、できるだけ早い段階で対策を計画することをお勧めします。まずは現状を把握し、25H2へのアップデートを一旦待つことが重要です。
Microsoftはなぜこの仕様変更を大々的に発表しないのですか？
（あくまで推定ですが）膨大な数の既存ユーザーに混乱と不安を与えてしまうためだと思われます。新しいPCやクリーンインストール環境では静かに新仕様に移行させつつ、既存ユーザーの問題が顕在化するのは将来のアップデートのタイミングになるため、その時点で個別に対応するというスタンスなのかもしれません。
パーティションの拡張は初心者でもできますか？
パーティション操作は、誤るとPCが起動しなくなるリスクを伴う高度な作業です。そのため、初心者の方には安易にお勧めできません。当ブログで今後公開する詳細な手順記事などを参考に、バックアップを万全にした上で、慎重に作業する必要があります。
記事中の専門用語の解説
- EFI システム パーティション
- PCの電源を入れた後、Windowsを起動するための「設計図」や「鍵」のようなファイルが保管されている、非常に重要な領域です。この領域が破損したり容量が不足したりすると、PCは起動できなくなります。
- クリーンインストール
- PCを工場出荷時のような完全にまっさらな状態に戻す、最も初期化レベルの高いOSの再インストール方法です。既存のデータや設定はすべて消去されます。
- エラーコード: 0x800f0922
- Windows Updateで大型アップデートを適用する際に発生することがあるエラーの一つ。原因は多岐にわたりますが、過去にはEFIパーティションの空き容量不足が原因でこのエラーが多発しました。
最後に：あなたのPCを守るため、今すぐEFI領域の確認を！
記事を最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。
この記事を通じて、Microsoftの静かな仕様変更の裏に潜む重大なリスクと、ご自身のPCがそのリスクを抱えていないか確認する方法をご理解いただけたかと思います。
これは対岸の火事ではなく、あなたのPCの問題です
今回お伝えした「EFI 100MB問題」は、一部の特殊なユーザーにだけ起こる話ではありません。Windows 10からアップグレードしたPCのほとんどが、この「時限爆弾」を抱えている可能性があります。この警告は、未来のあなたを深刻なPCトラブルから救うための、最初の、そして最も重要な一歩です。
具体的な「次のステップ」
- 今すぐ「ディスクの管理」を開く
何よりもまず、本文で解説した手順に従って、ご自身のPCのEFIパーティションサイズを確認してください。これがすべてのスタートです。 - 結果に応じて行動計画を立てる
もし100MBだったら、慌てず、まずは25H2へのアップデートを一時停止しましょう。そして、今後のパーティション拡張作業に向けて、大切なデータのバックアップ計画を立て始めてください。 - 最新情報をチェックする
この問題に関する詳細な解決策の記事を、私たちは準備しています。ブログの更新をチェックしたり、「記事公開お知らせメール機能」に登録したりして、次の行動に備えてください。
未来のトラブルを回避できるかどうかは、今日のあなたの行動にかかっています。この記事が、そのきっかけとなれば幸いです。
もしこの記事が役に立った、あるいは、あなたの周りにも知らせるべきだと感じたら、ぜひSNSなどでシェアしてください。それは、あなたの大切な友人やコミュニティー全体を、未来の予期せぬトラブルから守ることに繋がります。
今回の記事は以上となります。
記事へのご質問やフィードバックについて
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