【WinUp個別】2025年8月第2週のKB配信【2025/08/13】

この記事の要約

※　この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました

この記事は、2025年8月第2週に配信されたWindows 11（24H2, 23H2）とWindows 10（22H2）の月例アップデートに関する詳細な情報をまとめたものです。

更新プログラムの概要: 記事では、それぞれのOSバージョンにおける主要な累積更新プログラム（KB5063878, KB5063875, KB5063709）と、先行して配信されたプレビュー版の内容を統合して解説しています。

アップデート前の推奨処置: 万が一のトラブルに備え、システムの復元ポイントの作成や、BitLocker回復キーの再確認、重要なデータのバックアップといった、アップデート前に実行すべき対策を詳しく説明しています。

不具合の予測と注意喚起: Microsoftが公式に発表している既知の問題に加え、過去の傾向やKBの内容から独自に予測される潜在的な障害について警告しています。特に、Windows 11 24H2のアップデートにおける起動プロセスの変更（ブルースクリーンから黒い画面への移行）が、特定の環境で深刻な問題を引き起こす可能性を指摘し、注意を促しています。

Q&Aセクション: 読者から寄せられそうな質問に対し、セキュアブート証明書の有効期限やWindows 10のサポート終了といった重要なトピックについて簡潔に回答しています。

この記事について

この記事は、2025年8月第2週に配信されたWindows Updateの定例更新およびプレビュー更新に関する詳細情報を提供するものです。

なお、本サイトの記事ではMicrosoftのKB情報提供方法の変更点に対応し、正式版KB公開時の記事では、必要性を鑑みプレビュー版と正式版の情報を統合して記載しています。

また、独自情報として既知の不具合のほかに「KB内容から発生が予測されうる不具合の予測」を提供しています。

項目	内容
KB配信期間	2025年8月 第2週 (08/13～)
主要KB（KBナンバー）	Win11（24H2）: KB5063878 Win11（23H2）: KB5063875 Win10（22H2）: KB5063709
悪意のあるソフトウェアの削除ツール	Ver.5.135 (KB890830)
.NET/.net更新	4. NET Frameworkおよび.NET関連の更新プログラム参照のこと (08/06配信分も含む)
Dynamic Update 他	KB一覧参照
キーワード	Windows Update, KB, 2025年7月 更新, Windows 10, Windows 11, 不具合, 障害, セキュリティ, 予測, 予防, 解決策
対象OS/Ver.	Windows 11 (24H2, 23H2), Windows 10 (22H2)
情報元PC	Win11 (24H2) AMD CPU実機, Win11 (23H2) AMD CPU仮想マシン, Win10 (22H2) AMD CPU仮想マシン
対象読者	Windows Update関連情報を求めるユーザー、PCの安定稼働を重視する方、情報システム担当者など
AIの利用	記事中の記述事項の調査・整理・予測に、AIを利用しています
履歴	2025/08/13…初版公開

KB 一覧 (日本時間2025年8月13日リリース分)

Win11の24H2用、Win11の23H2用、Win10の22H2（x64）用、.NETの抽出一覧です。

Windows 11 Version 24H2 用 累積更新プログラム

• 2025-07 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5062660)
• 2025-07 arm64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5062660)

Critical Updates (Dynamic Update)

• 2025-07 Setup Dynamic Update for Windows 11 Version 24H2 for x64-based Systems (KB5062839)
• 2025-07 Safe OS Dynamic Update for Windows 11 Version 24H2 for x64-based Systems (KB5062686)
• 2025-07 Safe OS Dynamic Update for Windows 11 Version 24H2 for arm64-based Systems (KB5062686)
• 2025-07 Setup Dynamic Update for Windows 11 Version 24H2 for arm64-based Systems (KB5062839)

Windows 11 Version 23H2 用 累積更新プログラム

• 2025-07 arm64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5062661)
• 2025-07 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5062661)

Windows 10 Version 22H2 用 累積更新プログラム

• 2025-07 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5062649)
• 2025-07 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5062649)
• 2025-07 ARM64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5062649)

.NET Framework 関連 (2025年8月6日リリース分)

• 2025-07 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (arm64 向け Windows 11, version 22H2 用) (KB5056580)
• 2025-07 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 11, version 22H2 用) (KB5056580)
• 2025-07 .NET 9.0.7 Update for x64 Server (KB5063327)

本文

1. アップデート適用前に推奨される処置

1.1. 必須処置

明示的にシステムの復元ポイントを作成しておく

Windows Update適用前には、万が一の事態に備え、必ずシステムの復元ポイントを手動で作成しておきましょう。「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの保護」から、「2025年7月WU適用前」など、分かりやすい名前をつけて作成してください。これにより、問題が発生した場合に簡単に以前の状態に戻すことが可能です。

BitLocker回復キーの再確認と複数箇所への保存

BitLockerを使用している場合は、アップデート前に回復キーが正しく保存されているか再確認し、もしもの時に備えて複数箇所に保管しておくことを強く推奨します。aka.ms/myrecoverykey からMicrosoftアカウントに保存されているか確認できるほか、USBメモリや紙に印刷して保管するなど、アクセス可能な状態にしておきましょう。

1.2. 推奨処置

システム全体の完全なバックアップ

より確実な安全策として、信頼できるサードパーティ製ソフトウェアを用いて、OSを含むシステムドライブ全体のイメージバックアップを取得しておくことをお勧めします。これにより、深刻な問題が発生した場合でも、OSやアプリケーション、設定を含め完全に復元できます。

重要なデータの外部ドライブへのバックアップ

これは日常的な習慣として重要ですが、大型アップデート前には特に、作成中のドキュメントや写真、動画など、失われると困る重要なデータを必ず外部ドライブやクラウドサービスにバックアップしてください。

2. OS・バージョン別アップデート詳細

お使いのOSとバージョンに合わせて、詳細な更新内容をご確認ください。

現在 MS は、毎月第2週の正式版 KB 発表時に前月第4週に配信した プレビュー KB の内容はそちらを参照するようにということでアナウンスするため、KB の内容が一目で把握しにくくなっています。このサイトでは、プレビュー KB の内容と翌月のの正式版 KB の内容を比較検討して統合して掲載しています。
2.1. Windows 11 Version 24H2

このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と品質の向上が含まれます。

ダウンロードページへのリンク

ロール：KB5063878

2025-08 Cumulative Update for Windows 11 Version 24H2 for x64-based Systems (KB5063878) (26100.4946)

2025 年 8 月 12 日 — KB5063878 (OS ビルド 26100.4946)

プレ：KB5062660

2025-07 Cumulative Update Preview for Windows 11 Version 24H2 for x64-based Systems (KB5062660) (26100.4770)

2025 年 7 月 22 日 — KB5062660 (OS ビルド 26100.4770) プレビュー

この更新プログラムは、Windows 11 Version 24H2のセキュリティ修正と品質向上のための更新が含まれています。安定性、パフォーマンスの改善、および既知の脆弱性への対処が行われます。

リリース日:

2025/07/22 (KB5062660) / 2025/08/12 (KB5063878)

バージョン:

OS ビルド 26100.4770 (KB5062660) / OS ビルド 26100.4946 (KB5063878)

Windows セキュア ブート証明書の有効期限

重要: ほとんどの Windows デバイスで使用されているセキュア ブート証明書は、2026 年 6 月から有効期限切れになる予定です。これは、特定の個人用デバイスとビジネス デバイスが時間内に更新されていない場合に安全に起動する機能に影響する可能性があります。中断を回避するために、ガイダンスを確認し、証明書を事前に更新するためのアクションを実行することをお勧めします。詳細と準備手順については、「Windows セキュア ブート証明書の有効期限と CA 更新プログラム」を参照してください。

Windows 更新プログラムの用語については、Windows 更新プログラムの種類と毎月の品質更新プログラムの種類に関するページを参照してください。概要については、Windows 11 バージョン 24H2 の更新履歴ページを参照してください。

新しいコンテンツが Windows リリース正常性ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdateをフォローしてください。

注: 組織用 Windows バックアップでシームレスなデバイス移行を体験し、限定されたパブリック プレビューで利用できるようになりました。この機能により、新規または再イメージ化されたMicrosoft Entra参加済みデバイスのWindows 11へのスムーズな移行が保証されます。詳細については、「組織用 Windows バックアップの発表」を参照してください。

ハイライト

段階的なロールアウト

段階的なロールアウトでは、一度にリリース更新プログラムを配布するのではなく、一定期間にわたって配布します。つまり、ユーザーは異なる時間に更新プログラムを受け取り、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではありません。

• [リコール]
  • 新機能！ リコールは欧州経済地域 (EEA) で利用できるようになりました。
  • 新機能！ 世界中のすべてのリコールユーザーに対して、リコールをリセットし、そのすべてのデータを削除できるようになりました。
• [クリックして実行]
  • 新機能！ ¹ リーディング コーチの実行は、読み上げの流暢さと発音を向上させるのに役立つ新しいテキストアクションです。
  • 新機能！ ¹ イマーシブ リーダーで読み取る は、[クリックして実行] の新しいテキスト アクションであり、フォーカスのある気が散らない環境にテキストを表示します。
  • 新機能！ ¹ Copilot in Word で下書きテキストアクションを使用すると、認識された任意のテキストをすばやく完全な下書きに変換できます。
  • 新機能！ ¹ Copilot+ PC で [Do] をクリックすると、Microsoft Teamsによるアクションがサポートされるようになりました。
• [設定]
  • 新機能！ ¹ [設定] の新しいエージェントは、Copilot+ PC エクスペリエンスの一部であり、最も一般的な不満の 1 つに対処するように設計されています。
  • 新機能！ Copilot+ 以外の PC では、[設定] アプリに上部の中央に [検索] ボックスが表示され、検索が容易になり、一貫性が高くなります。
  • 修正済み: 蓋を閉じたときに設定ウィンドウが開いたままだと、再度開いたときにウィンドウが応答しなくなる問題を修正しました。
  • 修正済み: Wi-Fiのネットワーク資格情報を保存しようとすると、設定が応答を停止する可能性がある問題を修正しました。
• [Windows 回復性イニシアチブ]
  • 新機能！ クイック マシンの回復 が利用可能になりました。Windows Recovery Environment (WinRE) を使用して、Windows 11 デバイスの広範な問題が自動的に検出され、修正されます。
  • 新機能！ 予期しない再起動中に、より合理化されたインターフェイスが表示されるようになりました。
• [スタート メニュー]
  • 新規! 管理者がスタート メニューのピンを一度適用できるオプションが追加されました。
• [スナップ]
  • 新機能！ アプリをデスクトップ上部にドラッグするなどの操作で、スナップ機能に関するインラインメッセージが表示されるようになりました。
• [Windows Search]
  • New! 検索設定が、「設定 > プライバシー & セキュリティ > 検索」の1か所に統合されました。
• [入力]
  • New! Windows タッチ キーボードのゲームパッド レイアウトに、子キー、メニュー、単語の候補、言語の切り替えなどの拡張機能が含まれるようになりました。
• [エクスプローラー]
  • 修正済み: [その他のオプション] を開いたときに、ドロップダウン メニューが完全に表示されなくなる問題を修正しました。
  • 修正済み: アプリから表示されると、ファイル操作の進行状況ダイアログが表示されなくなる可能性がある問題を修正しました。
  • 修正済み: 多くのSharePointサイトを同期している場合に、パフォーマンスが低下する問題を修正しました。
• [デスクトップ アイコン]
  • 修正済み: デスクトップにピン留めされたアプリが更新された際、アイコンが正しく表示されず白いページが表示される問題を修正しました。
• [通知]
  • 修正済み: Windows 通知を選択したときに、関連するアプリがフォアグラウンドに表示されない場合がある問題を修正しました。

¹機能はデバイスと市場によって異なります。テキストアクションは、一部の文字セットの市場で利用できます。aka.ms/copilotpluspcsを参照してください。

改善点

KB5063878（2025年8月）の改善点

• [認証] 修正済み: 新しいデバイスでのサインイン中に発生した遅延の問題に対処します。

KB5062660（2025年7月プレビュー）の改善点

• [認証] 修正済み: ローカル セキュリティ機関サブシステム サービス (LSASS) が特定の監査設定で応答を停止する可能性がある問題に対処します。
• [エクスプローラー] 修正済み: エクスプローラーホームで、予期せず1つのフォルダーのみが表示される場合がある問題を修正しました。
• [ファイル システム] 修正済み: 回復性のあるファイル システム (ReFS) で、大きなファイルでバックアップアプリケーションを使用すると、システムメモリが完全に使い果たされる可能性がある問題に対処します。
• [グラフィックス] Thunderboltを介して接続された外部グラフィックスカードが常に認識されない問題に対処します。
• [入力 (既知の問題)]
  • 修正済み: 繁体字中国語のMicrosoft Changjie IMEを使用する際に発生する、単語形成や入力に関する問題に対処します。
  • 修正済み: ヒンディー語やMarathi Phoneticなどの音声入力方法が正しく動作しない可能性がある問題に対処します。
• [安定性の問題] 2025年5月以降の更新プログラムをインストールした後に発生する、まれなデバイスの安定性問題に対処します。
• [Windows ファイアウォール] 修正済み: セキュリティが強化されたWindowsファイアウォールで、”Config Read Failed”イベントがログに記録される問題に対処します。

AI コンポーネント

このリリースでは、以下のAIコンポーネントが更新されます。

AI コンポーネント	バージョン
イメージの検索	1.2507.793.0
コンテンツ抽出	1.2507.793.0
セマンティック分析	1.2507.793.0
設定モデル	1.2507.793.0

Windows 11 サービス スタック更新プログラム (SSU)

KB5062660のSSUは KB5064485（ビルド 26100.4765）、KB5063878のSSUは KB5065381（ビルド 26100.4933）です。

SSUは、Windowsの更新プログラムをインストールするコンポーネントの品質を向上させるための更新プログラムです。

この更新プログラムに関する既知の問題

Microsoftは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。

2.2. Windows 11 Version 23H2

このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と品質の向上が含まれます。

ダウンロードページへのリンク

ロール：KB5063875

2025-08 Cumulative Update for Windows 11 Version 23H2 for x64-based Systems (KB5063875)

2025 年 8 月 12 日 — KB5063875 (OS ビルド 22621.5768 および 22631.5768)

プレ：KB5062663

2025-07 Cumulative Update Preview for Windows 11 Version 23H2 for x64-based Systems (KB5062663)

2025 年 7 月 22 日 — KB5062663 (OS ビルド 22621.5699 および 22631.5699) プレビュー

この更新プログラムは、Windows 11 Version 23H2向けのセキュリティ修正と品質向上のための更新が含まれています。安定性、パフォーマンスの改善、および既知の脆弱性への対処が行われます。

リリース日:

2025/07/22 (KB5062663) / 2025/08/12 (KB5063875)

バージョン:

OS ビルド 22621.5699 および 22631.5699 (KB5062663) / OS ビルド 22621.5768 および 22631.5768 (KB5063875)

Windows セキュア ブート証明書の有効期限

重要: ほとんどの Windows デバイスで使用されているセキュア ブート証明書は、2026 年 6 月から有効期限切れになる予定です。これは、特定の個人用デバイスとビジネス デバイスが時間内に更新されていない場合に安全に起動する機能に影響する可能性があります。中断を回避するために、ガイダンスを確認し、証明書を事前に更新するためのアクションを実行することをお勧めします。詳細と準備手順については、「Windows セキュア ブート証明書の有効期限と CA 更新プログラム」を参照してください。

サービスの終了

2025 年 6 月 26 日以降、Windows 11 バージョン 22H2 (Enterprise Edition および Education Edition) は、セキュリティ以外のプレビュー更新プログラムを受け取らなくなります。ただし、毎月のセキュリティ更新プログラムは 2025 年 10 月 14 日まで継続されます。その日以降、このバージョンはサービスの終了に達し、セキュリティ更新プログラムを受け取らなくなります。保護を維持し、最新の状態に保つために、Windows 11 の最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。

ハイライト

この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティの問題に対処します。

改善点

KB5063875（2025年8月）の改善点

• このビルドには、バージョン 22H2 Windows 11のすべての機能強化が含まれています。
• [Copilot] 修正: Copilot キーの信頼性が向上し、キーを使用した後にユーザーが Copilot を再起動できない問題を解決しました。

KB5062663（2025年7月プレビュー）の改善点

• [国とオペレーターの設定資産 (COSA)] 修正済み: 特定の携帯電話会社のプロファイルを最新の状態にします。
• [ファイル システム]
  • 修正済み: 回復性のあるファイル システム (ReFS) で、大きなファイルでバックアップ アプリケーションを使用すると、システム メモリが完全に使い果たされる可能性がある問題に対処します。
  • 修正済み: 共有フォルダー内の PDF ファイルを検索すると、誤ったエラー メッセージが返される可能性がある問題を修正しました。
• [入力 (既知の問題)]
  • 修正済み: 繁体字中国語の Microsoft Changjie IMEを使用する際に発生する、単語形成や入力に関する問題に対処します。
  • 修正済み: ヒンディー語やMarathi Phoneticなどの音声入力方法が正しく動作しない可能性がある問題に対処します。
• [ネットワーク] 修正済み: アクティブな携帯ネットワーク接続を持つ一部のデバイスで、休止状態から再開した後に周辺機器の動作に時間がかかる問題を修正しました。
• [プリンター] IPPダイレクト検出を使用する際のプリンター名が明確に表示されるようになりました。
• [安定性の問題] 2025年5月以降の更新プログラムをインストールした後に発生する、まれなデバイスの安定性問題に対処します。
• [タスク バー] 修正済み: アクセシビリティ機能のタスク バー アイコンが表示されない問題に対処します。

Windows 11 サービス スタック更新プログラム (SSU)

KB5063875およびKB5062663のSSUは、KB5062686（ビルド 22621.5690 および 22631.5690）です。

SSUは、Windowsの更新プログラムをインストールするコンポーネントの品質を向上させるための更新プログラムです。

この更新プログラムに関する既知の問題

Microsoftは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。

2.3. Windows 10 Version 22H2

このバージョン向けの主要な累積更新プログラムです。セキュリティの修正と品質の向上が含まれます。

ダウンロードページへのリンク

ロール：KB5063709

2025-08 Cumulative Update for Windows 10 Version 22H2 for x64-based Systems (KB5063709)

2025 年 8 月 12 日 — KB5063709 (OS ビルド 19044.6216 および 19045.6216)

プレ：KB5062649

2025-07 Cumulative Update Preview for Windows 10 Version 22H2 for x64-based Systems (KB5062649)

2025 年 7 月 22 日 — KB5062649 (OS ビルド 19045.6159) プレビュー

この更新プログラムは、Windows 10 Version 22H2向けのセキュリティ修正と品質向上のための更新が含まれています。安定性、パフォーマンスの改善、および既知の脆弱性への対処が行われます。

リリース日:

2025/08/12 (KB5063709) / 2025/07/22 (KB5062649)

バージョン:

OS ビルド 19044.6216 および 19045.6216 (KB5063709)

Windows セキュア ブート証明書の有効期限

重要: ほとんどの Windows デバイスで使用されるセキュア ブート証明書の有効期限は、2026 年 6 月以降に設定されます。これは、特定の個人用デバイスとビジネス デバイスが時間内に更新されていない場合に安全に起動する機能に影響する可能性があります。中断を回避するために、ガイダンスを確認し、証明書を事前に更新するためのアクションを実行することをお勧めします。詳細と準備手順については、「Windows セキュア ブート証明書の有効期限と CA 更新プログラム」を参照してください。

サポート終了情報

Windows 10 のサポートは、2025 年 10 月に終了します。
2025 年 10 月 14 日以降、Windows Update を介した Windows 10 の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカル サポート、セキュリティ修正プログラムが、Microsoft から提供されなくなります。お使いの PC は引き続き機能しますが、Windows 11 に移行することを推奨します。

ハイライト

この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティの問題に対処します。

改善点

KB5063709（2025年8月）の改善点

• このビルドには、サポートされているWindows 10バージョン 21H2 エディションのすべての機能強化が含まれています。
• [内部 Windows OS] Windows OSの内部機能に関するその他のセキュリティの強化が含まれています。

KB5062649（2025年7月プレビュー）の改善点

• [拡張セキュリティ Updates] 修正済み: Windows 10拡張セキュリティ Updates (ESU) 登録ウィザードに影響する問題を修正しました。
• [携帯電話会社プロファイル] 更新: 国とオペレーター設定資産 (COSA) プロファイル。
• [セキュア ブート] New! セキュア ブートに関連する機能が追加されました。
• [コア ファイル システム] 修正済み: 2025年5月以降の更新プログラムをインストールした後に発生する、まれなデバイスの安定性問題に対処します。
• [入力]
  • 修正済み: Microsoft Changjie Input メソッドに関する既知の問題。
  • 修正済み: 絵文字パネルで絵文字を検索するときの既知の問題。
  • 修正済み: ヒンディー語やMarathi Phoneticなどの音声入力方法が、最近の更新後に正しく動作しない問題を修正しました。

Windows 10 サービス スタック更新プログラム (SSU)

KB5063709のSSUは、KB5063261（ビルド 19044.6151 および 19045.6151）です。

KB5062649のSSUは、KB5063261（ビルド 19045.6151）です。

SSUは、更新プロセスの信頼性を向上させ、更新プログラムのインストール中に発生する可能性のある問題を軽減します。

この更新プログラムに関する既知の問題

現在、この更新プログラムに関する問題は認識されていません。

3. 今回分のKB適用で発生する可能性のある障害

今回分で発生する可能性のある障害の予想です。

※　既知の不具合以外で発生が予想されうる障害を独自に予測しています。

MSが発表しているKB内容に基づき「私が勝手に予想した事柄」ですので、読み物程度に考えておいてください。

利用方法としては頭の隅に留め置いて、手元で障害が発生した場合に「そういえば…」と思い返していただいて役に立てば幸いと言う程度です。

それでは、OS/バージョン別に見ていきましょう。

3.1. Win11（24H2）のKB適用で発生する可能性のある障害

Microsoftは現時点では、本更新プログラム（KB5063878）に関する既知の問題を認識していません。

しかし、今回の更新プログラムはWindows 11 Version 24H2のセキュリティ修正と品質向上を目的としたものであり、プレビュー版（KB5062660）で報告された様々な機能追加や修正が含まれています。特に、「Windows 回復性イニシアチブ」の一環としてのシステムの起動・回復プロセスの変更や、新しいAIコンポーネントの更新など、OSの根幹に関わる修正や新機能の導入が行われているため、特定のアプリケーションや利用シナリオで予期せぬ問題が発生する可能性があります。

プレビュー版（KB5062660）の適用において、「起動カスタム環境との衝突による更新の失敗や起動不良」、「特定の環境でのインストール失敗」といった深刻な問題が報告されていることを考慮すると、その正式版である今回のKB（KB5063878）でも同様の不具合が発生する可能性を十分に考慮しておく必要があります。

予測される可能性のある障害（既知の不具合以外）:

• アプリケーションの互換性問題および新機能関連の不具合:
  「リコール」や「クリックして実行」（リーディングコーチ、Copilot関連機能など）といった新しいAIを活用した機能が追加されています。これらの新機能が既存のアプリケーション（特に古いものや、システムに深く統合されるタイプのアプリ）と競合し、起動不良、予期せぬクラッシュ、パフォーマンス低下を引き起こす可能性があります。また、Copilot+ PCではない環境や、特定の言語設定（英語以外）でのエージェント機能の動作に問題が生じることも考えられます。
• パフォーマンスの低下または不安定化:
  ファイルシステム（ReFS）やエクスプローラーのパフォーマンス修正が含まれているものの、これらの変更が特定のファイル操作や大量のデータ同期（特にSharePointサイトなど）において、依然として応答速度の低下やフリーズを招く可能性があります。また、AIコンポーネントの更新が、一時的なリソース消費量の増加を引き起こすことも考えられます。
• 周辺機器の動作異常および入力関連の問題:
  USB、カメラ、サウンド、Thunderboltグラフィックスに関する修正が含まれていますが、これらのデバイスが一時的に認識されなくなったり、正常に動作しなくなったりする可能性も考えられます。特に、繁体字中国語やヒンディー語のIMEなど、入力方法に関する修正があった一方で、引き続き特定の入力環境で不安定さや誤動作が発生する可能性があります。
• 設定画面やUIの表示問題:
  [設定]アプリの改善や[スナップ]機能の強化は、UIの挙動に影響を与えます。まれに、設定画面が応答しなくなったり、予期せぬ表示崩れが発生したりする可能性があります。
• ネットワーク接続・認証関連の潜在的な問題:
  LSASSやWindowsファイアウォールに関する修正は、セキュリティとネットワークの安定性を高めるものですが、複雑なドメイン環境やVPN利用時において、一時的な認証エラーや接続の不安定化を引き起こす可能性も否定できません。

これらの予測は、過去のWindows Updateの傾向、今回のKB内容、および24H2で報告されている既知の問題から独自に考察したものです。ほとんどのユーザー環境では問題なく適用されると予想されますが、念のため上記の点にご留意いただき、万が一不具合が発生した際のトラブルシューティングの参考にしていただければ幸いです。

3.2. Win11（23H2）のKB適用で発生する可能性のある障害

Microsoftは現時点では、本更新プログラム（KB5063875）に関する既知の問題を認識していません。

今回のKBは、セキュリティ修正プログラムが中心であり、プレビュー版（KB5062663）で修正された内容も含まれています。Copilotキーの信頼性向上や、特定のファイルシステム、入力方法（IME）、ネットワーク、安定性に関する広範な修正が行われています。

これらの修正はシステムの安定性を高めることを目的としていますが、その変更が特定の環境やアプリケーションと予期せぬ競合を引き起こす可能性が考えられます。

予測される可能性のある障害（既知の不具合以外）:

• アプリケーションの互換性問題: Copilotの改善や、タスクバーのアイコン表示に関する修正は、特定のサードパーティ製アプリ、特にシステムUIに干渉するようなツールとの間で互換性の問題を引き起こす可能性があります。
• 入力関連の問題: 繁体字中国語やヒンディー語のIMEなど、入力方法に関する修正があった一方で、引き続き特定の環境で入力の不安定さや動作不良が発生する可能性が考えられます。
• ネットワーク接続・周辺機器の動作異常: 携帯ネットワーク接続を持つデバイスでの休止状態からの復帰に関する修正や、プリンターの検出に関する改善が含まれています。これらの修正が、まれに他のネットワークデバイスや周辺機器の接続に影響を与え、一時的な接続不良や動作の不安定化を引き起こす可能性があります。
• ファイルシステムの潜在的な問題: 回復性のあるファイルシステム（ReFS）のメモリ消費に関する修正や、PDFファイルの検索に関するバグ修正が含まれています。これらの修正が、特定のファイル操作やバックアッププロセスにおいて、予期せぬ挙動やパフォーマンスの低下を招く可能性も否定できません。

これらの予測は、過去のWindows Updateの傾向、今回のKB内容、および23H2で報告されているプレビュー版の問題から独自に考察したものです。ほとんどのユーザー環境では問題なく適用されると予想されますが、念のため上記の点にご留意いただき、万が一不具合が発生した際のトラブルシューティングの参考にしていただければ幸いです。

3.3. Win10（22H2）のKB適用で発生する可能性のある障害

Microsoftは現時点では、本更新プログラム（KB5063709）に関する既知の問題を認識していません。

今回の更新プログラムは、セキュリティの強化と品質向上が中心です。プレビュー版（KB5062649）で報告されていたESU登録ウィザードの問題や、特定の入力方法（IME）、絵文字パネル、安定性に関する修正が含まれています。

Windows 10はサポート終了が近づいているため、大規模な新機能の追加はほとんどなく、セキュリティ修正が主となりますが、それでも特定の環境で予期せぬ問題が発生する可能性はあります。

予測される可能性のある障害（既知の不具合以外）:

• 入力関連の問題: 繁体字中国語IMEや絵文字パネル、音声入力など、入力方法に関する修正が複数含まれています。これらの修正が、特定の入力環境や他のサードパーティ製入力ソフトウェアと干渉し、入力の不安定さや誤動作を引き起こす可能性があります。
• 周辺機器やネットワークの動作異常: コアファイルシステムや内部OS機能の修正は、まれに周辺機器の認識不良や、ネットワーク接続に影響を与える可能性があります。
• UIの表示問題: ごくまれなケースですが、過去の更新ではNotoフォントや絵文字パネルの表示に関する問題が報告されています。今回の修正が、これらの関連するUI要素に予期せぬ表示の乱れを引き起こす可能性も考慮されます。

これらの予測は、過去のWindows Updateの傾向、今回のKB内容、およびWindows 10のプレビュー版で報告された問題から独自に考察したものです。ほとんどのユーザー環境では問題なく適用されると予想されますが、念のため上記の点にご留意いただき、万が一不具合が発生した際のトラブルシューティングの参考にしていただければ幸いです。

4. 悪意のあるソフトウェアの削除ツール (KB890830)

ダウンロードリンク

悪意：KB890830

4.1. 悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 – v5.135 (KB890830)

Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール で特定の一般的なマルウェアを削除する (KB890830)

※　WinUpからの自動更新ではクイック実行となります。フルスキャンを実行したい場合は、スタンドアロン版としてダウンロード後に手動で実行し、フルスキャンを選択してください。

5. Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートに対処する

Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートは、ユーザーの意図しない環境変化を引き起こす可能性があります。以下の点に留意し、必要に応じて対応を行ってください。

5.1. 誤って24H2へのアップデートが始まったのを止める方法

誤って（意図せず/予期せず）24H2へのアップデートが開始してしまった場合は、慌てずに以下の手順で対応してください。

• ダウンロード中の場合： Windows Update設定画面で「更新の一時停止」操作を行ってください。クリーンアップに時間がかかる場合がありますが、そのまま待ちます。
• インストールが始まってしまった場合： 途中で停止するとOSに不具合が発生しやすくなるため、そのまま完了させてください。完了後にPCを再起動し、起動オプションから「以前のバージョンに戻す」（ロールバック）を試みてください。

5.2. 24H2へのアップグレード自体を停止する方法

自動更新を停止する方法として、以下の手段を検討してください。どうも24H2へのアップグレードだけを個別に止める方法はなく、システム全体の自動更新停止が唯一の手段のようです。

• Windows Pro / Enterpriseエディション： ローカルグループポリシーエディターで自動更新を無効化する。
• Windows Homeエディション： レジストリ操作で自動更新を停止する。

詳細な手順は、以下の外部記事を参照してください。
簡単！Windows 11 24H2への自動更新をブロック！自動アップデートさせない方法とアップデートを元に戻す手順 画像付きで解説【初心者向け】2025年2月版

重要：過去にローカルグループポリシーエディターで設定していた方も、Home版では設定が反映されなくなった事例が報告されています。Home版ユーザーはレジストリでの停止方法への切り替えを検討してください。

Q&A

読者の皆様からよくあるご質問にお答えします。

1. Q: セキュアブート証明書の有効期限が切れるとどうなりますか？

A: ほとんどのWindowsデバイスで使用されているセキュアブート証明書は、2026年6月以降に順次有効期限が切れます。期限内にこれらの証明書が更新されない場合、PCの起動問題や重要なセキュリティ更新プログラムの受信停止など、重大な影響が出る可能性があります。通常はWindows Updateを通じて自動更新されますが、詳細は各OSバージョンの詳細セクションをご確認ください。

2. Q: 今回（2025年8月）のアップデートはすぐに適用すべきですか？

A: 今回配信された更新プログラムは正式版であり、セキュリティ修正が含まれているため、速やかな適用が推奨されます。ただし、記事内で言及した「予測される可能性のある障害」に該当する環境の方は、慎重にご検討ください。

3. Q: Windows 10のサポート終了について教えてください。

A: Windows 10の無料サポートは、2025年10月14日に終了します。これ以降、Microsoftからの無料のセキュリティ更新プログラムやテクニカルサポートは提供されなくなります。お使いのPCは引き続き機能しますが、セキュリティリスクが高まるため、Windows 11への計画的な移行が強く推奨されます。詳細は記事内の「2.3. Windows 10 Version 22H2」セクションをご確認ください。

4. Q: Windows 11 24H2で発生したとされる起動関連の問題は解決されましたか？

A: 2025年7月に配信されたWindows 11 24H2のプレビュー版（KB5062660）では、一部の起動カスタム環境で深刻な問題が報告されました。今回の正式版（KB5063878）がこれらの問題を完全に解決したかどうかは、現時点では明確に発表されていません。そのため、該当する環境の方は、記事内の「予測される可能性のある障害」セクションを参考に、特に慎重な対応を推奨します。

5. Q: アップデート後にPCの動作がおかしくなりました。どうすればよいですか？

A: まずはPCの再起動を試してください。改善しない場合は、アップデート前の復元ポイントからの復元や、該当KBのアンインストールを検討してください。特に起動に関する問題の場合は、記事内の「予測される可能性のある障害」セクションも参考に、トラブルシューティングを行うことが重要です。詳細は記事内の「アップデート適用前に推奨される処置」も参考にしてください。

6. Q: Windows 11 24H2への自動アップグレードを避けたいのですが？

A: 記事内の「Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートに対処する」セクションで、具体的な停止方法（グループポリシーやレジストリ操作）を解説しています。ご自身の環境に合わせてご検討ください。

最後に

記事を最後までお読みくださりありがとうございました。

今回は、2025年8月に配信されたWindows 11 (24H2, 23H2) および Windows 10 (22H2) のアップデートについて、詳細な内容と、適用前に注意すべき点、そして独自に予測した潜在的なトラブルについて解説しました。

Windows UpdateはPCを安全に保つ上で不可欠ですが、まれに予期せぬ問題を引き起こすことも事実です。もしこの記事がPCトラブル解決のお役に立てましたら、ぜひ記事下のシェアボタンからSNSで共有してください。皆さまのシェアが、同じように困っている方々の助けとなり、今後の記事作成の大きな励みとなります。

今回の記事は以上となります。

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