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【コラム】今、WinUp時間が長いことの「勝手な考察」
〜4.6GBのパッチは、実は「毎月のリプレースインストール」ではないか?〜
最近のWindows Update、特に先週末から世間を騒がせている「KB5085516」や「KB5079391」を見ていて、ある一つの「違和感」が確信に変わりました。
「これ、ただのパッチ(継ぎ当て)じゃなくて、毎月リプレースインストール(OSの丸ごと入れ替え)をやってるんじゃないか?」
今回は、実機検証で見えてきた「所要時間の謎」から、現在のWindows Updateの不気味な正体を勝手に考察してみたいと思います。
🕰️ 「合算時間」で解き明かすWinUpの正体(辻褄が合う?)
なぜ今の更新は、GUI上の「96%」で止まり、再起動後は意外と早く終わるのか。そのプロセスを「通常のリプレースインストール」と比較すると、驚くほど美しく辻褄が合います。
| 工程 | 通常のリプレースインストール | 今回のWinUp(KB5085516等) |
|---|---|---|
| 事前準備 | ISOの展開・整合性チェック | GUI上のダウンロード・シーク(長時間) |
| 書き換え | ファイルのコピー(OS上書き) | GUI上のインストール(0%〜96%) |
| 最終整合 | 再起動前のレジストリ・ブート構築 | 96%付近での「沈黙(NVRAM書き込み)」 |
| 適用完了 | 再起動後の「更新プログラムを構成しています」 | 再起動後の「おなじみの青画面」 |
「96%の停滞」=「再起動のフロントロード(前倒し)」
本来、リプレースインストールにおいて「再起動後」に行われるはずの重い処理(ハードウェアやブート情報の最終紐付け)を、今のWinUpは「再起動前の、デスクトップが見えている状態(96%)」で無理やり終わらせようとしている。これが私の推測です。
つまり、トータルの拘束時間はリプレースインストールとほぼ同等。ただ「どこで待たせるか」の配分が変わっただけだと考えれば、再起動後の時間が短めであることとも完全に整合性が取れます。
1. 「4.6GB」という数字が語る、修正の域を超えた何か
通常、不具合修正なら数百MBで済むはずです。しかし、近年のパッチは平然と数GBを超えてきます。 「23H2以降、サイズが大きくなるのは常態化している」という見方もありますが、実態はもっと強引です。差分だけをスマートに落とすはずの仕組み(UUP等)が、今のOSの複雑すぎる依存関係によって機能不全を起こし、「結局、全部入れ替えた方が早い」という力技にシフトしているように見えます。
2. なぜ「設定が勝手に戻る」のか?
「高速スタートアップが勝手に復活する」という怪奇現象も、この「擬似リプレース説」で説明がつきます。 OSの根幹を丸ごと新しいコンポーネントに置き換える際、ユーザーがせっかくOFFにしていた設定フラグが、初期状態(ON)の巨大なデータに飲み込まれ、上書きされてしまっている……。「設定を引き継ぐ」というマイグレーション処理が、この巨大な入れ替え作業に追いついていない実態が見えてきます。
結び:私たちは「毎月、OSを入れ直している」
もし私の推測が正しければ、私たちは今、毎月の定例パッチという名目で、実は「OSの再インストール」に近い負荷をPCにかけ続けていることになります。
「96%で止まっている」のは、フリーズではなく「OSの心臓部の移植手術中」。 そう捉えれば、「絶対に電源を切ってはいけない理由」も、「終わった後に設定を確認しなければならない理由」も、すとんと腑に落ちるのではないでしょうか。
皆さんのPCの「96%」には、どんなドラマが隠されていますか?


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