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【不具合追跡】WinUp定例更新2025/09/10~2025/09/24

お知らせ
最近、ユーザープロファイル破損が原因と考えられる障害が増えています。一度お手元のPCの状態を確認しておいてくださいね。
【どうやって確認するの?】ユーザープロファイル破損のチェック方法【2025/06/01】

Win10サポート終了-Win11移行方法特集
【Win10⇒Win11】アップグレードに失敗した方のお悩み一発解決:原因と解決策の総まとめ【2025/10/26】

OSが起動しなくて焦っている人物の挿絵 WinUp情報(不具合追跡)
この記事は約22分で読めます。
このサイトには、広告が設置されています。また、プロモーション記事やアフィリエイトなどのリンクを設置した記事を公開しています。
  1. この記事の要約
  2. この記事について
  3. ダイジェスト版
    1. スライドショー動画(約◯分)
    2. テキスト版ダイジェスト
  4. 本文
    1. 1. アップデート適用前の準備と心構え
    2. 2. Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」
      1. 2.1. Windows 11 Version 24H2 (KB5065426) の既知の不具合
      2. 2.2. Windows 11 Version 23H2 (KB5065431) の既知の不具合
      3. 2.3. Windows 10 Version 22H2 (KB5065429) の既知の不具合
        1. 公式情報ページ
    3. 3. 本サイト独自の障害予測
      1. 3.1. Win11(24H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
      2. 3.2. Win11(23H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
      3. 3.3. Win10(22H2)のKB適用で発生する可能性のある障害
        1. 今回の予測の妥当性検証
    4. 4. 配信直後の初動レポート(2025/09/12時点)
      1. Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)
        1. 【分析】インストール失敗と「システム領域」の隠れた関係
      2. Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)
      3. Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)
        1. 初動レポートの総括
    5. 5.【時系列】その後の不具合報告と動向(追跡分)
      1. 2025/09/30時点の情報
      2. 2025/09/19 04:00時点の情報
        1. Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)
        2. Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)
        3. Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)
        4. まとめ
      3. 2025/09/15 06:00時点の情報
        1. Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)
        2. Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)
        3. Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)
        4. まとめ
  5. Q&A(2025/09/12時点)
    1. Q:今すぐアップデートすべきですか? それとも様子見が良いですか?
    2. Q:Win11 24H2で、アップデートに失敗します(7%で止まるなど)。どうすれば良いですか?
    3. Q:アップデート後にPCの調子が悪くなりました。まず何をすべきですか?
  6. 記事中の専門用語の解説
  7. 最後に
    1. 記事へのご質問やフィードバックについて
    2. このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由
  8. この記事中の広告リンクについて

この記事の要約

※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました

2025年9月の月例更新が配信されました。Microsoftが公式に認めている既知の不具合はごく限定的ですが、ファイル共有(SMB)やインストーラー関連に大きな変更が加えられており、特定の環境では注意が必要です。この記事では、公式発表された問題点と、本サイト独自の障害予測、そしてアップデート適用後のコミュニティの反応を時系列で追跡していきます。

【重要】Windows 10 サポート終了が迫っています
Windows 10は2025年10月14日をもってサポートが終了します。これ以降、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、PCが危険にさらされます。Windows 11への移行、または延長サポートの利用をご検討ください。

この記事について

この記事は、毎月のWindows Updateについて、既知の不具合、未報告の問題、そして今後発生しうる障害の予測に特化して解説するものです。

各記事の期間は、基本的に次回の定例またはプレビュー更新が提供されるまでとなり、新規記事に移行されます。

なお、更新プログラムの「新機能」や「修正内容の詳細」については、別途公開している月例KB詳細記事をご覧ください。

この記事は、公開後に新たな情報が判明次第、随時追記・更新されます。検証環境はAMDベースのPCであり、Intel固有の問題はカバーできない場合があります。情報はあくまで参考とし、アップデートの適用は自己責任でお願いいたします。
項目 内容
対象KB Win11(24H2): KB5065426
Win11(23H2): KB5065431
Win10(22H2): KB5065429
キーワード Windows Update, 不具合, 障害, 既知の問題, 予測, 解決策, 2025年9月, Windows 11, Windows 10
最新情報更新日 2025/09/12…初版公開

ダイジェスト版

スライドショー動画(約◯分)

GoogleノートブックLMで作成したスライドショー動画です。(日本語字幕付き)

※ 更新期間完了後に追加します。

[スライドショー挿入用のスペース]

テキスト版ダイジェスト

2025/09/19 04:00時点の調査では、SMB/ネットワーク関連不具合の顕在化が、より深刻な形で報告され始めています。特に、古いNASやWindows Serverとのファイル共有時に「システムエラー 86」が発生し、共有フォルダに一切アクセスできなくなるという報告が目立っています。一度この状態に陥ると、KBをアンインストールしても改善しない場合があるとの声も挙がっています。

2025年9月の月例更新は、8月に多くのユーザーを悩ませたPCリセットの失敗や、特定のアプリで表示されたUACプロンプトといった重要な不具合を修正する、待望のアップデートです。Windows 10と11 23H2では、これにより安定性が向上したとの声が多く聞かれます。

しかし、最新のWindows 11 24H2では、新たな問題が発生しています。一部の環境ではインストールが7%前後で失敗・ロールバックされる現象が報告されており、その原因にはPCの根深い「システム領域の容量不足」が関係している可能性があります。

この記事では、これらのインストール失敗の技術的な背景を分析し、根本的な解決策に繋がる『準備編』記事へとご案内します。さらに、公式には「修正済み」とされながらも一部で継続している不具合や、私たちが事前に予測したファイル共有(SMB)の問題が実際に報告され始めている現状を、国内外のフォームの声を基に時系列で詳しく追跡します。


本文

1. アップデート適用前の準備と心構え

Windows Updateには、予期せぬ不具合のリスクが常に伴います。アップデートを適用する前には、必ず万全の準備を行い、ご自身のPCとデータを守るための「自衛策」を講じてください。

具体的な準備の手順については、以下のまとめ記事で詳細に解説しています。アップデート作業を開始する前に、必ず一度ご確認ください。

最低限、以下の3点は必ず実施するようにしてください。

  • システムの復元ポイントの作成
  • システム全体のイメージバックアップの取得
  • BitLocker回復キーの確認と保管

【上級者向け推奨】システム領域の拡張OSの再インストールなどを計画している、スキルのある方は、将来のアップデート失敗を防ぐため、追加で「システム領域の拡張」を実施しておくことを強く推奨します。詳細は、今後公開予定の解説記事で紹介します。

2. Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」

Microsoftが公式に認めている、今回の更新プログラムに関する既知の問題は以下の通りです。

2.1. Windows 11 Version 24H2 (KB5065426) の既知の不具合

問題:ホットパッチが適用されたデバイスでPSDirect接続が失敗する

  • 症状: この更新プログラムを適用したホットパッチ対応デバイス(主にサーバーOS)において、ホストとゲスト仮想マシン(VM)間のPowerShell Direct接続が断続的に失敗することがあります。
  • 回避策: この問題は将来の更新プログラム(KB5066360)で解決される予定です。それまでは、ホストとゲストVMの両方を最新の状態に更新することで、問題の発生を抑えることができます。

2.2. Windows 11 Version 23H2 (KB5065431) の既知の不具合

現在、Microsoftはこの更新プログラムに関する既知の問題を公表していません。

2.3. Windows 10 Version 22H2 (KB5065429) の既知の不具合

現在、Microsoftはこの更新プログラムに関する既知の問題を公表していません。

公式情報ページ

下記ページの左側のメニューから、各バージョンの既知の不具合に関する最新情報を閲覧できます。

3. 本サイト独自の障害予測

このセクションでは、今回の更新プログラムの修正内容を分析し、公式には発表されていないものの、発生する可能性のある潜在的な障害を独自に予測しています。

3.1. Win11(24H2)のKB適用で発生する可能性のある障害

今回のKB5065426では、8月の更新で問題となったMSIインストーラー(UAC)やNDIストリーミングに関する修正、そしてファイルサーバー(SMB)の互換性監査機能の有効化など、システムの比較的深い部分に変更が加えられています。

これらの変更点から、以下のような不具合が発生する可能性が考えられます。

  • 一部の古いNASや複合機でファイル共有が遅くなる、または接続できなくなる可能性
    【予測の根拠】: 今回の更新で、ファイルサーバー機能(SMB)のセキュリティ監査機能が有効化されました。この変更により、古いSMBプロトコルを使用しているNAS(ネットワーク接続ストレージ)や、複合機のスキャン to フォルダ機能などで、互換性の問題が発生し、パフォーマンスが低下したり、接続自体が不安定になったりする可能性があります。
  • 特定の業務アプリケーションや古いソフトで、インストールや修復に失敗する可能性
    【予測の根拠】: 8月に問題となったMSIインストーラーのUACプロンプト問題を修正しましたが、この種の修正は副作用が出やすい傾向があります。特に、独自のカスタムアクションを多用するCADソフトや、古い開発環境で作られた業務アプリなどで、インストーラーが予期せず停止したり、修復機能が正常に動作しなくなったりするケースが考えられます。
  • 一部のストリーミング・配信ソフトで、映像と音声の同期ズレ(遅延)が発生する可能性
    【予測の根拠】: 8月に発生したNDI使用時の音声途切れ問題は修正されましたが、ネットワーク越しのストリーミング処理に変更が加えられたことになります。これにより、OBS Studio以外の配信ソフトや、特定のキャプチャーボードとの組み合わせで、修正前にはなかった映像の遅延(レイテンシー)や、音ズレといった新たな問題が発生する可能性があります。

Q:8月に問題となったSSD消失問題は、今回のKBで修正されたのですか?A:公式には「修正」と発表されていませんが、事実上、解決された可能性が非常に高いです。

Microsoftは元の不具合との因果関係を公式に認めなかったため、「修正」も発表できない、という状況です。

しかし、今回のKBでOSのコードが刷新された結果、問題を引き起こしたであろう部分も変更され、不具合が再発する条件はなくなったと考えられています。

ただし、月例アップデートには常に未知の不具合が発生するリスクが伴います。今回の更新で別の問題が発生する可能性もゼロではありませんので、アップデート適用後も、しばらくはPCの挙動に注意を払い、事前のバックアップ等の自衛策を怠らないようにしてください。

上記はあくまで修正内容から考えられる予測です。もしアップデート後にネットワーク関連や特定のアプリの動作に違和感があった場合は、これらの可能性を思い出してみてください。

3.2. Win11(23H2)のKB適用で発生する可能性のある障害

今回のKB5065431では、プレビュー版から引き継いだExplorerやファイル共有の修正に加え、セキュリティ強化の一環としてMSIインストーラーの挙動にも変更が加えられています。

これらの変更点から、以下のような不具合が発生する可能性が考えられます。

  • 一部の古い業務アプリやカスタムツールで、インストールやアップデートに失敗する可能性 【予測の根拠】: プレビュー版から問題となっていたMSIインストーラーのUAC問題を修正しましたが、これはセキュリティを強化するための変更です。その結果、正規の作法に則っていない古いインストーラーを持つソフトウェア(特に企業向けの内製ツールなど)が、この新しいセキュリティ要件に対応できず、インストールや修復に失敗するケースが考えられます。
  • SharePoint以外のクラウドストレージ(Google Drive, Dropboxなど)で、ファイルの同期状態の表示が不安定になる可能性 【予測の根拠】: 多数のSharePointサイトを同期した際のパフォーマンス問題を修正しましたが、この種の修正はエクスプローラーのファイル状態表示の仕組みに影響を与えることがあります。その副作用として、直接関係のない他のクラウドストレージクライアントの同期アイコン(オンラインのみ/ローカルに存在など)が正しく表示されなくなる可能性があります。
上記はあくまで修正内容から考えられる予測です。もしアップデート後に特定のアプリのインストールや、クラウドストレージの挙動に違和感があった場合は、これらの可能性を思い出してみてください。

3.3. Win10(22H2)のKB適用で発生する可能性のある障害

今回のKB5065429では、8月に発生したPCのリセット機能やMSIインストーラー(UAC)の問題が修正されています。また、Win11と同様にファイルサーバー(SMB)の互換性監査機能が追加されており、システムの挙動に関わる変更が含まれています。

これらの変更点から、以下のような不具合が発生する可能性が考えられます。

  • 一部の古いNASや複合機でファイル共有が遅くなる、または接続できなくなる可能性
    【予測の根拠】: Win11と同様、ファイルサーバー機能(SMB)のセキュリティ監査機能が有効化されました。この変更により、古いSMBプロトコルを使用しているNAS(ネットワーク接続ストレージ)や、複合機のスキャン to フォルダ機能などで互換性の問題が発生し、パフォーマンスが低下したり、接続自体が不安定になったりする可能性があります。Windows 10は古い機器と接続されているケースが多いため、特に注意が必要です。
  • 特定の業務アプリケーションや古いソフトで、インストールや修復に失敗する可能性
    【予測の根拠】: 8月に問題となったMSIインストーラーのUAC問題を修正しましたが、これはセキュリティを強化するための変更です。その結果、正規の作法に則っていない古いインストーラーを持つソフトウェア(特に企業向けの内製ツールなど)が、この新しいセキュリティ要件に対応できず、インストールや修復に失敗するケースが考えられます。
上記はあくまで修正内容から考えられる予測です。もしアップデート後にネットワーク関連や特定のアプリのインストールに違和感があった場合は、これらの可能性を思い出してみてください。
今回の予測の妥当性検証

※期間終了時に、予測がどの程度妥当であったかをここで総括します。


4. 配信直後の初動レポート(2025/09/12時点)

アップデートが配信されてから約48時間が経過し、国内外のフォーラムやSNSで、早期適用者からの第一報が出始めています。現時点での初動レポートをOS・バージョン別にまとめます。

Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)

    • インストール関連の問題
      • 一部の環境で、インストールが再起動後に7%前後で進まなくなり、最終的に自動で元に戻されてしまうという失敗報告が複数挙がっています。
      • エラーコードとしては 0x800f0991 や 0x80070005 などが報告されており、ストレージの空き容量不足や、サードパーティ製のセキュリティソフトとの干渉が原因として疑われています。
      • インストールに成功した場合でも、通常より大幅に時間がかかるとの報告も引き続き散見されます。
【分析】インストール失敗と「システム領域」の隠れた関係

今回報告されているインストール失敗で特に目立つエラーコード「0x800f0991」は、アップデートが回復用のミニOS環境(Safe OS)へ移行する際に失敗したことを示すもので、極めて高い確率で回復パーティション(WinRE)の問題を示唆しています。

近年の更新プログラムは回復環境も同時に更新しますが、PC購入時に作成された回復パーティションは容量が小さく、新しい回復イメージを書き込むための空き容量が足りずに更新が失敗し、OS全体がロールバックされるのです。

これは、当サイトの『【準備編】Windows Updateに賢く備えるための必須対策まとめ』の記事で解説している「システム領域の拡張」が、まさに有効な予防策となる問題です。

  • インストール後の不具合
    • UACプロンプトの問題: 公式には「修正済み」とされていますが、一部の環境ではOffice 2010などで依然としてUACプロンプトが表示される、という報告が少数ながら残っています。また、予測通り、古い業務ソフトのインストーラーが動作しなくなったという報告も出始めています。
    • NDI/SMB関連: NDIの音声途切れ問題も公式には「修正済み」ですが、一部の特殊な構成では症状が持続するとの声があります。また、予測していた通り、一部のNASや複合機で「ファイル共有が遅くなった」という報告が挙がり始めています。
    • その他の軽微な不具合: 「OSの起動音や通知音などのシステム音が小さくなった」「IISマネージャーのモジュールが依然として表示されない」といった、個別の環境に依存すると思われる軽微な問題も報告されています。

Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)

  • 両者の情報源で共通して、目立った不具合の報告はなく、比較的安定しているようです。一部でインストールに時間がかかるという報告は見られますが、深刻な問題には至っていません。

Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)

  • 両者の情報源で共通して、現時点で深刻な問題や広範囲に影響する不具合の報告はほとんどありません。8月に発生していたPCのリセット問題などが解消されたことで、むしろ安定性が増したとの声が多く、今回のアップデートの中では最も安定しているバージョンと言えそうです。
初動レポートの総括

全体として、Win10とWin11 23H2は安定している一方、Win11 24H2はインストールで躓くケースが報告されており、滑り出しは順調とは言えない状況です。特に、エラーコード(0x800f0991)を伴う失敗は、システム領域(特に回復パーティション)の容量不足に起因する可能性が考えられ、事前の「システム領域の拡張」が有効な対策となる場合があります。

また、公式に「修正済み」とされた不具合が一部環境で継続している点や、予測されたSMB関連の問題が実際に報告され始めた点には、引き続き注意が必要です。


5.【時系列】その後の不具合報告と動向(追跡分)

このセクションでは、初動レポート以降に明らかになった新たな不具合報告や、コミュニティで発見された回避策などを、新しい情報が一番上になるように追記していきます。

2025/09/30時点の情報

今回の定例更新後は、特に大きな障害なく経過しました。

2025/09/30にWin11(24H2)用のKB5065789が公開され、9月のプレビュー更新が出揃いましたので、以下に記事を引く継ぎます。

なお、Win11(24H2)用のKB5065789では早速更新後の再起動時に100%状態で10~20分以上停滞する現象の報告がかなりの数上がっているようです。

【不具合追跡】WinUpプレビュー更新後-2025/09/30~【2025/09/30】
【2025/10/06更新】KB5065789不具合追跡。MS公式も認めた「インストール長時間停止」問題に加え、安易な回復操作でPCが起動不能になる『復元死』の危険性を警告。全貌と今すぐ取るべき安全な対処法を解説します。

2025/09/19 04:00時点の情報

定例更新の配信から約1週間が経過し、より詳細な不具合報告や、新たな問題点が明らかになってきました。初動レポートからの変化点をOSごとにまとめます。

Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)
  • インストール問題の継続とエラーコードの多様化:
    初動レポートで報告されたインストール失敗(0x800f0991など)は依然として続いています。新たに 0x800f0922 や 0x80071a2d といったエラーコードも報告されており、問題が複数の原因(回復パーティション容量、セキュリティソフト、システム破損など)に起因している可能性が示唆されています。
  • SMB/ネットワーク関連不具合の顕在化:
    予測していたSMB関連の不具合が、より深刻な形で報告され始めています。特に、古いNASやWindows Serverとのファイル共有時に「システムエラー 86」が発生し、共有フォルダに一切アクセスできなくなるという報告が目立っています。一度この状態に陥ると、KBをアンインストールしても改善しない場合があるとの声も挙がっています。
  • 新たなアプリ・ゲーム関連の不具合:
    初動レポートの法人向けソフトに加え、新たに「一部のPCゲームでムービー再生時に画面が赤くなる」「富士通製PCにプリインストールされているメディア再生アプリが正常に動作しない」といった、一般ユーザーに影響する可能性のある不具合が報告されています。
Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)
  • 初動レポートから変わらず、目立った新規の不具合報告はなく、安定した状態を維持しています。8月の問題点が修正されたメリットの方が大きいようです。
Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)
  • SMB関連の軽微な不具合が増加:
    全体的な安定性は高いものの、一部の環境で「古いNAS(SMBv1)に接続できなくなった」「ネットワーク上に見えていた他のPCが表示されなくなった」といった軽微なネットワーク関連の報告が増加傾向にあります。
  • スタートメニューの動作遅延:
    少数ですが、アップデート適用後にスタートメニューを開く際の動作がわずかに遅くなった、という報告も挙がっています。
まとめ

配信から1週間が経過し、状況が明確化してきました。Win11 24H2はインストール問題に加え、深刻なファイル共有(SMB)の不具合が顕在化しており、依然として予断を許さない状況です。一方で、Win11 23H2とWin10 22H2は、一部で軽微なネットワーク関連の報告はあるものの、全体としては引き続き安定しており、対照的な状況となっています。


2025/09/15 06:00時点の情報

2025年9月12日以降、Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)の初動レポートで挙げられていたインストール関連の問題や一部アプリの不具合などは「継続報告」「部分的な改善」「新たな注意事項の追加」といった動きが見られます。

Windows 11 Version 24H2 (KB5065426)

インストール失敗・エラーコード

「再起動後に7%で止まり元に戻される」「0x800f0991」「0x800f081f」などの報告は、現在も一部環境で続いています。主な要因は回復パーティション(WinRE)の容量不足やセキュリティソフトの干渉で、これらをクリアすることで改善できる場合も増加していますが、完全解消には至っていません。

一部アプリの動作不良

富士通PC向けアプリ『DigitalTVbox』や市販ソフト(PowerDVD等)が正常に動作しなくなる事例が確認されています。これは8月末KB5064081~今回のKB5065426で報告されており、富士通以外の一部PC/アプリでも影響する可能性があります。

既知の軽微な不具合

Office 2010やAutoCADなどでUACプロンプトが表示される・古い業務ソフトのインストーラーが動作しない等の報告は「依然継続中」ですが発生数は減少傾向です。SMB/NDI関連の不具合も、環境依存ながら持続事例が残ります。

仮想環境(VM)の一部ではPowerShell Direct接続不可となる事例が追加報告され、ホットパッチKB5066360での修正が案内されています。

Windows 11 Version 23H2 (KB5065431)

依然として安定しており、重大な追加不具合の報告はありません。まれにインストール遅延が見られるのみです。

Windows 10 Version 22H2 (KB5065429)

安定性が高く、9月中旬でも深刻な新規不具合は報告されていません。8月のPCリセット問題も既に解消済みで好調な状況が続いています。

まとめ

Win11 24H2 KB5065426のインストール失敗、回復パーティション・一部アプリ不具合は継続中だが、解決策も徐々に出てきている段階。

Win11 23H2・Win10 22H2は初動安定性を維持しており、追加の大きな問題は確認されていません。

公式ページの既知の問題情報も随時更新されているため、今後の推移を追う場合は定期的なチェックを推奨します。


Q&A(2025/09/12時点)

Q:今すぐアップデートすべきですか? それとも様子見が良いですか?

A:お使いのOSのバージョンによって判断が分かれます。

  • Windows 10 / Windows 11 23H2 の方:
    深刻な不具合の報告がほとんどなく、8月の問題を修正する内容でもあるため、早期の適用を推奨します。
  • Windows 11 24H2 の方:
    インストールに失敗する事例が報告されています。急いでいないのであれば、Microsoftから回避策などの情報が出るまで数日間〜1週間ほど様子見をするのが安全です。適用する場合は、必ず事前に完全なバックアップを取得してください。

Q:Win11 24H2で、アップデートに失敗します(7%で止まるなど)。どうすれば良いですか?

A:エラーコード「0x800f0991」が表示されている場合、システム領域(特に回復パーティション)の容量不足が原因である可能性が高いです。根本的な解決策は、当サイトの『【準備編】Windows Updateに賢く備えるための必須対策まとめ』で解説している「システム領域の拡張」となります。まずは、Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行してみるのも一つの手です。

Q:アップデート後にPCの調子が悪くなりました。まず何をすべきですか?

A:まずはPCを再起動してみてください。それで改善しない場合は、Windows Updateの設定画面から該当のKB(KB5065426など)をアンインストールするのが最も基本的な対処法です。それでも解決しない場合は、アップデート前に作成したシステムの復元ポイントを使って、PCを更新前の状態に戻してください。


記事中の専門用語の解説

  • 回復パーティション (WinRE)
    • PCの起動ディスクに確保された、特殊な隠し領域のことです。Windowsが正常に起動しなくなった際に、システムの復元やスタートアップ修復といったトラブルシューティングツールを起動するための「救急箱」が格納されています。
  • SMB (サーバーメッセージブロック)
    • Windowsのネットワーク上で、ファイル共有やプリンター共有を行うために使われる通信プロトコル(言語)のことです。NAS(ネットワーク接続ストレージ)や、他のPCの共有フォルダにアクセスする際に、このSMBが使われています。
  • UAC (ユーザーアカウント制御)
    • ソフトウェアがPCのシステム設定などに重要な変更を加えようとする際に、「許可しますか?」と表示される確認画面のことです。マルウェアなどが勝手にシステムを変更するのを防ぐための、セキュリティの門番のような役割を持っています。

最後に

(1)記事更新中は

記事を最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事は、次の更新プログラムが配信されるまで、新たな不具合報告などを追跡し、情報を随時追記していきます。更新情報がありましたら、またご確認ください。

(2)次回シリーズ記事が開始したら(次の定例またはプレビューKB提供)総括した内容で締める。

(3)以下定例文

記事へのご質問やフィードバックについて

記事の内容に関してご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にコメント欄にご投稿ください。すべてのご質問に必ずしも回答できるとは限りませんが、可能な限りお答えしたり、今後の記事作成の参考にさせていただきます。

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このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由

「最前線の情報」をいち早く受け取り、ご自身のPCを未来のトラブルから守りたい方は、ぜひサイドバーなどに設置されている「記事公開お知らせメール機能」にご登録ください。あなたのPCのための、最も早い“警報”をお届けします。

当サイトのトップページにも記載していますが、改めて、私たちの情報発信における最も重要なスタンスについてお話しさせてください。

このサイトではWindows Update情報や、Winの不具合情報などを発信する上で完全な正確性より、速報性や予防効果に重きを置いているなどいくつかの注意点があります。

これは、単なる免責事項ではありません。読者の皆様のPCを深刻なトラブルから守るために、私たちが最も大切にしている編集方針です。

Windowsの深刻な不具合は、「地震速報」に似ています

震源地や震度の「100%正確な情報」を待ってから警報を出していては、多くの人が逃げ遅れてしまいます。たとえ情報が不完全でも、「強い揺れが来るかもしれない」と一秒でも早く伝えること、そして「机の下に隠れる」といった予防行動を促すこと。それが、被害を最小限に抑える唯一の方法です。

私たちの記事も、それと全く同じです。Microsoftの公式発表や、100%の技術的な解明を待っていては、手遅れになるユーザーが大勢います。だからこそ私たちは、専門家としての経験と分析に基づき、たとえ不確定な情報を含んでいても、いち早く警鐘を鳴らし、ユーザーが取るべき予防策(アップデートの一時停止など)を提示することに重きを置いています。

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過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。

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