【日記】洗濯物とPC、そしてPCのお洗濯【2025/08/13】

トラブルシューティングと予防

2025.08.13

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お盆休みの一日
暇つぶし：今どきのAI

お盆休みの一日

出来事

お盆休み、家族皆が家にいる。

北海道十勝でも30度、暑い…。

そんな日の夕刻に妻が言った一言に、ふと深く考えさせられた。

「洗濯物、取り入れておいたからね」

このたった一言に、複数の意味があることに気がつく…。

額面通りに受け取れば、「ベランダに干していた洗濯物を、部屋に取り込んだ」という事実を伝えているだけ。だが、長年の夫婦生活から、こんな風にも読み取れる。

「あなたが取り入れてくれてもいいのよ」という、手伝ってほしいという優しいお願い。
あるいは、（休みの日ぐらいは）「洗濯物入れてよね」という、少しの皮肉。

言葉の裏に隠された真意を汲み取ることが、いかに大切か改めて思う。

そして、ふと思ったのだ。

これは、PCの運用にも同じことが言えるのではないだろうか？

PCやOS、ソフトウェアが私たちに送る「メッセージ」や「挙動」にも、言葉の裏に隠された真意があるのではないか、と。

PCからの「言葉の裏」を読み解くPC運用術

例1：【額面通りに受け取ってはいけない警告】

PCの言葉: 「Windows Updateが利用可能です」

額面通りの解釈: 「はい、アップデートします」と、深く考えずに更新してしまう。

言葉の裏： 「このアップデートには不具合が含まれているかもしれないけど、あなたは本当に今すぐ適用して大丈夫？もう少し様子を見てからでも遅くないのよ」という、“自衛のための問いかけ”かもしれない。最近の更新プログラムは、思わぬ不具合を含むことも少なくない。PCの言葉を額面通りに受け取るのではなく、その裏にある「本当に今やるべきか？」という文脈を読み解くことが大切だ。

例2：【手遅れになる前に助けを求めるサイン】

PCの言葉: 「Cドライブの空き容量が少なくなっています」

額面通りの解釈: 「まだPCは動いているから、大丈夫だろう」と放置する。

言葉の裏： 「このままだと動作が遅くなるし、最悪の場合フリーズするかもしれないから、もうすぐ手遅れになるわよ。そうなる前に、今すぐ不要なファイルを整理して助けてよね」という、“悲鳴のようなSOS”かもしれない。PCの警告は、ユーザーが行動を起こすための、最後のチャンスを伝えてくれているのだ。

例3：【過去の運用に対する皮肉】

PCの言葉: 「最近、PCの動作がなんとなく重い…」

額面通りの解釈: 「もうPCのスペックが古いから、買い替え時かな」と判断する。

言葉の裏： 「昔インストールしたあの不要なソフト、まだ使い続けているの？それとも、あの時導入したセキュリティソフトが、私の足を引っ張っているの？過去のあなたの無茶な運用のせいで重くなっているのよ、いい加減、私を労わってよね」という、“諦めにも似た皮肉”かもしれない。PCの動作には、過去の自分の運用が映し出されている。動作が重いと感じたときは、安易にスペック不足と決めつけず、一度PCの中身を振り返ってみることが大切だ。

PCのお洗濯：時には余計なケースもある？

妻に言われなくても、洗濯物を自分から取り入れるように、PCもホコリが溜まる前に自ら進んでお洗濯してあげることも大切だ。

物理的なお洗濯 キーボードの隙間に溜まったホコリを掃除したり、モニターの指紋を拭き取ったりといった、PCを綺麗に保つための簡単な「お洗濯」だ。
システムのお洗濯 不要なファイルを削除する「デジタルのお洗濯」も必要だ。しかし、PCのお洗濯には、勝手に始まり、時には邪魔にすら感じる「自動メンテナンス」という、ありがた迷惑な側面もある。これは、お節介な妻の「これもやっておいたわよ！」という善意が、時として夫の思惑とズレるのと似ているかもしれない。