この記事の要約
※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました
この記事では、Windowsのユーザープロファイル破損によるPCの不具合について、その症状の特定方法と対処法を解説しています。
PCの動作が異常に遅い、ログインできない、一時プロファイルでサインインされる、デスクトップやアプリが正常に動作しないなどの症状が見られる場合、ユーザープロファイルの破損が疑われます。
記事では、まずイベントビューアやレジストリを使ってプロファイルの状態を確認する方法を紹介。特にレジストリ操作は注意が必要なため、慎重な作業を促しています。
次に、破損が疑われる場合の応急処置として、SFC（システムファイルチェッカー）とDISM（展開イメージのサービスと管理）コマンドを使ったシステムファイルの修復手順を解説しています。推奨される実行順序は「SFC → DISM → 再度SFC」です。
これらの修復で改善しない場合は、新しいユーザーアカウントへの引っ越しが最終的な解決策となります。記事では関連する別の詳細記事への誘導も行っています。
また、ユーザープロファイルの破損を未然に防ぐための予防策（Windows Updateの適用、定期的なシステムチェック、データバックアップ、ストレージ容量の確保など）や、ご自身での対処が難しい場合の専門家への相談のタイミングについても触れており、読者が安心してPCトラブルに対応できるよう支援しています。
この記事について
そう感じているあなたへ、手軽にプロファイルの破損を確認する方法はないか、というご質問をいただきました。これまで、その具体的な手順を詳しくお伝えできていなかったようです。
2025年の3月頃から、Windows OSにおけるユーザープロファイル（や関連するPCの固有情報）の破損や不具合が、なんとなく増えているように感じます。もしかしたら、最近のWindowsアップデートなどが影響しているのかもしれません。
以前にも、ユーザープロファイルに関する記事を公開してきました。
そこで今回は、ご自身のユーザープロファイルに破損や不具合が発生していないかを確認する部分の具体的な方法を記事にまとめました。あなたのPCトラブル解決の一助となれば幸いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キーワード | ユーザープロファイル、破損、Windows、トラブルシューティング、SFC、DISM、アカウント引っ越し |
| 対象OS/ソフト/機材 | Windows 10, Windows 11 |
| 対象読者 | Windows PCで動作が不安定な方、ユーザープロファイルの破損が疑われる方、PCの基本的な操作ができる方 |
| AIの利用 | 記事中の記述事項の調査に、AIを利用しています |
| 履歴 | 2025/06/01・・・初版公開 |
症状から判断する
ユーザープロファイルの破損は、PCの動作に様々な不具合として現れます。もし、お使いのPCで以下のような症状が見られるようでしたら、ユーザープロファイルの破損を強く疑う必要があります。
ログインできない、または一時プロファイルでログインされる
これは最も一般的な症状です。Windowsにサインインしようとすると、「ユーザープロファイルサービスによるログオンの失敗」といったエラーメッセージが表示され、ログインできないことがあります。
また、ログインできたとしても、デスクトップの壁紙やアイコンの配置が初期状態に戻ってしまったり、以前の設定がすべてリセットされたように見えたりする場合があります。これは、Windowsが一時プロファイルでログインさせている状態であり、この状態で作成・保存したファイルは、次回ログイン時に失われる可能性があるので注意が必要です。
デスクトップ、スタートメニュー、タスクバーが正しく動作しない
普段使っているデスクトップアイコンが表示されなかったり、クリックしても反応しなかったりすることがあります。また、スタートメニューが全く開かない、または開いてもすぐに閉じてしまう、タスクバーのアイコンが機能しないといった症状も、プロファイルの破損を示唆している場合があります。
アプリケーションが起動しない、またはクラッシュする
特定のアプリケーション（特に頻繁に使うもの）が起動できなくなったり、使用中に頻繁にクラッシュしたりすることがあります。普段問題なく使えていたアプリが急におかしくなった場合は、プロファイルの問題を疑ってみましょう。
設定が開かない、または一部の設定にアクセスできない
Windowsの設定画面（歯車アイコンから開くもの）が正常に表示されなかったり、表示されても「アカウント」や「プライバシー」などの特定の設定項目が開けなくなったりすることがあります。
ファイルの保存やアクセスに問題がある
「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」といった、個人のデータが保存されるはずのフォルダー内のファイルにアクセスできなかったり、新しいファイルを保存しようとしてもエラーが出たり、保存したはずのファイルが見つからなくなったりする場合があります。
動作が異常に遅い
PC全体の動作が著しく遅くなり、フリーズしたり、応答しなくなったりすることが頻繁に起こるようになります。これはプロファイル破損によってシステムが不安定になっている可能性を示すサインです。
これらの症状のうち、一つでも当てはまる場合、ユーザープロファイルの破損が疑われます。複数の症状が同時に現れることも多いため、見逃さないようにしましょう。
ユーザープロファイル破損の確認方法
ここでは大きく、ユーザープロファイルの破損のある程度の確認方法ととりあえずの修復方法についてお話しします。破損が大きくなってしまっている場合や一時的な修復方法で回復できない場合は、新規にユーザープロファイルを作成し、アカウントを引っ越しすることになります。
ユーザープロファイルの破損のある程度の確認方法
PC利用者がある程度直接的にユーザープロファイルの破損を確認できるのは、次の2つの方法になります。（この方法で、100％確認可能であるかどうかは不明です。そのため「ある程度」としています）
イベントビューアでログを確認する
イベントビューアは、Windowsが記録する様々なシステムイベントやエラーを確認できるツールです。ユーザープロファイルの破損に関連するイベントログをチェックできます。
- イベントビューアを開きます。
- スタートボタンを右クリックし、「イベントビューア」を選択します。
左側の欄で「アプリケーション」を選択しないと「現在のログをフィルター」の項目が表示されませんので、注意してくださいね。
- スタートボタンを右クリックし、「イベントビューア」を選択します。
- 左側のペインで「Windowsログ」を展開し、「Application」をクリックします。
- 右側の「操作」ペインで「現在のログをフィルター」をクリックします。
- 「イベントソース」のドロップダウンメニューから「User Profiles Service」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- フィルターされたイベントのリストを確認します。特に、「エラー」や「警告」のイベントに注目してください。イベントID 1534、1500、1502、1508などが表示される場合があります。これらのイベントは、プロファイルの読み込みや破損に関する問題を示している可能性があります。
この部分のイベントナンバーを見てくださいね。
- 注目すべきイベントが見つかった場合は、その詳細（「全般」タブや「詳細」タブ）を確認し、オンラインで追加情報やトラブルシューティング手順を検索すると役立つことがあります。
1. 「イベントビューアを開きます」でつまずく場合
-
スタートボタンの右クリックが見つからない/反応しない？ Windows 10/11では、スタートボタンを右クリックすると「電源ユーザーメニュー」と呼ばれるメニューが表示されます。もしこれが表示されない、あるいは「イベントビューア」の項目が見つからない場合は、別の開き方を試しましょう。
- 検索ボックスから開く: Windowsの検索ボックス（タスクバーにある虫眼鏡アイコンや検索バー）に「イベントビューア」と入力し、検索結果に表示される「イベントビューア」アプリをクリックして開けます。
-
「イベントビューア」が見つかっても起動しない？ もしアプリ自体が起動しない場合は、システムにかなり深刻な問題が起きている可能性があります。その場合は、この記事の他のセクション（SFC/DISMコマンドによる修復など）を先に試してみるか、新しいユーザープロファイルの作成を検討した方が良いかもしれません。
2. 「Windowsログ」や「Application」が見つからない/展開できない場合
- 表示のレイアウトが違う？ イベントビューアの左側のペインは、ツリー構造になっています。「Windowsログ」の左にある小さな矢印（▶や＋）をクリックすると、その下に「Application」「Security」「Setup」などの項目が表示されます。「Application」をクリックすると、右側のメインペインにそのログが表示されます。
- 権限の問題？ 通常、イベントビューアを見るのに管理者権限は不要ですが、もし何らかの理由でログが見られない場合は、念のため管理者としてイベントビューアを起動してみてください（検索ボックスで「イベントビューア」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択）。
3. 「現在のログをフィルター」が見つからない/機能しない場合
- 「Application」が選択されているか？ 「現在のログをフィルター」のオプションは、左側のペインで「Application」が選択されているときに、右側の「操作」ペインに表示されます。別のログ（例えば「System」など）が選択されていると、表示されないことがあります。
- 反応がない場合: フィルターのウィンドウが表示されない、またはOKを押しても何も変わらない場合は、イベントビューア自体を一度閉じて再起動してみるのが効果的です。
4. 「User Profiles Service」が見つからない、またはエラーログが少ない場合
- イベントソースのリストが長い: 「イベントソース」のドロップダウンメニューには、非常に多くの項目があります。「User Profiles Service」はリストの下の方にあることが多いので、スクロールして探してみてください。
- エラーログが見つからない場合でも安心？ 「User Profiles Service」に関連するエラーや警告がなくても、プロファイルが破損していないとは限りません。イベントビューアはあくまで一つの手がかりです。症状が明確に出ている場合は、次のステップであるSFCやDISMコマンドによる修復に進むことをおすすめします。
レジストリでプロファイルの状態を確認する
これはより高度な方法であり、誤った変更はシステムに深刻な問題を引き起こす可能性があるため、細心の注意を払って行ってください。自信がない場合は、専門家への相談か、他の方法を試すことを強く推奨します。
【重要】レジストリを編集する前に必ずバックアップを取ってください。 レジストリ全体のバックアップを取ることで、万が一の事態に備え、元の状態に戻すことが可能になります。
バックアップ方法:
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レジストリエディタを開く:
- スタートメニューの検索ボックスに「regedit」と入力します。
- 検索結果に表示される「レジストリエディタ」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 「ユーザーアカウント制御」のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックして実行を許可します。
- ポイント: 管理者権限で実行しないと、一部のレジストリキーにアクセスできない場合があります。
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目的のパスに移動する:
- レジストリエディタが開いたら、左側のペイン（ツリー構造）を使って以下のパスを順に展開して移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE→SOFTWARE→Microsoft→Windows NT→CurrentVersion→ProfileList - ポイント: 上部のパスバー（アドレスバーのような部分）にこのパスを直接コピー＆ペーストしてEnterキーを押すと、一瞬で移動できて便利です。
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ユーザープロファイル関連フォルダの確認:
ProfileListの配下には、S-1-5-で始まる複数のフォルダ（キー）が表示されます。これらは、PC上に存在する各ユーザープロファイルとシステムアカウントに対応する固有の識別子（SID: Security Identifier）です。- ポイント: 通常のユーザーアカウントのSIDは長く、その末尾は通常数字の羅列になっています。システムの組み込みアカウント（例: LocalService, NetworkServiceなど）のSIDは短く、
S-1-5-18やS-1-5-19などのシンプルな形式です。
-
「ProfileImagePath」エントリでユーザー名を確認する:
S-1-5-で始まる各フォルダを一つずつクリックします。- フォルダを選択すると、レジストリエディタの右側のメインペインに、そのフォルダに含まれるエントリ（値）の一覧が表示されます。
- この中で、「ProfileImagePath」という名前のエントリを探します。
- 「データ」の列に、そのプロファイルが対応するユーザーのプロファイルパスとユーザー名が表示されています（例:
C:\Users\あなたのユーザー名）。 - ポイント: これで、どの
S-1-5-フォルダが、どのユーザーアカウントに対応しているかを確認できます。自分のプロファイルを探す際に役立ちます。下の画像は、正常な場合の例です。 
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- レジストリエディタが開いたら、左側のペイン（ツリー構造）を使って以下のパスを順に展開して移動します。
-
破損プロファイルの兆候を探す（「.bak」フォルダと「State」の値）:
- 「.bak」で終わるフォルダ:
ProfileListの配下で、S-1-5-で始まるフォルダの中に、同じ数字の羅列で最後に「.bak」が付いているフォルダ（例:S-1-5-XX-XXXX.bak）がないかを探します。- ポイント: 「.bak」が付いているフォルダは、Windowsがプロファイルの破損を検知し、自動的に作成したバックアップ（または破損した元のプロファイル）であることが多いです。これは、プロファイルが破損している可能性が非常に高いことを示しています。
- もし、例えば
S-1-5-XX-XXXXというフォルダと、それに加えてS-1-5-XX-XXXX.bakというフォルダの両方が存在し、両方のProfileImagePathが同じユーザー名を示している場合、通常は.bakが付いていない方が一時プロファイルや新規作成されたもの、.bakが付いている方が元の破損したプロファイルです。
- 「State」エントリの値: 各
S-1-5-フォルダ（特に、自分のユーザーアカウントに対応するフォルダ）を選択した状態で、右側のペインにある「State」という名前のエントリを探します。- 通常、正常なユーザープロファイルの「State」の値は「0」（0x00000000）です。
- もし、プロファイルが破損しており、Windowsが一時プロファイルとしてログインさせている場合、この「State」の値が「256」（0x00000100）や「512」（0x00000200）といった異なる値になっていることがあります。
- ポイント: この値が「0」以外の場合、何らかのプロファイルに関する問題が発生している可能性が高いです。
- 「.bak」で終わるフォルダ:
-
確認結果の判断:
- この方法での確認は、主に破損したプロファイルのバックアップ（
.bak付きフォルダ）が存在するかどうか、またはプロファイルが一時的に読み込まれている状態（Stateの値が異常）かどうかを確認するものです。 - もし
.bakが付いたフォルダが見つかったり、Stateの値が異常な場合は、そのユーザープロファイルは破損している可能性が非常に高いと判断できます。
- この方法での確認は、主に破損したプロファイルのバックアップ（
もう少し手軽に・・・もう一つの方法
ユーザープロファイルの破損や、それに伴う不安定な挙動は、「信頼性履歴（信頼性モニター）」からも兆候を見つけ出すことができる場合があります。こちらも、非常に有効な診断ツールです。
信頼製モニタでユーザープロファイルの破損が直接的に「ユーザープロファイル破損」という項目で表示されることは稀ですが、プロファイル破損が原因で発生する様々なアプリケーションエラーやWindowsの障害として記録されることがあります。
かなり注意（PC/OSのメンテナンス）をしていても、赤いバツ印や黄色の！マークが表示されることがあります。ある程度の期間ごとに参照して、赤いバツ印や黄色の！マークが頻繁に表示されていないかどうかや、同じアプリやドライバーが原因で問題の発生を繰り返していないかなどの確認をしてみてくださいね。
普段あまり留意をしていない方は、この機会に一度見てみることを強くおすすめします。
私のお客さんの家に「どうもPCの調子が悪い」ということでお邪魔して確認すると、「赤いバツ印や黄色の！マークが山盛り」ということは珍しくないですよ！
※ 私のPCの画像です。
信頼性履歴（信頼性モニター）での確認手順とポイント：
-
信頼性モニターを開く:
- Windowsの検索ボックス（タスクバーの虫眼鏡アイコンまたは検索バー）に「信頼性」と入力します。
- 検索結果に表示される「信頼性履歴の表示」または「信頼性モニター」をクリックして開きます。
- 別の開き方: コントロールパネル > システムとセキュリティ > セキュリティとメンテナンス > メンテナンス を展開し、「信頼性履歴の表示」をクリックします。
-
グラフとイベントを確認する:
- 信頼性モニターを開くと、過去のシステム安定性をグラフで表示します（通常は過去20日または20週）。安定性インデックス（1～10で評価、10が最も安定）が低いほど、システムが不安定な状態を示します。
- グラフの下には、日ごとの「重要なイベント」が一覧表示されます。赤い「×」アイコンはエラーや障害、黄色の「！」アイコンは警告を示します。
-
プロファイル破損に関連する兆候を探す: ユーザープロファイルの破損が疑われる場合、特に以下の点に注目してイベントを探します。
- ログインできない、一時プロファイルでログインされるようになった日付の周辺: その日以降に、「アプリケーションの障害」「Windowsの障害」、または「その他」の項目に赤い「×」が増えていないか確認します。
- 特定のアプリケーションのクラッシュ: プロファイル破損によって、これまで問題なく使えていたアプリケーションが頻繁にクラッシュするようになることがあります。信頼性モニターで、特定のアプリケーション（例: Chrome, Edge, Officeアプリなど）の「アプリケーションの障害」が多発していないかを確認します。
- Windowsの動作停止: 「Windowsの障害」の項目で、システムコンポーネントが予期せず終了したことを示すエラーがないか確認します。これらはユーザープロファイルの読み込みに失敗していることを示唆する場合があります。
- ユーザープロファイルサービス関連のエラー: 直接的な記述は少ないですが、もしあれば、イベントビューアで確認した「User Profiles Service」に関連するエラー（イベントID 1534など）と同時期に、信頼性モニターでも「Windowsの障害」として記録されていないかを確認します。
-
詳細情報を確認する:
- グラフ上の赤い「×」や「！」をクリックすると、画面下部にその日の詳細なイベントが表示されます。
- 各イベントをダブルクリックすると、さらに詳しい情報（問題の署名、障害モジュール名など）を確認できます。これらの情報から、インターネットで検索して原因を絞り込む手がかりになることがあります。
信頼性履歴の限界:
- 信頼性履歴は、あくまで「問題が発生したこと」と「その時期」を示すツールであり、直接的に「ユーザープロファイルが破損しています」と表示するわけではありません。
- 表示されるのは「アプリケーションの障害」や「Windowsの障害」といった一般的なカテゴリであり、その根本原因がプロファイル破損であるかどうかは、イベントビューアでの詳細確認や、症状との照らし合わせによって判断する必要があります。
とりあえずの修復方法
ユーザープロファイルの破損が疑われる場合は、最初の手段としてSFCとDISMコマンドによる修復を実行してみます。このブログでは、「SFC ⇒ DISM ⇒ 再度SFC」という順番を推奨しています。
なお、これらの方法で改善しない場合は、新しいユーザープロファイル（アカウント）を作成し、そちらに引っ越すことになります。
SFC コマンドの実行
SFC (System File Checker) は、保護されたシステムファイルをスキャンし、破損または変更されたファイルを正しいバージョンに置き換えます。
上記の手順で管理者としてコマンドプロンプトを開いたまま、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。 sfc /scannow スキャンが完了するまで**このウィンドウを閉じないでください。**完了後、「Windows リソース保護は整合性違反を検出しませんでした。」または「Windows リソース保護は破損したファイルを検出し、正常に修復しました。」といったメッセージが表示されます。
DISM コマンドの実行
DISM (Deployment Image Servicing and Management) ツールは、Windowsイメージの破損を修復するのに役立ちます。SFCを実行する前にDISMを実行することが推奨されます。
- 管理者としてコマンドプロンプト（またはWindowsターミナル）を開きます。
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル（管理者）」または「コマンドプロンプト（管理者）」を選択します。
- 「ユーザーアカウント制御」のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthこの処理には時間がかかる場合があります（数分から数十分）。途中で停止しているように見えても、完了するまで**このウィンドウを閉じずに待ちます。**完了すると「操作は正常に完了しました」のようなメッセージが表示されます。
SFC コマンドの実行
再度sfcを実行します。
アカウントの引っ越し
SFCやDISMコマンドによる修復を試してもユーザープロファイルの破損が改善しない場合や、レジストリの状態から重度の破損が疑われる場合は、新しいユーザーアカウントを作成し、古いプロファイルから必要なデータを移行することが最終的な解決策となります。
具体的なアカウントの引っ越し方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参照してください。
【あなたは大丈夫？】ユーザープロファイル破損による不都合と修復【2025/04/29】内の「新しいユーザーアカウントを作成する」の項目を参照してください。
ユーザープロファイル破損の予防策
問題が発生してから対処するだけでなく、日頃からできる予防策を講じることで、ユーザープロファイルの破損リスクを減らし、PCを快適に保つことができます。
- Windows Updateの適用: 最新のWindows Updateを適用することで、OSの既知の不具合が修正され、システム全体の安定性が向上します。定期的に更新プログラムを確認し、適用しましょう。
- 定期的なシステムファイルのチェック: 定期的にSFCやDISMコマンドを実行し、システムファイルの整合性をチェックすることをおすすめします。これにより、小さな破損が大きな問題になる前に発見・修復できる可能性があります。
- 重要データのバックアップ: ユーザープロファイルの破損に限らず、予期せぬPCトラブルに備えて、ドキュメントや写真などの重要なデータは定期的に外部ストレージやクラウドサービスにバックアップを取りましょう。
- ストレージ容量の確保: システムドライブ（通常はCドライブ）の空き容量が不足していると、システムが不安定になり、プロファイルの破損を引き起こす原因となることがあります。常に十分な空き容量を確保するように心がけましょう。
専門家への相談のタイミング
上記の確認方法や修復方法を試しても問題が解決しない場合や、ご自身での操作に不安を感じる場合は、無理をせず専門家への相談を検討しましょう。特に以下のような場合は、早めに専門家にご依頼いただくことを推奨します。
- 上記の手順を試してもPCの動作が改善しない、またはさらに悪化した場合。
- PCが完全に起動しなくなってしまった場合。
- 重要なデータが失われるリスクを避けたい、またはデータ復旧が必要な場合。
- レジストリの操作など、高度な手順に自信がない場合。
最後に
記事を最後までお読みくださりありがとうございました。
今回の記事が、ユーザープロファイルの破損に悩むあなたの問題解決の一助となれば幸いです。PCのトラブルは複雑に見えることもありますが、一つずつ確認し、適切な対処を行うことで解決に近づけます。
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ただし、過去のプロモーションなどで取り扱った商品名や企業名などがプロモーション目的ではなくとも記載されている場合があります。
過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。
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