【WinUp個別】2025年5月第4週のKB配信【2025/05/28】

はじめに：この記事について

2025年5月第4週にMicrosoftから配信されたWindows Updateの定例更新（またはプレビュー更新）に関する情報です。

Win11では、USB・カメラ・サウンドなどの修正がありました。プレビューKBですが、不具合に悩んでいるという方は、適用も考慮してください。

この情報が、あなたのPCを安全かつ快適に保つための一助となれば幸いです。解決策を早く知りたい方は、目次から気になる項目へジャンプしてください。

対象	内容
キーワード	Windows Update, KB, 2025年5月 更新, Windows 10, Windows 11, 不具合, 障害, セキュリティ, BitLocker, 予測, 予防, 解決策
対象OS/Ver.	Windows 11 (24H2, 23H2), Windows 10 (22H2)
情報元PC	Win11 (24H2) AMD CPU実機, Win11 (23H2) AMD CPU仮想マシン, Win10 (22H2) AMD CPU仮想マシン
対象読者	Windows Update関連情報を求めるユーザー、PCの安定稼働を重視する方、情報システム担当者など
AIの利用	記事中の記述事項の調査・整理・予測に、AIを利用しています
履歴	2025/05/28…初版公開 2025/05/30…本文を大幅に改訂。KB5058499とKB5058481を追加。

アップデート適用前に推奨される処置

必須

明示的にシステムの復元ポイントを作成しておく
「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの保護」から、分かりやすい名前（例：2025年5月WU適用前）をつけて手動で復元ポイントを作成しておきましょう。

BitLocker回復キーの再確認と複数箇所への保存
aka.ms/myrecoverykey からMSアカウントに保存されているか確認し、別途USBメモリや紙に印刷して保管してください。

推奨

システム全体の完全なバックアップ
信頼できるサードパーティ製ソフトで、OSを含むシステムドライブ全体のイメージバックアップを取得しておきましょう。

重要なデータの外部ドライブへのバックアップ
これは日常的に行うべきことですが、アップデート前には改めて確認してください。

OS・バージョン別アップデート詳細

お使いのOSとバージョンに合わせて、詳細な更新内容をご確認ください。

Windows 11 Version 24H2

ダウンロードリンク

ロール・プレ：KB5058499

帯域外・KB5061977 

2025-05 Cumulative Update Preview for Windows 11 Version 24H2 for x64-based Systems (KB5058499)

詳細ページ：2025 年 5 月 28 日 — KB5058499 (OS ビルド 26100.4202) プレビュー

リリース日:

2025/05/28

バージョン:

OS ビルド 26100.4202

Windows 更新プログラムの用語については、「Windows 更新プログラムの種類」と「毎月の品質更新プログラムの種類」を参照してください。 バージョン 24H2 Windows 11の概要については、その更新履歴ページを参照してください。

新しいコンテンツが Windows リリースの正常性ダッシュボードに発行されるタイミングを確認するには、必ず Follow @WindowsUpdateしてください。

注: 組織向けのWindows バックアップでシームレスなデバイス移行を体験し、限定されたパブリック プレビューで利用できるようになりました。 この機能により、新規または再イメージ化されたMicrosoft Entra参加済みデバイスのWindows 11へのスムーズな移行が保証されます。 詳細については、「組織のWindows バックアップの発表」を参照してください。

ハイライト
段階的なロールアウト
段階的なロールアウトでは、一度にリリース更新プログラムを配布するのではなく、一定期間にわたって配布します。 つまり、ユーザーは異なる時間に更新プログラムを受け取り、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではありません。 この機能の状態を確認するには、Windows リリースの正常性ダッシュボードに移動します。

新機能！ 1 [Click to Do]\(クリックして実行\) 内の新しいアクションは、Copilot に質問します。 テキストまたは画像を強調表示すると、[クリックして実行] で [Copilot に質問 ] オプションが表示されます。 選択すると、プロンプト ボックスにコンテンツMicrosoft Copilotが開きます。 選択したテキストまたは画像をCopilot アプリに直接送信して、プロンプトを完了できます。

新機能！ AMD と Intel™ 搭載の Copilot+ PC でのよりインテリジェントなテキスト アクションを使用して、Click to Do エクスペリエンスを強化します。 WIN キー + マウス クリックまたは WIN + Q キーを使用してテキスト ブロックを選択し、ドラッグして目的のテキストを選択します。 [ 集計]、[ 箇条書きの作成]、 またはテキストを 書き換えて 、よりカジュアル、よりフォーマル、または洗練された音声を聞き取るのに役立つオプションが表示されます。

新機能！ 2 ヨーロッパ経済地域 (EEA) で [実行] (プレビュー) をクリックできるようになりました。NPU を使用したインテリジェント テキスト アクションを、スペイン語とフランス語の新しいサポートと共に、より多くのユーザーに提供します。これらの言語で [要約]、[ 箇条書きの作成]、[ 絞り込み] の各操作を有効にします。

新機能！ PC にペンと手描き入力機能がある場合は、ショートカット ボタンを構成して、[クリックして実行] をシングル クリック、ダブルクリック、または [設定] > [Bluetooth & デバイス >ペン & Windows Ink で長押しします。

新機能！ PC のペン メニューで、4 つのアプリのいずれかとして [Click to Do] を追加できます。 ペン メニューのすべてのスロットがいっぱいの場合は、メニュー設定で 1 つのアプリを Click to Do に置き換える必要がある場合があります。

新機能！ クリックすると、スペイン語とフランス語でインテリジェントなテキスト アクションを実行できるようになりました。

[Copilot]

新機能！ Win + C を使用して Windows で Copilot を開くことができます。 [設定] > [個人用設定] > [テキスト入力] の下にある既存の “キーボードで Copilot キーをカスタマイズする” を使用して、いつでも Copilot キーと Win + C エクスペリエンスをカスタマイズできます。

新機能！ Windows で Copilot と話すために押す を開始するには、 Copilot キーを押すか、キーボードにキーがない場合は Win + C キーを 2 秒間押します。 Esc キーを押すか、数秒間サイレントにして通話を終了します。 Alt + Space キーを使用して、Windows 上の Copilot と対話します。 音声を使用して Copilot と対話し、タスクを続行しながら即座に応答を受け取ることができます。

[クロス デバイス履歴書] New! 1 回のクリックで、Windows 11 PC のスマートフォン (iOS および Android) から OneDrive ファイルの作業をシームレスに再開できます。 この機能を使用すると、PC のロックを解除する前の過去 5 分以内に電話で表示または編集した、Word ドキュメントなどの OneDrive ファイルの編集を中断した場所を選択するかどうかを確認する通知が表示されます。

[省エネルギー] New! IT 管理者は、Microsoft Intuneを使用してグループ ポリシーと MDM 構成を使用して、Windows 11 PC のエネルギー節約機能の設定を管理できます。 この機能は、バックグラウンド アクティビティを制限し、画面を暗くし、環境の持続可能性に貢献することで、バッテリの寿命を延ばすのに役立ちます。 ポリシーを構成するには、[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [システム > 電源管理] > [省エネ機能の設定] の [ローカル グループ ポリシー] に移動し、[常にオンにする] に移動します。

[グラフィックス] New! [ 設定] > [システム > ディスプレイ] で PC の HDR 機能を管理 します。 Updates含まれる: サポートされているメディアの種類をより明確に説明する “USE HDR” のラベルが明確になります。 HDR がオフになっている場合でも HDR ビデオをストリーミングする機能。 Dolby Vision を搭載した PC では、新しいスイッチを使用すると、HDR とは別に Dolby Vision のオンとオフを切り替えることができます。これにより、視聴エクスペリエンスをより詳細に制御できます。

[ナレーター] New! Copilot+ PC 上のナレーターで AI を使用した画像の説明を使用して、デジタル アクセシビリティを強化します。 この機能は、視覚障疵のあるユーザー向けの画像、グラフ、グラフの詳細な説明を提供します。 ナレーターを有効にするには、 Ctrl +Windows キー + Enter キーを 押 すか、Windows 検索で “ナレーター” を検索します。 画像の説明には 、ナレーター キー + Ctrl + D キーを使用します。

[Windows 検索の改善]

新着! Copilot+ PC での設定の検索を容易にする新機能について説明します。 タスク バーの [Windows 検索] ボックスに、目的の設定を入力します。正確な設定名を覚えておく必要はありません。 たとえば、独自の単語を使用して、”テーマの変更” や “PC について” などの設定を見つけます。 正確な設定名を覚える必要がなくなりました。

新機能！ EEA では、タスク バーで改善された Windows Search を使用してクラウド写真を見つけることができます。 検索ボックスに「ヨーロッパの城」や「夏のピクニック」などの写真を説明します。 クラウドの写真とCopilot+ PCが検索結果に表示されます。 クラウド ファイル内の正確なキーワード (keyword)一致も表示されます。 この機能は、Snapdragon 搭載の Copilot+ PC に徐々にロールアウトされ、AMD と Intel 搭載の PC のサポートは近日公開予定です。

[タスク バーで検索] 新機能！ 検出可能性の向上など、Windows Search for the EEA での Web 検索プロバイダーのサポートが強化されました。

[設定]

新機能！ PC とWindows 11に関してよく寄せられる質問に対する回答は、[設定] > [システム > バージョン情報] の新しい FAQ セクションで確認できます。 システムのセットアップ、パフォーマンス、互換性などのトピックをすべて 1 か所で取り上げます。

新機能！ プリンター & スキャナー > > デバイスBluetooth & Bluetoothプリンターの名前を変更するダイアログが、Windows 11の外観と一致するようになりました。

新機能！ マウスとマウスのポインターとタッチ> アクセシビリティ > > マウスの設定でマウスの設定に簡単にアクセスできるようになりました。コントロール パネルを開く必要はありません。 マウス ポインターの速度とマウス ポインターの精度を高めるための更新されたアイコンに加え、マウス インジケーター、ポインター の軌跡、ホバーのアクティブ化時間をカスタマイズするためのオプションが表示されます。

[タスク バー]

新機能！ 管理者はタスク バー ポリシーを構成して、ユーザーが特定のアプリのピン留めを解除し、次回のポリシー更新時に再入力されないようにすることができます。 この機能を有効にするには、新しい PinGeneration オプションを使用します。

修正済み: Tab キーと Shift キーを押しながら Tab キー を使用してタスク バーの周囲にキーボード フォーカスを移動する場合、少なくとも 1 回後ろに移動すると、キーボード フォーカスがタスク バー フレームに固定され、スクリーン リーダーが “ウィンドウ” と表示される可能性がある問題を修正しました。

ログイン時に、キーボードフォーカスがタスク バーのウィジェットに予期せず設定され、ウィジェットが開く可能性がある問題を修正しました。

[音声アクセス]

新機能！ 音声アクセスには、新機能と機能強化を強調する製品内エクスペリエンスが含まれるようになりました。 設定メニューを使用して、いつでも開くか閉じます。

新機能！ 音声アクセスは、時計の近くの画面の右下隅にある [クイック設定] の [アクセシビリティ] にあります。 クイック設定を開くには、ネットワーク、ボリューム、またはバッテリー アイコンを選択します。

修正済み: 音声アクセスがディクテーション中にエラー “操作中” で応答しなくなる可能性がある。

[音声入力] 新機能！ 不適切な表現フィルターを制御します。 オンにすると、不適切な表現がアスタリスクでマスクされます。 オフにすると、単語が音声として表示されます。 設定を変更するには、音声入力 (Win + H) を開き、設定アイコンを選択し、[不適切な表現のフィルター] スイッチをオンにします。

[Windows 共有]

新機能！ Windows 共有ウィンドウで共有されているイメージにフィルターをトリミング、回転、追加するなど、直前の編集を行います。

新機能！ ローカル ファイルをエクスプローラーまたはデスクトップからドラッグすると、画面の上部にトレイが表示されます。 推奨されるアプリにファイルをドロップするか、[その他の] を選択して Windows 共有ウィンドウを開きます。

新機能！ エクスプローラーまたはデスクトップのローカル ファイルの右クリック メニューに直接共有をサポートするアプリを追加します。

[オーディオ] 修正済み: 起動時に起動音が再生されない場合がありますが、有効になっています。

[Bluetooth] 修正済み: Bluetooth デバイスに関する情報を読み込むと、設定の応答が停止する可能性がある。

[カメラ] 修正済み: [設定] > [デバイス] > [カメラ] の下のコンテンツ & Bluetooth操作すると、設定が機能しなくなる可能性がある。

[表示] 修正済み: 一部のデバイスでスリープ状態から復帰した後に、画面サイズとウィンドウの位置が予期しない変更が発生する可能性がある問題を修正しました。

[エクスプローラー]修正済み: ホームから検索を行っている間にネットワーク ドライブが切断されている場合、検索が実行されなくなり、ホームに残る可能性があります。

[入力]

中国語 (簡体字) の狭いレイアウトを使用しているときに、タッチ キーボードから音声入力が開始されない問題を修正しました。

修正済み: タッチ キーボードの [シンボル] セクションを使用しているときに、キーを押してページを変更すると、予期せずパスワード フィールドに文字が挿入される可能性がある問題を修正しました。

修正済み: 一部のアプリで入力すると、リモート デスクトップ セッションからの切断後に動作が停止する可能性がある問題を修正しました。

[JPG] 修正済み: CopyPixels を使用すると、特定のケースでピクセルが予期せず反転する可能性があります。

[Microsoft 管理コンソール (MMC)] 修正済み: 項目が選択されている場合、一般に、コントラスト モードが有効になっている場合に MMC で使用される色が改善されました。

[印刷] 修正済み: 管理者以外のユーザーは、追加したプリンターをアンインストールできません。

[UHF チューニング] 修正済み: UHF チャネルのチューニング スキャンが機能せず、VHF チャネルのみが返される。

[USB] 修正済み: PC を再起動するまで、スリープ後に一部の USB デバイスが切断される可能性がある。

[Windows Hello]修正: 顔認識Windows Hello for Business使用すると、PC がスリープ状態から復帰した後にカメラが予期せず動作しなくなる可能性があり、この方法を使用してログインがブロックされる問題を修正しました。

1後に欧州経済地域に来る。機能は、デバイスと市場によって異なります。見る aka.ms/copilotpluspcs。

2機能はデバイスと市場によって異なります。テキストアクションは、一部の文字セットで市場全体で使用できます。見る aka.ms/copilotpluspcs。

改善点
このセキュリティ以外の更新プログラムでは、品質が強化されました。 次の概要では、KB をインストールした後に解決される主な問題について説明します。 また、新機能も含まれています。 角かっこ内の太字のテキストは、変更の項目または領域を示します。

通常のロールアウト
[BitLocker] 修正済み: この更新プログラムは、リムーバブル ドライブ上の BitLocker を搭載したデバイスで、スリープまたはハイブリッド ブートから再開した後にブルー スクリーン エラーが発生する可能性がある問題に対処します。

[ブート メニュー画面]修正済み: この更新プログラムは、BitLocker PIN、BitLocker 回復キー、ブート メニュー画面などの初期起動画面のレンダリング速度が低下する問題に対処します。

[グラフィックス カーネル] 修正済み: 一部のゲーム タイトルが 24H2 にアップグレードした後に応答しなくなる問題を修正しました。

[メモリ リーク] 修正済み: この更新プログラムは、メモリ使用量の増加を引き起こす Input Service の問題に対処し、マルチユーザー、多言語、リモート デスクトップの使用状況のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

[マルチメディア] 修正済み: 高度なカメラ設定でマルチアプリ モードまたは基本的なカメラ モードを有効にすると、Windows Hello顔登録が機能せず、カメラ プレビューが正しく表示されない可能性があります。

[ネットワーク]修正済み: この更新プログラムは、Windows Server 2025 が常に新しいドメイン コントローラーでネットワークを “パブリック” と表示する問題に対処します。 これで、ループバック アドレスを使用する前にドメイン コントローラー名がチェックされ、適切なライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) バインドが保証されます。

以前の更新プログラムをインストールした場合、デバイスは、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみをダウンロードしてインストールします。

Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5059502)- 26100.4193
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 サービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることで、堅牢で信頼性の高いサービス スタックを利用し、デバイスで Microsoft の更新プログラムを受信し、インストールできるようになります。 SU の詳細については、「 サービス スタック更新プログラムのオンプレミス展開の簡略化」を参照してください。

この更新プログラムに関する既知の問題
Noto フォントの問題
適用対象: すべてのユーザー

現象

Microsoft Edge や Google Chrome などの Chromium ベースのブラウザーで 96 DPI (100% スケーリング) で表示した場合に、CJK (中国語、日本語、韓国語) テキストがぼやけるまたは不明瞭であるとの報告があります。 2025 年 3 月のプレビュー更新プログラムでは、Web サイトやアプリで適切なフォントが指定されていない場合にテキスト レンダリングを改善するための代替策として、Google と共同で CJK 言語用の Noto フォントが導入されました。 この問題は、96 DPI ではピクセルの密度が限定的で、CJK 文字の明瞭さと配置の精度が低下する可能性があることに起因しています。 ディスプレイのスケーリングを拡大することで、テキストのレンダリングが強化され、明瞭さが向上します。

回避策

一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリングを 125% または 150% に拡大して、テキストの明瞭さを向上させてください。 詳細については、「Windows で画面の解像度とレイアウトを変更する」をご覧ください。

この問題は調査中であり、詳細が分かり次第お知らせいたします。

2025-05×64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5061977)

詳細ページ：2025 年 5 月 27 日 — KB5061977 (OS ビルド 26100.4066) 帯域外

リリース日:

2025/05/27

バージョン:

OS ビルド 26100.4066

Windows 更新プログラムの用語については、「Windows 更新プログラムの種類」と「毎月の品質更新プログラムの種類」を参照してください。 概要については、Windows 11 version24H2 の更新履歴ページを参照してください。

新しいコンテンツが Windows リリース正常性ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdate をフォローしてください。

改善点
このセキュリティ以外の更新プログラムでは、品質が強化されました。 この更新プログラムをインストールする場合:

[Hyper-V プラットフォーム] 修正済み: ゲスト物理アドレス (GPA) の直接送信パスで、Windows Server 2025 で Hyper-V で実行されている機密仮想マシンが予期せず応答または再起動を断続的に停止し、サービスの可用性に影響を与え、手動による介入が必要になる問題を修正しました。 この問題は、主に Azure の機密 VM に影響します。

Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5058523)- 26100.4060
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 サービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることで、堅牢で信頼性の高いサービス スタックを利用し、デバイスで Microsoft の更新プログラムを受信し、インストールできるようになります。 SU の詳細については、「 サービス スタック更新プログラムのオンプレミス展開の簡略化」を参照してください。

この更新プログラムに関する既知の問題
Microsoft では、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。

Windows 11 Version 23H2

ダウンロードリンク

ロール・プレ：KB5058502 

2025-05 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5058502

詳細ページ：2025 年 5 月 27 日 — KB5058502 (OS 22621.5413 および 22631.5413) プレビュー

リリース日:

2025/05/27

バージョン:

OS 22621.5413 および 22631.5413

Windows 更新プログラムの用語については、「Windows 更新プログラムの種類」と「毎月の品質更新プログラムの種類」を参照してください。 バージョン 23H2 Windows 11の概要については、その更新履歴ページを参照してください。

新しいコンテンツが Windows リリースの正常性ダッシュボードに発行されるタイミングを確認するには、@WindowsUpdateに従ってください。

注: 組織向けのWindows バックアップでシームレスなデバイス移行を体験し、限定されたパブリック プレビューで利用できるようになりました。 この機能により、新規または再イメージ化されたMicrosoft Entra参加済みデバイスのWindows 11へのスムーズな移行が保証されます。 詳細については、「組織のWindows バックアップの発表」を参照してください。

ハイライト

段階的なロールアウト
段階的なロールアウトでは、一度にリリース更新プログラムを配布するのではなく、一定期間にわたって配布します。 つまり、ユーザーは異なる時間に更新プログラムを受け取り、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではありません。 この機能の状態を確認するには、Windows リリースの正常性ダッシュボードに移動します。

[Copilot]

新機能！ Win + C を使用して Windows で Copilot を開くことができます。 [設定] > [個人用設定] > [テキスト入力] の下にある既存の “キーボードで Copilot キーをカスタマイズする” を使用して、いつでも Copilot キーと Win + C エクスペリエンスをカスタマイズできます。 エンタープライズ ユーザーについては、「 更新された Windows と Microsoft 365 Coplot Chat エクスペリエンス」を参照してください。

新機能！ Windows で Copilot と話すために押す を開始するには、 Copilot キーを押すか、キーボードにキーがない場合は Win + C キーを 2 秒間押します。 Esc キーを押すか、数秒間サイレントにして通話を終了します。 Alt + Space キーを使用して、Windows 上の Copilot と対話します。 音声を使用して Copilot と対話し、タスクを続行しながら即座に応答を受け取ることができます。

[タスク バーで検索] 検出可能性の向上など、Windows Search for the European Economic Area (EEA) での Web 検索プロバイダーのサポートが強化されました。

[設定] 新規! PC とWindows 11に関してよく寄せられる質問に対する回答は、[設定] > [システム > の概要] ページの新しい FAQ セクションで確認できます。 システムのセットアップ、パフォーマンス、互換性などのトピックをすべて 1 か所で取り上げます。

[タスク バー] New! 管理者はタスク バー ポリシーを構成して、ユーザーが特定のアプリのピン留めを解除し、次回のポリシー更新時に再入力されないようにすることができます。 この機能を有効にするには、新しい PinGeneration オプションを使用します。

[ウィジェット] 新規! EEA のデバイスの新しいウィジェット オン ロック エクスペリエンスにいくつかの新しい更新プログラムがあります。 アクセシビリティと職人技の改善に加えて、ロック画面天気ウィジェットはカスタマイズをサポートするようになりました。 天気ウィジェットを構成するには、[ 設定] > [ 個人用設定 ] > [ロック] 画面 に移動し、天気ウィジェットの [その他のオプション] メニューから [ウィジェットのカスタマイズ] オプションを選択します。 より多くのウィジェットは、将来的にカスタマイズ可能になります。

[Windows Share] New! ローカル ファイルをエクスプローラーまたはデスクトップからドラッグすると、画面の上部にトレイが表示されます。 ファイルを推奨されるアプリにドロップするか、[その他] を選択して Windows 共有ウィンドウを開きます。

[入力]

中国語 (簡体字) の狭いレイアウトを使用しているときに、タッチ キーボードから音声入力が開始されない問題を修正しました。

タッチ キーボードの [シンボル] セクションを使用する場合、キーを押してページを変更すると、予期せずパスワード フィールドに文字が挿入されることがあります。

[音声アクセス] 修正済み: 音声アクセスがディクテーション中にエラー “操作中” で応答しなくなる可能性がある。

改善
Windows 11 バージョン 23H2
重要: EKB KB5027397を使用して、バージョン 23H2 Windows 11に更新します。

このセキュリティ以外の更新プログラムでは、品質が強化されました。 主な変更は、次のとおりです。

このビルドには、バージョン 22H2 Windows 11のすべての機能強化が含まれています。

このリリースに関して文書化されている追加の問題はありません。

Windows 11バージョン 22H2: Enterprise および Education エディション
このセキュリティ以外の更新プログラムでは、品質が強化されました。 次の概要では、KB をインストールした後に解決される主な問題について説明します。 また、新機能も含まれています。 角かっこ内の太字のテキストは、変更の項目または領域を示します。

[ブルー スクリーン エラー] 修正済み: この更新プログラムは、デバイスでエラー コード SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION (win32kfull.sys) で ブルー スクリーン例外 が発生する問題に対処します。

[HoloLens] 修正済み: フォルダーへのアクセスが正しくないために HoloCamera アプリが HoloLens に画像を保存するのを停止し、Mixed Realityキャプチャに関連する問題が発生する問題を修正しました。 56732085

[メモリ リーク] 修正済み: この更新プログラムは、メモリ使用量の増加を引き起こす Input Service の問題に対処し、マルチユーザー、多言語、リモート デスクトップの使用状況のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

[国とオペレーターの設定資産 (COSA)] 修正済み: この更新プログラムは、特定の携帯電話会社のプロファイルを最新の状態にします。

[Windows シェル] 修正済み: この更新プログラムは、デバイスが AAD アカウントに接続されているときに、エクスプローラーとスタート メニューが機能しなくなった場合の問題に対処します。

[Windows Update & サービス] 修正済み: 22H2 または 23H2 Windows 11実行されているデバイスが、Windows Server Update Services (WSUS) を使用して Windows 24H2 機能更新プログラムをダウンロードしようとしたときに、Windows Update サービスの動作が停止しました。

Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5058546) – 22621.5412 および 22631.5412
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 サービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることで、堅牢で信頼性の高いサービス スタックを利用し、デバイスで Microsoft の更新プログラムを受信し、インストールできるようになります。 SU の詳細については、「 サービス スタック更新プログラムのオンプレミス展開の簡略化」を参照してください。

この更新プログラムの既知の問題
Noto フォントの問題
適用対象: すべてのユーザー

現象

Microsoft Edge や Google Chrome などの Chromium ベースのブラウザーで 96 DPI (100% スケーリング) で表示した場合に、CJK (中国語、日本語、韓国語) テキストがぼやけるまたは不明瞭であるとの報告があります。 2025 年 3 月のプレビュー更新プログラムでは、Web サイトやアプリで適切なフォントが指定されていない場合にテキスト レンダリングを改善するための代替策として、Google と共同で CJK 言語用の Noto フォントが導入されました。 この問題は、96 DPI ではピクセルの密度が限定的で、CJK 文字の明瞭さと配置の精度が低下する可能性があることに起因しています。 ディスプレイのスケーリングを拡大することで、テキストのレンダリングが強化され、明瞭さが向上します。

回避策

一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリングを 125% または 150% に拡大して、テキストの明瞭さを向上させてください。 詳細については、「Windows で画面の解像度とレイアウトを変更する」をご覧ください。

この問題は調査中であり、詳細が分かり次第お知らせいたします。

Windows 10 Version 22H2

ダウンロードリンク

ロール・プレ：KB5058481

帯域外：KB5061979 

2025-05×64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5058481)

詳細ページ：2025 年 5 月 28 日 — KB5058481 (OS ビルド 19045.5917) プレビュー

リリース日:

2025/05/28

バージョン:

OS ビルド 19045.5917

Windows 10 のサポートは、2025 年 10 月に終了します

2025 年 10 月 14 日以降、Windows Update を介した Windows 10 の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカル サポート、セキュリティ修正プログラムが、Microsoft から提供されなくなります。 お使いの PC は引き続き機能しますが、Windows 11 に移行することを推奨します。

詳細情報

Windows 更新プログラムの用語については、Windows 更新プログラムの種類と毎月の品質更新プログラムの種類に関する記事を参照してください。 バージョン 22H2 Windows 10の概要については、その更新履歴ページを参照してください。

注意新しいコンテンツが Windows リリース正常性ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdate をフォローしてください。

メモ 組織向けのWindows バックアップでシームレスなデバイス移行を体験し、限定されたパブリック プレビューで利用できるようになりました。 この機能により、新規または再イメージ化されたMicrosoft Entra参加済みデバイスのWindows 11へのスムーズな移行が保証されます。 詳細については、「組織のWindows バックアップの発表」を参照してください。

概要
このプレビュー更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 次に、この更新プログラムをインストールするときにこの更新プログラムが対処する主な問題の概要を示します。 新しい機能がある場合は、それらの機能も一覧表示されます。 角かっこ内の太字のテキストは、ドキュメント化する変更の項目または領域を示します。

ハイライト
[予定表のポップアップ]

一度削除されたカレンダーに秒を表示する時計ビューを戻します。

今後のイベント期間を 30 日に延長することで、リッチ カレンダー機能を強化します。

リッチ カレンダー機能の [天気] ボタンの説明テキストを追加します。

改善点
重要: EKB KB5015684 を使用して、Windows 10 バージョン 22H2 に更新します。

[GDI/GDI+]

修正済み: 平面 2 の一部のGB18030-2022 文字がレンダリングされません。

修正済み: 一部のGB18030文字が広くレンダリングされます。 さらに、サンプル 段落が正しくレンダリングされません。

[携帯電話会社プロファイル]

更新: 国とオペレーター設定資産 (COSA) プロファイルが更新されます。

[WinSaS]

修正済み: セカンダリ アカウントが確認されなかった欧州経済地域市場の Windows アカウント同期同意システムに影響する問題が発生し、サーバーの負荷が増加しました。

以前の更新プログラムをインストール済みであれば、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

サービス スタック更新プログラム (KB5059504) – 19045.5911
Microsoft では、お使いのオペレーティング システム用の最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) を最新の累積更新プログラム (LCU) と組み合わせて提供するようになりました。 SU は、更新プログラムのインストール中に発生する可能性のある問題を軽減するために、更新プロセスの信頼性を向上させます。

この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 SU の詳細については、「サービス スタックの更新プログラムとサービス スタック Updates (SSU): よく寄せられる質問」を参照してください。

この更新プログラムに関する既知の問題

Noto フォント
現象

Microsoft Edge や Google Chrome などの Chromium ベースのブラウザーで 96 DPI (100% スケーリング) で表示した場合に、CJK (中国語、日本語、韓国語) テキストがぼやけるまたは不明瞭であるとの報告があります。 2025 年 3 月のプレビュー更新プログラムでは、Web サイトやアプリで適切なフォントが指定されていない場合にテキスト レンダリングを改善するための代替策として、Google と共同で CJK 言語用の Noto フォントが導入されました。 この問題は、96 DPI ではピクセルの密度が限定的で、CJK 文字の明瞭さと配置の精度が低下する可能性があることに起因しています。 ディスプレイのスケーリングを拡大することで、テキストのレンダリングが強化され、明瞭さが向上します。

回避策

一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリングを 125% または 150% に拡大して、テキストの明瞭さを向上させてください。 詳細については、「Windows で画面の解像度とレイアウトを変更する」をご覧ください。

この問題は調査中であり、詳細が分かり次第お知らせいたします。

2025-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5061979)

詳細ページ：2025 年 5 月 27 日 — KB5061979  帯域外

リリース日:

2025/05/27

バージョン:

OS ビルド 19044.5859 および 19045.5859

Windows 10 のサポートは、2025 年 10 月に終了します

2025 年 10 月 14 日以降、Windows Update を介した Windows 10 の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカル サポート、セキュリティ修正プログラムが、Microsoft から提供されなくなります。 お使いの PC は引き続き機能しますが、Windows 11 に移行することを推奨します。

詳細情報

Windows 更新プログラムの用語については、Windows 更新プログラムの種類と毎月の品質更新プログラムの種類に関する記事を参照してください。 バージョン 22H2 Windows 10の概要については、その更新履歴ページを参照してください。

注意新しいコンテンツが Windows リリース正常性ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdate をフォローしてください。

重要 Windows 更新プログラムでは、Microsoft Store アプリケーションの更新プログラムはインストールされません。 エンタープライズ ユーザーの場合は、「Microsoft Store アプリ – Configuration Manager」を参照してください。 コンシューマー ユーザーの場合は、「 Microsoft Store でアプリとゲームの更新プログラムを取得する」を参照してください。

概要
この記事では、この帯域外更新プログラムに含まれる修正された問題と品質の向上について説明します。

Windows 10 バージョン 22H2
重要: EKB KB5015684 を使用して、Windows 10 バージョン 22H2 に更新します。

この更新プログラムには、更新プログラム (2025 年 5 月 13 日リリース) と KB5058379 KB5061768 (2025 年 5 月 19 日リリース) の一部であった セキュリティと品質 の向上が含まれます。 この帯域外更新プログラムに含まれる修正された問題と品質の改善の概要を次に示します。 新しい機能がある場合は、それらの機能も一覧表示されます。 角かっこ内の太字のテキストは、ドキュメント化する変更の項目または領域を示します。

このビルドには、サポートされているWindows 10バージョン 21H2 エディションのすべての機能強化が含まれています。

[Hyper-V プラットフォーム] 修正済み: ゲスト物理アドレス (GPA) の直接送信パスの問題。 この問題により、Windows Server 2022 で Hyper-V で実行されている機密仮想マシンが、予期せず応答または再起動を断続的に停止しました。 その結果、サービスの可用性が影響を受け、手動による介入が必要になりました。 この問題は主に Azure 機密 VM に影響を与えました

以前の更新プログラムをインストール済みであれば、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

セキュリティの脆弱性については、新しいセキュリティ更新プログラム ガイド Web サイトと 2025 年 5 月のセキュリティ Updatesを参照してください。

Windows 10 サービス スタック更新プログラム (KB5058526) – 19044.5853 および 19045.5853

Microsoft では、お使いのオペレーティング システム用の最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) を最新の累積更新プログラム (LCU) と組み合わせて提供するようになりました。 SU は、更新プログラムのインストール中に発生する可能性のある問題を軽減するために、更新プロセスの信頼性を向上させます。

この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 SU の詳細については、「サービス スタックの更新プログラムとサービス スタック Updates (SSU): よく寄せられる質問」を参照してください。

この更新プログラムに関する既知の問題
Noto フォント
現象

Microsoft Edge や Google Chrome などの Chromium ベースのブラウザーで 96 DPI (100% スケーリング) で表示した場合に、CJK (中国語、日本語、韓国語) テキストがぼやけるまたは不明瞭であるとの報告があります。 2025 年 3 月のプレビュー更新プログラムでは、Web サイトやアプリで適切なフォントが指定されていない場合にテキスト レンダリングを改善するための代替策として、Google と共同で CJK 言語用の Noto フォントが導入されました。 この問題は、96 DPI ではピクセルの密度が限定的で、CJK 文字の明瞭さと配置の精度が低下する可能性があることに起因しています。 ディスプレイのスケーリングを拡大することで、テキストのレンダリングが強化され、明瞭さが向上します。

回避策

一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリングを 125% または 150% に拡大して、テキストの明瞭さを向上させてください。 詳細については、「Windows で画面の解像度とレイアウトを変更する」をご覧ください。

この問題は調査中であり、詳細が分かり次第お知らせいたします。

今回分のKB適用で発生する可能性のある障害

今回分ので発生する可能性のある障害の予想です。

MSが発表しているKB内容に基づき「私が勝手に予想した事柄」ですので、読み物程度に考えておいてください。

利用方法としては頭の隅に留め置いて、手元で障害が発生した場合に「そういえば…」と思い返していただいて役に立てば幸いと言う程度です。

それでは、OS/バージョン別に見ていきましょう。

Win11（24H2）のKB適用で発生する可能性のある障害

2025年5月第4週に配信されたWindows 11（24H2）の更新プログラム、KB5058499およびKB5061977について、その内容と、適用にあたって注意すべき点、そして予測される影響について解説します。

今回の更新プログラムは、新機能の追加と、既存の機能改善・不具合修正が中心です。全体的にはシステムの安定性向上に寄与するものと考えられますが、いくつかのポイントに留意して適用を検討しましょう。

最も注意すべき「Noto フォントの問題」

今回の更新で特に注目すべきは、一部の環境でテキスト表示に影響が出る可能性がある「Noto フォントの問題」です。

• 現象: Microsoft EdgeやGoogle ChromeなどのChromiumベースのブラウザを、96 DPI（100%スケーリング）で使用している場合、CJK（中国語、日本語、韓国語）のテキストがぼやけて表示されたり、不明瞭になることがあります。
• 影響: 日本語環境の皆さんのPCで、ウェブサイトの表示や、ウェブベースのアプリケーションのテキストが読みにくくなる可能性があります。これは日々の作業効率に影響を及ぼすかもしれません。
• 回避策: もしこの現象が発生した場合は、一時的な回避策としてディスプレイのスケーリング設定を125%または150%に拡大することで、テキストの明瞭さが改善される可能性があります。ただし、画面全体の表示サイズが変わるため、他のアプリケーションに影響がないか確認しながら調整してください。

この問題は現在調査中とのことですので、今後の情報にも注目しましょう。

Copilotと「Click to Do」の機能強化

• Copilotへの質問機能: テキストや画像をハイライト表示すると、**「Copilotに質問」**というオプションが表示され、選択したコンテンツを直接Copilotに送信できるようになります。
• よりインテリジェントなテキストアクション: AMDおよびIntel搭載のCopilot+ PCでは、テキストブロックを選択する際に、**「集計」「箇条書きの作成」「書き換え」**などのオプションが利用可能になります。
• ペンと手書き入力機能の強化: ペンや手書き入力デバイスをお使いの場合、ショートカットボタンの構成や、ペンメニューへの「Click to Do」の追加が可能になります。

これらの機能強化は、Copilot+ PCのユーザー体験を向上させるものですが、古いPC環境では利用できない機能も含まれますのでご留意ください。

クロスデバイス履歴書と省エネルギー

• クロスデバイス履歴書: Windows 11 PCで、スマートフォン（iOSおよびAndroid）からOneDriveファイルの作業をシームレスに再開できるようになります。これはデバイス間の連携を強化し、作業の中断を減らすのに役立ちます。
• 省エネルギー設定の管理: IT管理者は、Microsoft Intuneを使用してWindows 11 PCのエネルギー節約設定を管理できるようになります。これにより、バッテリー寿命の延長や環境負荷軽減に貢献します。

その他の修正と改善

• グラフィック関連: 一部のゲームタイトルが24H2にアップグレードした後に応答しなくなる問題が修正されました。
• メモリリーク: Input Serviceによるメモリ使用量の増加が修正され、マルチユーザー、多言語、リモートデスクトップ環境でのパフォーマンス改善が期待されます。
• ネットワーク: Windows Server 2025がネットワークを「パブリック」と表示する問題が修正されました。
• 各種設定画面の改善: ディスプレイのHDR機能管理、Windows 11に関するFAQセクション、プリンター・スキャナーの名前変更ダイアログ、マウス設定へのアクセス改善など、UI/UXが向上しています。
• Windows Hello、USBデバイス、BitLockerの安定性向上: スリープからの復帰後のカメラ動作不良やUSBデバイスの切断、BitLocker関連のブルースクリーンエラーや起動画面のレンダリング速度低下など、多くの不具合が修正され、システム全体の安定性が向上しています。

適用時の推奨事項

今回の更新プログラムは多くの改善を含んでいますが、以下の点に留意して適用を進めましょう。

1. データのバックアップ: 常に基本ですが、万が一の事態に備え、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
2. Noto フォントの問題の確認: 更新プログラム適用後、特にWebブラウザやテキストエディタで日本語表示に異常がないか、注意深く確認してください。
3. 周辺機器の動作確認: USBデバイス、プリンター、カメラ、Bluetoothデバイスなど、普段お使いの周辺機器が正常に動作するか確認しましょう。

Win11（23H2）

【最重要】日本語環境の方は要注意！「Noto フォントの問題」

今回の更新プログラムで、最も多くのユーザーに影響を与える可能性があるのが、この**「Noto フォントの問題」**です。

現象: Microsoft EdgeやGoogle ChromeといったChromiumベースのブラウザを、ディスプレイのスケーリングが**96 DPI（100%表示）**で使用している場合に、日本語を含むCJK（中国語、日本語、韓国語）のテキストがぼやけて表示されたり、不明瞭になることがあります。

具体的な影響:

普段利用しているウェブサイトの日本語表示が、突然見えにくくなる可能性があります。
Webベースの業務システムや、Chromiumベースのアプリケーションで表示される日本語テキストが判読しにくくなり、作業効率が低下するかもしれません。
対策:

適用後の確認: 更新プログラム適用後、特にWebブラウザやテキストエディタで日本語の表示に違和感がないか、すぐに確認してみてください。
一時的な回避策: もしテキストがぼやける現象が発生した場合は、ディスプレイのスケーリング設定を「125%」または「150%」に拡大することで、テキストの明瞭さが改善される可能性があります。ただし、画面全体の表示サイズが変わるため、他のアプリのレイアウトに影響がないか確認しながら調整しましょう。
この問題は現在調査中とのことですので、一時的な回避策であることを理解し、今後の続報にも注意が必要です。

特定のPC環境でのブルースクリーン発生の可能性

今回の更新プログラムでは、過去に発生した「SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION (win32kfull.sys)」エラーによるブルースクリーンが修正されています。これは改善ですが、ごく稀に、特定のハードウェア構成や古いドライバーとの組み合わせで、修正プログラムが意図しない新たなブルースクリーンを引き起こす可能性もゼロではありません。
対策: 更新後は、PCの起動や安定動作に異常がないか注意し、もしブルースクリーンが発生するようであれば、更新プログラムのアンインストールも検討してください。

USBデバイスやWindows Hello顔認証の一時的な不具合

スリープからの復帰後に一部のUSBデバイスが切断されたり、Windows Helloの顔認識が機能しなくなる問題が今回の更新で修正されています。
具体的な影響: 修正により動作が安定するはずですが、PC環境によっては、更新直後に一時的にUSBデバイスが認識されなくなったり、顔認証が使えなくなったりするケースも考えられます。
対策: 更新後は、よく使うUSB機器（マウス、キーボード、外付けHDDなど）が正常に動作するか、Windows Helloでログインできるか確認しましょう。もし問題があれば、PCの再起動や、デバイスマネージャーからのドライバー更新を試みてください。顔認証が使えない場合は、PINやパスワードでログインできます。

リモートデスクトップ環境や共有PCでのパフォーマンス影響

メモリ使用量の増加を引き起こすInput Serviceの問題が修正されています。これは、マルチユーザー環境やリモートデスクトップ、多言語環境でのパフォーマンス改善が期待されるものです。
具体的な影響: 基本的にはパフォーマンスが改善するはずですが、稀に修正が意図しない挙動を引き起こし、入力の遅延やリモートデスクトップ接続の不安定化を招く可能性も考えられます。
対策: リモートデスクトップを頻繁に利用する方や、複数のユーザーが1台のPCを利用する環境では、更新後に操作感や接続の安定性を確認してください。

適用時の推奨事項

今回の更新プログラムは多くの改善を含んでいますが、以下の点に留意して適用を進めましょう。

1. データのバックアップ: 常に基本ですが、万が一の事態に備え、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
2. Noto フォントの問題の確認: 更新プログラム適用後、特にWebブラウザやテキストエディタで日本語表示に異常がないか、注意深く確認してください。
3. 周辺機器の動作確認: USBデバイス、プリンター、カメラ、Bluetoothデバイスなど、普段お使いの周辺機器が正常に動作するか確認しましょう。

Win10（22H2）

【最重要】日本語環境の方は要注意！「Noto フォントの問題」

今回の更新プログラムで、最も多くのユーザーに影響を与える可能性があるのが、Windows 11の場合と同様に**「Noto フォントの問題」**です。

現象: Microsoft EdgeやGoogle ChromeといったChromiumベースのブラウザを、ディスプレイのスケーリングが**96 DPI（100%表示）**で使用している場合に、日本語を含むCJK（中国語、日本語、韓国語）のテキストがぼやけて表示されたり、不明瞭になることがあります。

具体的な影響:

普段利用しているウェブサイトの日本語表示が、突然見えにくくなる可能性があります。
Webベースの業務システムや、Chromiumベースのアプリケーションで表示される日本語テキストが判読しにくくなり、作業効率が低下するかもしれません。
対策:

適用後の確認: 更新プログラム適用後、特にWebブラウザやテキストエディタで日本語の表示に違和感がないか、すぐに確認してみてください。
一時的な回避策: もしテキストがぼやける現象が発生した場合は、ディスプレイのスケーリング設定を「125%」または「150%」に拡大することで、テキストの明瞭さが改善される可能性があります。ただし、画面全体の表示サイズが変わるため、他のアプリのレイアウトに影響がないか確認しながら調整しましょう。
この問題は現在調査中とのことですので、一時的な回避策であることを理解し、今後の続報にも注意が必要です。

Hyper-V環境での仮想マシンの一時的な不安定性（サーバー管理者向け）

今回の更新では、Hyper-Vプラットフォームで実行されている機密仮想マシンが、予期せず応答を停止したり再起動したりする問題が修正されています。これは主にWindows Server 2022のHyper-V環境に影響する重要な修正です。
具体的な影響: サーバー環境でHyper-Vを利用している場合、修正によって安定性が向上するはずですが、ごく稀に、適用直後に仮想マシンの起動や動作に一時的な問題が発生する可能性も考慮しておくとより安全です。一般的なWindows 10のデスクトップユーザーには直接関係ありません。
対策: Hyper-Vサーバーを運用している場合は、適用前に仮想マシンのスナップショットを取得し、適用後は仮想マシンの動作に異常がないか十分に監視してください。

適用時の推奨事項

今回の更新プログラムは多くの改善を含んでいますが、以下の点に留意して適用を進めましょう。

1. データのバックアップ: 常に基本ですが、万が一の事態に備え、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
2. Noto フォントの問題の確認: 更新プログラム適用後、特にWebブラウザやテキストエディタで日本語表示に異常がないか、注意深く確認してください。

.NETと.net (2025年5月配信分)

ここでは、2025年5月に配信された.NET Frameworkおよび.NET関連の更新プログラム（2025年5月13日配信分を除く）を一覧でご紹介します。個別の修正内容の詳細については、各ダウンロードリンクよりMicrosoftのカタログページをご確認ください。
現時点では、Windows 10 Version 22H2 向けの更新プログラムのみが確認されています。

• .NET 8.0.16 Security Update (KB5059200)
  • 対象: ARM64 Client
  • ダウンロードリンク：KB5059200
  • リリース日: 2025/05/22
• .NET 8.0.16 Security Update (KB5059200)
  • 対象: x64 Server
  • ダウンロードリンク：KB5059200
  • リリース日: 2025/05/22
• .NET 8.0.16 Security Update (KB5059200)
  • 対象: x64 Client
  • ダウンロードリンク：KB5059200
  • リリース日: 2025/05/22
• .NET 8.0.16 Security Update (KB5059200)
  • 対象: x86 Client
  • ダウンロードリンク：KB5059200
  • リリース日: 2025/05/22
• .NET Framework 3.5、4.8 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (KB5061768)
  • 対象: Windows 10 Version 22H2
  • ダウンロードリンク：KB5061768
  • リリース日: 2025/05/19

【ブログ主注】
Windows 11の各バージョン（24H2、23H2）向けの.NET Framework更新プログラムについては、現在のところ5月13日配信分を除き、本一覧に記載のKB以外は確認できていません。
今後のプレビューロールアップの配信で、追加される可能性があります。

悪意のあるソフトウェアの削除ツール (KB890830)

今回は、ありませんでした。（ツール自体の更新は継続されています）

Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートに対処する

Windows 11 (23H2) から 24H2 への強制アップデートは、ユーザーの意図しない環境変化を引き起こす可能性があります。以下の点に留意し、必要に応じて対応を行ってください。

誤って24H2へのアップデートが始まったのを止める方法

誤って（意図せず/予期せず）24H2へのアップデートが開始してしまった場合は、慌てずに以下の手順で対応してください。

• ダウンロード中の場合： Windows Update設定画面で「更新の一時停止」操作を行ってください。クリーンアップに時間がかかる場合がありますが、そのまま待ちます。
• インストールが始まってしまった場合： 途中で停止するとOSに不具合が発生しやすくなるため、そのまま完了させてください。完了後にPCを再起動し、起動オプションから「以前のバージョンに戻す」（ロールバック）を試みてください。

24H2へのアップグレード自体を停止する方法

自動更新を停止する方法として、以下の手段を検討してください。どうも24H2へのアップグレードだけを個別に止める方法はなく、システム全体の自動更新停止が唯一の手段のようです。

• Windows Pro / Enterpriseエディション： ローカルグループポリシーエディターで自動更新を無効化する。
• Windows Homeエディション： レジストリ操作で自動更新を停止する。

詳細な手順は、以下の外部記事を参照してください。
簡単！Windows 11 24H2への自動更新をブロック！自動アップデートさせない方法とアップデートを元に戻す手順 画像付きで解説【初心者向け】2025年2月版

重要：過去にローカルグループポリシーエディターで設定していた方も、Home版では設定が反映されなくなった事例が報告されています。Home版ユーザーはレジストリでの停止方法への切り替えを検討してください。

最後に

最後まで記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

BitLockerやデバイスの暗号化に関する予期せぬトラブルは、多くのユーザーにとって頭の痛い問題ですが、適切な知識と事前の準備があれば、そのリスクを大幅に減らし、万が一の際にも冷静に対処できます。本記事が、その一助となれば幸いです。

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