この記事について
2025年4月第2週の配信情報です。
今回の更新でも、Win11(23H2)からWin11(24H2)への強制アップデートに留意してください。間違って開始されてしまった場合の対処と、24H2へのアップグレードだけを停止する方法は「Win11(23H2)⇒24H2強制への対処」の項目を見てくださいね。

この記事では、手元PCに落ちてきたKBを紹介しているよ!
.NETほか、手元で落ちてこなかったKBは割愛していますので留意してくださいね。
この記事がお役に立てば幸いです。

今回の更新では、重大な懸念事項があります。
詳細は、記事内の重大な懸念事項を見てくださいね。
留意事項
MSのKB内容に関するアナウンスの提供方法が変更になっています。
1)正式版の導入時にKB内容の詳細が表示されず、前月に提供されたプレビューKBの内容を参照するようにとのリンクだけが表示されるように変更されています。
そのため、KBプレビュー版は基本的に導入しないという場合でも内容は確認しておくようにすることをおすすめします。
2)2024/6より、Win11において、ハイライトと改善点が「段階的な展開と通常展開」の2種に区分けされて記述されるように変更するようです。新機能に関する記述がハイライトと改善点のところでかなり異なるなど、個人的には「見にくくなったかな?」という感想です。
なお、「段階的な展開」はお使いのPCのパーツ構成等によっては導入されない(導入することができない)場合と、導入が可能なものではあるが順次提供されていくものの双方が含まれているようです。
各OSごとの提供している情報元
手元にWin10(21H2)の実機機材がなくなったため、KB配信情報は以下の内容になります。
OS・バージョン | 情報提供しているKBの種類 |
---|---|
Win11(24H2) | AMD CPUの手元実機へ実際に配信されたKBの情報(含むプレビュー) |
Win11(23H2) | AMD CPUの仮想マシンへ実際に配信されたKBの情報(含むプレビュー) |
Win10(22H2) | AMD CPUの仮想マシンへ実際に配信されたKBの情報(含むプレビュー) |
※ 2023年4月より、ネットフレームワークのKB情報はおまけ的な取り扱いとします。
対象 | 内容 |
---|---|
キーワード | Windows、KB、定例配信、不具合、障害、Update、アップデート
アップグレード |
OS/ソフト | Windows、10、11 |
対象読者 | Windows Update関連情報を求める方 |
今回の注意点
・今のところ特にありませんが、下部の重大な懸念事項には留意してください。
・機材の関係なのか、落ちてこないKBがあったり、配信開始時点で落ちてこずにしばらく時間が経過した後や一旦KBをインストールして再起動した後に再確認するとKBが落ちてくる場合があります。

重大な懸念事項
あくまで個人的な懸念です。
今回、Win11(24H2)のロールアップKB5055523で、Windowsハローに関する既知の不具合が報告されています。
個人的には鬼門と捉えている、「セキュリティーに関する大きめの変更」に当たるものと見えます。
少なくとも「障害が発生する可能性がある」と捉えておいてください。
※ 厄介なことに、現状Win11(24H2)では、指紋認証パーツ、カメラなどを認識しなくなるという不具合が多数報告されていますので、Windowsハローが利用できなくなった場合に(指紋認証パーツ、カメラなどが利用できなくなってしまっているために)リセットをしようとしても操作を行うことができない自体になる可能性があります。
特定のセキュリティ機能が有効になっているデバイスに Windows Hello の問題が影響するエッジ ケースがあることを認識しています。この更新プログラムをインストールし、[設定] > [システム] > [回復]から[プッシュ ボタン リセット]または[この PC をリセット] を実行して [個人用ファイルを保持]と[ローカル インストール]を選択すると、一部のユーザーは Windows Hello の顔認識または PIN を使用して Windows サービスにログインできなくなる場合があります。ユーザーに対して、「問題が発生したため、PIN は使用できません。クリックして PIN を再設定してください」または「申し訳ありませんが、顔のセットアップで問題が発生しました」という Windows Hello メッセージが表示される場合があります。
注: この問題は、この更新プログラムをインストールした後に、System Guard Secure LaunchまたはDynamic Root of Trust for Measurement (DRTM)機能が有効になっているデバイスにのみ影響します。この更新プログラムの前に Secure Launch または DRTM が有効になっているデバイス、またはこれらの機能が無効になっているデバイスは、この問題の影響を受けません。
上記記載されているのですが、このようなセキュリティーに関する問題があるKBでは、予期せぬ不具合が発生することが少なくありません。
Dynamic Root of Trust for Measurement (DRTM)機能は、Windows 認証 スタック、シングル サインオン トークン、Windows Hello生体認証スタック、仮想トラステッド プラットフォーム モジュールなどを統合制御している機能です。
利用している場合はもちろんのこと、利用している/いないにかかわらず不具合が発生することも少なくありません。
最悪起動しなくなるようなケースもありえますし、BitLockerの回復キーを求められてしまうようなこともありえると考えられます。
ブログ内の関連記事

【障害予測情報】2025/04/09配信Win11(24H2)のKB5055523【2025/04/09】
Win11(23H2)⇒24H2強制への対処
Win11(23H2)から24H2への強制アップデートへの対応方法です。
手動で操作しないで放置しておくと定例配信されたKBだけが導入されるのですが、手動で更新すると24H2への更新が始まってしまいますので注意してくださいね。
※ または、記事内のダウンロードリンクよりスタンドアローン版を入手して適用してくださいね。
誤って24H2へのアップが始まったのを止める方法
誤って(意図せず/予期せず)20H2へのアップデートが開始してしまった場合は、慌てないで更新の一時停止操作を行ってください。
誤って開始しました。
状態が、まだダウンロード中の場合は、更新の一時停止操作をします。クリーンアップに時間がかかる場合がありますが、そのまま待ちます。
※ インストールが始まってしまっている場合は、そのまま完了させてください。(途中で停止するとOSに不具合が発生しやすくなります)完了後に再起動し、ロールバックするようにしてくださいね。
この画面になればOKです。
24H2へのアップグレードを停止する方法
※ 「24H2へのアップグレードを停止する方法」というか、自動更新を停止する方法になります。どうも24H2へのアップグレードだけを止める方法はなく、これしか手段はないみたいです。
Proとhomeで操作が異なります。紹介する簡単!Windows 11 24H2への自動更新をブロック!自動アップデートさせない方法とアップデートを元に戻す手順 画像付きで解説【初心者向け】2025年2月版記事の手順に従ってください。

重要:homeで、ローカルグループポリシーエディターを有効化しても設定が反映されなくなったようです。ローカルグループポリシーエディターで自動更新を無効化する方法はPro / Enterpriseエディションのみ利用できます。
homeの場合は、レジストリで自動更新を停止してください。
※ 過去にローカルグループポリシーエディターで設定していた方は無効になっていますのでレジストリで停止するように直してくださいね。
OS・Ver.毎のKB配信
OS・Ver.毎のKB配信情報ページです。
なお、今回の記事に載っていない過去分を含めたWindows OS 10/11の各Ver.の更新履歴は以下で確認してくださいね。
Win11/10の既知の問題
Windows10/11の既知の問題の詳細は、以下のリンク先で確認してくださいね。
当ページに貼り付けた状態では、少々見にくく、テキスト内のリンクをすべて貼るのが困難でもあるため、テキスト内のリンクを参照したい方や過去の問題を含めたすべてを閲覧したい場合は、既知の問題をまとめたMSページをご利用ください。
既知の問題のMSページ
Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知
Windows 11、バージョン 23H2 の既知の問題と通知
Win10(旧Ver.)とWin11の累積の既知の不具合や解決方法は以下のページの左側のメニューから自分が確認したいVer.を選択して見てくださいね。
Windows のリリースの正常性・Windows10/11各バージョンの更新履歴・既知の不具合など
1)上記リンクからページを開く。
2)ページ左側のタブで目的の項目を選択する
3)目的のページが開いたら閲覧する
なお、画像ページの上部に検索窓が設置されていますのでこちらも活用してくださいね。
Win11(24H2)
ダウンロードリンク
ロール:KB5055523
2025-04 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5055523)
2025 年 4 月 8 日 – KB5055523 (OS ビルド 26100.3775)
ハイライト
この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティ問題に対処します。改善点
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラムKB5053656 (2025 年 3 月 27 日リリース)の一部であった機能強化が含まれています 。次の概要では、KB 更新プログラムをインストールした後に対処される主要な問題について説明します。また、利用可能な新機能も含まれています。かっこ内の太字のテキストは、変更の項目または領域を示しています。[認証] この更新は、Identity Update Manager 証明書/Pre-Bootstrapping Key Initialization パスでのマシン パスワード ローテーションに影響する問題に対処します。この問題は特に、Kerberos が使用され、Credential Guard が有効になっている場合に発生し、ユーザー認証の問題を引き起こす可能性があります。Kerberosによるパスワード ローテーションに依存するCredential Gurad の Machine Accounts機能も、恒久的な修正が利用可能になるまで無効になっています。
[夏時間 (DST)] 2025 年の政府の DST 変更命令に対応するため、チリのアイセン地域が更新されました。DST の変更に関する詳細については、 夏時間とタイム ゾーンのブログを参照してください。
[PcaUiArm]この更新は、特定のシナリオで予期しない動作を引き起こす、PcaUiArmUpdate 機能に影響する問題に対処します。
以前の更新プログラムをインストールした場合、デバイスはこのパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみをダウンロードしてインストールします。
セキュリティの脆弱性の詳細については、 セキュリティ更新ガイド および2025 年 4 月のセキュリティ更新プログラムを参照してください。
AIコンポーネント
このリリースでは、次の AI コンポーネントが更新されました。AIコンポーネント
バージョン
画像検索
1.7.820.0
コンテンツ抽出
1.7.820.0
意味解析
1.7.820.0
Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5058538) – 26100.3764
この更新プログラムは、Windows 更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上させます。サービス スタック更新プログラム (SSU) により、堅牢で信頼性の高いサービス スタックが確保され、デバイスが Microsoft 更新プログラムを受信してインストールできるようになります。SSU の詳細については、「サービス スタック更新プログラムのオンプレミス展開の簡素化」を参照してください。この更新プログラムに関する既知の問題
現象 回避策 Arm デバイスのプレイヤーが Windows 上の Microsoft Store から Roblox をダウンロードしてプレイできないという問題を認識しています。 Roblox はこの問題に対処するための解決策に取り組んでいます。更新については、Roblox サポート サイトを参照してください。解決策が利用可能になるまで、Arm デバイスのプレイヤーは、 www.Roblox.comからタイトルを直接ダウンロードして Roblox をプレイできます。 特定の Citrix コンポーネントがインストールされているデバイスでは、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムのインストールを完了できない場合があります。この問題は、 Citrix Session Recording Agent (SRA) バージョン 2411 を搭載したデバイスで確認されました。このアプリケーションの 2411 バージョンは、2024 年 12 月にリリースされました。 影響を受けるデバイスでは、最初は設定の Windows Update ページなどから、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムを正しくダウンロードして適用できます。ただし、更新プログラムのインストールを完了するためにデバイスを再起動すると、「計画どおりに進みませんでした。心配する必要はありません。変更を元に戻しています」のようなテキストを含むエラー メッセージが表示されます。その後、デバイスは、以前デバイスに存在していた Windows 更新プログラムに戻ります。SRA
アプリケーションのバージョン 2411 は新しいバージョンであるため、この問題は限られた数の組織に影響を与える可能性があります。ホーム ユーザーはこの問題の影響を受けないと予想されます。
Citrix は、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムをインストールする前に実行できる回避策を含むこの問題を文書化しています。詳細については、Citrix のドキュメントを参照してください。 Microsoft は Citrix と協力してこの問題に対処しており、解決策が見つかり次第このドキュメントを更新します。
特定のセキュリティ機能が有効になっているデバイスに Windows Hello の問題が影響するエッジ ケースがあることを認識しています。この更新プログラムをインストールし、[設定] > [システム] > [回復]から[プッシュ ボタン リセット]または[この PC をリセット] を実行して [個人用ファイルを保持]と[ローカル インストール]を選択すると、一部のユーザーは Windows Hello の顔認識または PIN を使用して Windows サービスにログインできなくなる場合があります。ユーザーに対して、「問題が発生したため、PIN は使用できません。クリックして PIN を再設定してください」または「申し訳ありませんが、顔のセットアップで問題が発生しました」という Windows Hello メッセージが表示される場合があります。 注: この問題は、この更新プログラムをインストールした後に、System Guard Secure LaunchまたはDynamic Root of Trust for Measurement (DRTM)機能が有効になっているデバイスにのみ影響します。この更新プログラムの前に Secure Launch または DRTM が有効になっているデバイス、またはこれらの機能が無効になっているデバイスは、この問題の影響を受けません。
PIN を使用してログインするには、ログオン画面の[PIN の設定] プロンプトに従って、Windows Hello に再登録します。 顔認証ログオンを使用するには、Windows Hello顔認証に再登録し、[設定] > [アカウント] > [サインイン オプション] > [顔認証 (Windows Hello)] の順に移動し 、 [セットアップ]を選択します。画面の指示に従います。
既知の問題のMSページ
Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知
Win11(23H2)
ダウンロードリンク
.NET:KB5054980
ロール:KB5055528
2025-04 Cumulative Update for .NET Framework 3.5 and 4.8.1 for Windows 11, version 23H2 for x64 (KB5054980)
2025-04 Cumulative Update for Windows 11 Version 23H2 for x64-based Systems (KB5055528)
2025 年 4 月 8 日 – KB5055528 (OS ビルド 22621.5189 および 22631.5189)
ハイライト
この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティ問題に対処します。通常展開
[夏時間 (DST) ] 2025 年の政府の DST 変更命令に対応するために、チリのアイセン地域を更新しました。DST の変更の詳細については、 夏時間とタイム ゾーンのブログを参照してください。
改善点
Windows 11、バージョン 23H2
重要: EKB KB5027397を使用して 、Windows 11 バージョン 23H2 に更新してください。このセキュリティ アップデートには品質の改善が含まれています。主な変更点は次のとおりです。
このビルドには、Windows 11 バージョン 22H2 のすべての改善点が含まれています。
このリリースでは追加の問題は文書化されていません。
Windows 11、バージョン 22H2
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラムKB5053657 (2025 年 3 月 25 日リリース)の一部であった機能強化が含まれています。次の概要では、KB をインストールした後に KB で対処される主な問題について説明します。また、利用可能な新機能も含まれています。かっこ内の太字のテキストは、変更の項目または領域を示します。このアップデートでは、OS 内部機能のセキュリティがさまざまな点で改善されています。このリリースでは追加の問題は報告されていません。
以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
セキュリティの脆弱性の詳細については、 セキュリティ更新ガイド および2025 年 4 月のセキュリティ更新プログラムを参照してください。
Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5053665) – 22621.5120 および 22631.5120
この更新プログラムは、Windows 更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上させます。サービス スタック更新プログラム (SSU) により、堅牢で信頼性の高いサービス スタックが確保され、デバイスが Microsoft 更新プログラムを受信してインストールできるようになります。SSU の詳細については、「サービス スタック更新プログラムのオンプレミス展開の簡素化」を参照してください。この更新プログラムに関する既知の問題
現象 回避策 特定の Citrix コンポーネントがインストールされているデバイスは、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムのインストールを完了できない場合があります。 この問題は、Citrix のセッション レコーディング エージェント (SRA) バージョン 2411 のデバイスで発生しました。 このアプリケーションの 2411 バージョンは、2024 年 12 月にリリースされました。 影響を受けるデバイスは、最初に 2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムを正しくダウンロードして適用する場合があります ([設定] の [Windows Update] ページを使用するなど)。 ただし、更新プログラムのインストールを完了するためにデバイスを再起動すると、「予定どおりに完了できませんでした」というエラー メッセージが表示されます。 心配する必要はありません – “変更を元に戻す” が表示されます。 その後、デバイスは以前にデバイスに存在していた Windows の更新プログラムに戻ります。
この問題は、SRA アプリケーションのバージョン 2411 が新しいバージョンであるため、限られた数の組織に影響を与える可能性があります。 ホームユーザーは、この問題の影響を受けないと考えられます。
Citrix は、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムをインストールする前に実行できる回避策など、この問題を文書化しています。 詳細については、Citrix のドキュメント を参照してください。 Microsoft は Citrix と協力してこの問題に対処しており、解決が可能になり次第このドキュメントが更新されます。
既知の問題のMSページ
Windows 11、バージョン 23H2 の既知の問題と通知
Win10(22H2)
ダウンロードリンク
ロール:KB5055518
2025-04 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5055518)
2025 年 4 月 8 日 – KB5055518 (OS ビルド 19044.5737 および 19045.5737)
まとめ
この記事では、このセキュリティ更新プログラムに含まれるセキュリティの問題と品質の改善について説明します。ハイライト
この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティ問題に対処します。改善点
注:対処された問題のリストを表示するには、OS 名をクリックまたはタップして折りたたみ可能なセクションを展開します。Windows 10、バージョン 22H2
重要: EKB KB5015684を使用して、Windows 10 バージョン 22H2 に更新してください。このセキュリティ アップデートには品質の改善が含まれています。主な変更点は次のとおりです。
このビルドには、サポートされている Windows 10 バージョン 21H2 エディションのすべての改善が含まれています。
このリリースでは追加の問題は文書化されていません。
Windows 10 バージョン 21H2 エディション: Windows 10 Enterprise LTSC 2021 および Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021
重要: サポートされているエディションで Windows 10 バージョン 21H2 に更新するには、EKB KB5003791を使用します。このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラムKB5053643 (2025 年 3 月 25 日リリース)の一部であった品質改善が含まれています。以下は、この KB をインストールしたときにこの更新プログラムで解決される主な問題の概要です。新しい機能がある場合は、それも一覧表示されます。かっこ内の太字のテキストは、文書化されている変更の項目または領域を示しています。
[夏時間 (DST)] 2025 年の政府の DST 変更命令に対応するために、チリのアイセン地域を更新しました。DST の変更の詳細については、夏時間とタイム ゾーンのブログを参照してください。
以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
セキュリティの脆弱性に関する詳細については、新しいセキュリティ更新ガイドのWeb サイトと2025 年 3 月のセキュリティ更新プログラムを参照してください。
Windows 10 サービス スタック更新 (KB5054682) – 19044.5676 および 19045.5676
Microsoft では、オペレーティング システムの最新のサービス スタック更新 (SSU) と最新の累積更新 (LCU) を組み合わせるようになりました。SSU により更新プロセスの信頼性が向上し、更新プログラムのインストール中に発生する可能性のある問題が軽減されます。
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。SSU の詳細については、 「サービス スタック更新プログラム」 および 「サービス スタック更新プログラム (SSU): よく寄せられる質問」を参照してください。
この更新プログラムに関する既知の問題
現象 回避策 特定の Citrix コンポーネントがインストールされているデバイスは、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムのインストールを完了できない場合があります。 この問題は、Citrix のセッション レコーディング エージェント (SRA) バージョン 2411 のデバイスで発生しました。 このアプリケーションの 2411 バージョンは、2024 年 12 月にリリースされました。 影響を受けるデバイスは、最初に 2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムを正しくダウンロードして適用する場合があります ([設定] の [Windows Update] ページを使用するなど)。 ただし、更新プログラムのインストールを完了するためにデバイスを再起動すると、「予定どおりに完了できませんでした」というエラー メッセージが表示されます。 心配する必要はありません – “変更を元に戻す” が表示されます。 その後、デバイスは以前にデバイスに存在していた Windows の更新プログラムに戻ります。
この問題は、SRA アプリケーションのバージョン 2411 が新しいバージョンであるため、限られた数の組織に影響を与える可能性があります。 ホームユーザーは、この問題の影響を受けないと考えられます。
Citrix は、2025 年 1 月の Windows セキュリティ更新プログラムをインストールする前に実行できる回避策など、この問題を文書化しています。 詳細については、Citrix のドキュメント を参照してください。 Microsoft は Citrix と協力してこの問題に対処しており、解決が可能になり次第このドキュメントが更新されます。
Windows イベント ビューアーでは、2025 年 1 月 14 日以降にリリースされた Windows 更新プログラムをインストールしたデバイスで、SgrmBroker.exe に関連するエラーが表示される場合があります。 このエラーは、Windows ログ > システムのイベント 7023 に記録されており、「System Guard ランタイム モニター ブローカー サービスは、次のエラーで終了しました: %%3489660935」という内容のテキストが表示されます。 このエラーは、Windows イベント ビューアーが密接に監視されている場合にのみ監視できます。 それ以外の場合はサイレントであり、ダイアログ ボックスまたは通知として表示されません。
SgrmBroker.exe は、System Guard ランタイム モニター ブローカー サービスを参照します。 このサービスはもともと Microsoft Defender 用に作成されましたが、長い間その操作の一部ではありません。 2025 年 1 月 14 日にリリースされた Windows 更新プログラムは、このサービスの初期化と競合しますが、パフォーマンスや機能への影響は観察されません。 この問題で、デバイスのセキュリティ レベルに変更はありません。 このサービスは、他のサポートされているバージョンの Windows で既に無効になっており、現在 SgrmBroker.exe は目的を果たしません。
注: このサービスを手動で開始したり、何らかの方法で構成したりする必要はありません (そうすると、不必要なエラーがトリガーされる可能性があります)。 今後の Windows 更新プログラムでは、このサービスと SgrmBroker.exe で使用されるコンポーネントが調整されます。 このため、このサービスまたはそのコンポーネントを手動でアンインストールまたは削除しないでください。
特定のアクションは必要ありません。ただし、エラーがイベント ビューアーに表示されないようにするために、サービスを安全に無効にしてください。 そのために、次の手順を実行することができます: コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。 [スタート] メニューを開き、「cmd」と入力することでできます。 結果には、システム アプリケーションとしての “コマンド プロンプト” が含まれます。 [コマンド プロンプト] の右側にある矢印を選択し、[管理者として実行] を選択します。
ウィンドウが開いたら、慎重に次のテキストを入力します: sc.exe config sgrmagent start=disabled
メッセージが後で表示される場合があります。 次に、次のテキストを入力します: reg add HKLM\System\CurrentControlSet\Services
\SgrmBroker /v Start /d 4 /t REG_DWORD
コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
これにより、後続のデバイスの起動時に関連するエラーがイベント ビューアーに表示されなくなります。 これらの手順の一部は、組織によって設定されたグループ ポリシーによって制限される場合があることに注意してください。
現在、解決に向けて取り組んでおります。今後のリリースで更新プログラムを提供いたします。
既知の問題のMSページ
悪意
ダウンロードリンク
悪意:N/A
2025/04/09時点では配信されていません。
各OS共通
ダウンロードリンク
ロール:KB5009566
最後に
記事を最後までお読みくださりありがとうございました。
今回の記事は以上です。
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業者名や商品名など
この記事では明示的にプロモーションとして取り扱っているものはありません。
ただし、過去のプロモーションなどで取り扱った商品名や企業名などがプロモーション目的ではなくとも記載されている場合があります。
過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。
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